4 マリエール
公爵領は西の国との交易の権益で財政が潤っていると思っている者が多い。正確には違っている。領内で生産している物を販売している物の方が多いのだ。
4 マリエール
実は、マリエールの故郷の公爵領は良く西の国との玄関口故経済的に豊かであると勘違いされるがそんな事はない。関税も通行税かけていないので交易税による利益はない。利益が出るのはマリエールがアンドロイドが作らせいる品々が交易品と合わせ流通させている故だ。公爵領では流通の統一化が図られいる。特に嘘は言ってないが西の国の物と公爵領の物が混合して売られいるのは否定出来ない。流通を担うのはマリエールのアンドロイド達だ。彼らはマリエールと共有アイテムボックスがあって瞬間に品物が送られる。公爵領から流通する物が全て西の国の原産として受け取められる。西の国は産業国家だ。その認識はあながち誤解ではない。しかし、我が国の王都の住民の多くが誤解している。
例えば王都の居酒屋でこんな会話がされている。
「流石に西の国のエールは美味いな。」
西の国のエールは輸入されていない。
「このハイボールも最高だよ。」
西の国から酒類は輸入されていない。
「この鯛の塩焼が最高だよ。」
西の国から食料品は輸入されていない。公爵領から搬入されたから西の国の物と誤解しているだけだ。輸入品は2割程度しかない。後は公爵領産の物だ。
7年前、第一夫人が急に産業、流通、事業、の活動に熱心になった。アンドロイドはその時からこの世界に現れた。第一夫人はつい先日まで領を担ってきた。マリエールは第一夫人から産業、流通、事業を引き継いだのだ。マリエールが引き継いでから活動が本格的になった。国ににもこの産業、流通、事業が一部導入され始めた。まだ本格的には導入されていない。既得権益があるからだ。それに国全体でのマリエールの活動は始まったばかりだ。
第ニ王子の婚約者となったマリエールは、第ニ王子の活動としてこう言った活動をしていきたいと考えている。国家事業として取り組むのだ。国全体での流通システムの統一を考えているのだ。これはかなり難しい事だろう。簡単には進む事ではない。おそらく第ニ王子が国王になってからだ。長期戦だ。気長にやろう。
停滞していた王太子担当業務も順調に進んでいる。マリエールは完璧に仕事をこなす。国政全般に影響を及ぼす。マリエール中心に政治が回る。国民生活も飛躍的に良くなる。行政も改善する。産業も事業も進む。
マリエールのアンドロイドが全国で活躍する。アンドロイドはマリエールの手足だ。マリエールの理想を実現してくれる。来たる日ために準備しておく。
王妃教育はあまり行なわれる事がなくなった。既にほぼ完璧だし、第一王妃はやる気がない。第ニ王妃は遠慮して顔も出さない。講師陣は何時ものままだけどマリエールに恐れをなして強く出られない。むしろ王妃教育はかくあるべきだとマリエールが提案する。それは的を得て適切な物だ。従わない者は解雇する。絶対的正義はマリエールにある。
第ニ王子は何時もマリエールの側だ。全てマリエールの思いのままだ。マリエール逆らう者はほぼいない。
7年前公爵の第一夫人が産業、事業、流通に積極的に関わるようになった。アンドロイドもその時現れた。




