↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
69/98

076⚫️デザートの前に & 077⚫️自由な摩擦

076⚫️デザートの前に


魔物の国境線を越えた。

と言っても、目印があるわけじゃない。

だいたい、このあたりから魔物が出ることが多くなる・・・そんな感覚。

ベルムの料理は今日も最高。

特にパスタ。

このドラゴンリザードのソース、もう完璧よね。

ルイーザもグラノフも夢中で食べてる。

わたしもだけど。

デザート、何かな。楽しみ。

・・・あれ?

人影?

魔物じゃないよね。



077⚫️自由な摩擦


「あの時の村の人かあ。」とグラノフ。

「はい。あなたたちが魔王を追い払ってくださったおかげで、自由に村を出られるようになりました。本当にありがとうございました。」

ルイーザが首をかしげる。

「ふ〜ん・・・じゃあ、生活が随分変わったんじゃないの?」

「はい。ゴーレムが物を運んでくることはなくなりました。だから今は、自分たちで狩りをしたり、魚を釣ったり、木の実を集めたりしています。」

「それって、食べ物が不足してるってことじゃないの?」とエレナ。

「いえ、不足というほどではありません。畑はこれまでどおり耕していますから。ただ、油や衣服なんかは境界線を越えて物々交換に行きます。手間は増えましたけど。でも、’魔王の秩序’の時にはできなかった家庭内の喧嘩も、今は当たり前にできますからね。」

エレナは小さく呟いた。

「・・・’押し付けられた平和’から、’自由な摩擦’になったってことなのね。」

その言葉を反芻しながら、しばし考え込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。