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075⚫️あとはもうひとりいれば

わたしたちは旅を始める。

ルイーザが笑っている。

グラノフがジョークを言ったのだ。

なによ、それ。

でも、なんか、いいのよね。

自由とワガママ、秩序と抑圧の境界線を求めて

井戸の中から見た青空と大海の、高さと深さと広さを見極めること。

ごめんね、また、ふたりにつきあわせちゃって。

でも、うれしいな。

あとは・・・もうひとりいれば完璧なんだけどなあ。


エレナがそう考えた瞬間、

それは木陰から現れた。

ベルム。

あの世界線でもこの世界線でも

おなじみの顔である。


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