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036⚫️夜の謀略
どうにかして、あの青二才、ジン・ラベンダーを取り込めないものか・・・。
ふん、できれば人質としてこの掌中に収めたい。
そうすれば、公国がいかに未知の技術や魔法に長けていようと、
こちらの要求に従わざるを得なくなるはずだ。
だが、問題は手駒がいないことだ。
イイスギはもはや使い物にならぬ。
キキスギの養育に専念し、かつての鋭さは霧散した。
今や日がな一日、レースを編んでいるだけだ。
ウワバミも’光の守護団’の一員として子を育て、
平穏という名の退屈に馴染みきっている。
かつての手下どもは皆、忌まわしき’あの人格’が築いた穏やかな日々に溺れ、
形ばかりの爵位に満足している。
予の真実を明かすには、あまりに危険すぎる連中だ。
さて、どうやってアヤツを、この城に繋ぎ止めるか。
王はその夜も、静寂の中で一人、執拗に謀略の糸を紡ぎ続けていた。




