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037⚫️’何もない’とすれば幸せである
第10部の世界線のお話 https://ncode.syosetu.com/n8145mf/ ご参照
藤纏月6日 風詠曜日 曇り
この三日間、どうにも集中できない。
時間に余裕があるからだろうか。
特に大きな出来事もなくて、
日々の緊張感が薄れているのかもしれない。
グラノフとルイーザはうまくいっている。
魔王カナタとのあの出来事以来、大きな冒険もしていないから、
チャレンジ・スピリットがなくなってきたのかな。
でも、平穏な毎日っていいことよね。
これは決して退屈なんかじゃない。
もし、この’何もない日々’を乱すものが現れるとしたら、
それはきっと、良くないことなのよね。
エレナはふと、’大賢者’ロイと、霊山のリノの顔を思い浮かべた。
ロイは今、どこにいるのだろう。
一度、霊山に行ってリノと話をしたい。
日記帳を閉じると、エレナはあくびをして眠る準備を始めた。




