025⚫️期末懇談
3学期末の懇談よね。
3日間でクラスの全保護者とだもの。
ちゃんと準備はしたけど、わたし、まだ新任2年目なのよね。
年上の保護者と話すって、なんか緊張するよね。
えっと、明日は初日ね。
授業は午前中だけ。
お昼ご飯、のど、通るかなあ。
「おまたせしました、どうぞ。」
今日最後は尾石さんね。
美佐世さん、ご両親を亡くしたばかり。
後見人が保護者代理って連絡だったけど。
あれっ?若いね。
わたしとそんなに変わらないんじゃないの?
「失礼します。美佐江さんの後見人の高宮 時英です。よろしくお願いします。」
ふ〜ん、女子たちが噂してた’送迎者’って、この人か。
なるほど・・・。
温和な人だったな。
尾石さん、なんか嬉しそうだったし。
うん。ちょっと齢が離れたお兄さん、って感じかな。
落ち着いてたなあ。
見習わなくっちゃ。
「それで、懇談はどうだったのよ?」
「ミサヨさん、よく頑張ってるということでしたよ。学力も学年で2番ですね。」
「ミサちゃん、すごい!大学、選び放題じゃないの?!」
「う〜ん、そうだといいね・・・あれ、それより先に、イヨちゃん、来年は進路決めなくちゃいけないよね。」
「うわっちゃあ!そこはまだ、ふれないでよ〜。」
「美佐世さん、今、通知が来ましたよ。授賞式への参加依頼です。出力しますね。」
「ココアさん、お願いします。どこからかしら?」
「海外からですよ。」
ココアからのデータに、エイミーとアキラは驚く。
こんなに早く評価されるとは。
ジンが紅茶を飲みながら、全てを知っているかのように笑みを浮かべていた。




