↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転猫  作者: 相川秋実
第一章
96/137

96. 幻流の剣士②

 クラウスが向かった先では、仄かな月明かりの下に騎兵が集まり会話をしていた。


 ターゲットである馬車が突然止まったので、どう対処するか話し合っているのだろう。

 薄暗い中この距離ではクラウスが馬から降りて駆けてきたところまでは認識できなかったようだ。


 ・・・5人か。まあ、この程度なら問題ないか。リーダーは・・・奴だな。


 クラウスは一瞬の判断でリーダーを見極めると、姿勢をさらに低くして突撃していった。

 リーダーらしき男がクラウスの姿を把握し一瞬の動揺の後に指示を出そうとした時には、彼の首と胴は泣き別れをしていた。


 残りの4人に再び動揺が走った。

 そしてその後はほぼ一方的な戦いとなり、決着はすぐについた。

 


 ・・・



「おらあっ!」

「がっ!」


 ガイアの剣戟が男の腹を切り裂いた。

 男はそのまま落馬し、地に伏して動かなくなる。


「今ので最後が。意外と手間取っちまったな。さっさと次行かねぇと」


 ガイアが額の汗を拭うと、背後から馬のひづめの音が近づいてきた。

 ガイアは即座に音の方に向きを変え身を構える。

 

「よお。生きてるかガイア?」

「クラウスか。もう後ろの奴らは倒したのか?」

「ああ。ここで最後だが・・・どうやらこのまま終わりと言うわけには行かないらしいな」

「ん?どういうこと・・・」


 クラウスに促されてガイアが視線を移した先で、暗闇の中に光が走った。


『っ!』


 2人は襲い掛かる紫電の矢を辛くも避けた。

 暗闇の中に、クラウスが乗ってきた馬の悲鳴が響き渡った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。