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ヒロが消えた
『ヒロちゃん!!!』
お母さんの叫び声が耳に響いた。
そして、私の意識が無くなった。
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『マスター、ご実家から緊急通信です。』
実家から?!
ヒロに何かあったのか?
『マティアス、どうしょう、消えたの!
いなくなったの!!』
おふくろの金切声が届く。
『おふくろ、落ち着いてくれ。
何があったか説明してくれ!』
『どうしょう、ヒロちゃんが、ヒロちゃん、が、、、。』
ヒロがどうしたって?
何があった?
『マティアス、わしだ。
わしと母さんの目の前で突然光りに包まれて、気が付いたら消えていた。
わしが付いていながら、済まん。』
おやじが代わりに話し出し、謝られる。
光りに包まれて消えた?
『侵入者の形跡は?』
『無かった。
光りに包まれてから消えるまで、ほんの数秒だった。
何かの呪術によるものだろうが、手掛かりは皆無だ。』
ヒロが消えた。
呪術?
ヒロを子供の姿に変えていたのと同系統の呪術だろうか?
呪術師長は何と言っていた?
確か、この国の術では無いと?
この国では無いとすれば、どこの国だ?
キナ臭くなってきた北海の先にある国の内紛。
そして、密入国してきた輩。
これは、偶然か?
ヒロを連れ去った者と関係があるのか?
考えろ、俺。
今は何をすべきだ?
どう動くべきだ?
考えろ、考えろ、考えろ!!




