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マティアスさんのお嫁さんにして

『ヒロ、本当に後悔しないかい?』


『しない。

今、マティアスさんのお嫁さんにならなかったら、その方が後悔する。』


『分かった。

俺も腹を括ろう。』


そう言って、マティアスさんは私の足元に膝まついた。


『ヒロ、俺と結婚してくれ。

俺の嫁になって、家族となってくれ。

出来れば子供が欲しいが、ヒロと二人の人生でも楽しいと思う。


愛してる。

一生、俺と共に生きてくれ。』


『はい!

勿論、私も愛してます!!

お嫁さんになれるなんて嬉しい!』


私はマティアスさんにしがみつく。


今宵、私はマティアスさんの妻になります!!




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※





『お嫁さんになれるなんて嬉しい!』


そう言って抱き付いてきたヒロ。

柔らかな身体と、風呂上がりらしい良い香りが俺を惑わす。


嫁にするって言っても、いきなり押し倒して貪るわけにもいかないだろうが。


『ね、マティアスさん?』


色気のある声音と瞳で俺を誘うヒロ。


いやいや、イヤ、まだ大人になりきってない彼女が誘うなんて事をする筈がない。


これは、俺の劣情が見せる幻に違いない。


ヒロはただ単純に、添い寝を希望しているだけなのだろう。


ヒロを横抱きにし、ベッドへと入れてやる。

そして、添い寝すべく、俺も身を横たえる。


生憎子守唄は歌えないが、彼女の背を撫でてやる。


『ほら、眠りなさい。』


ヒロは不満そうな顔をして、俺にしがみついてきた。


そして、唇をあわせる。


『マティアスさんの本当のお嫁さんにして?』


キスを重ねながら、ねだってきた。


う、、、そういう意味に捉えて良いのか?


初夜が、こんな、両親の家の俺の部屋で良いのか?


『おねがい。』


もう、脱帽だ。


俺は部屋に防音と密室の魔法を展開し、自分にクリーンの魔法を掛けた。




もう、逃がしてやれないぞ?




☆★☆★☆★☆



そして、翌朝、ベッドの中のヒロに見送られて冒険者ギルドへと戻った。

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