マティアスさんのお嫁さんにして
『ヒロ、本当に後悔しないかい?』
『しない。
今、マティアスさんのお嫁さんにならなかったら、その方が後悔する。』
『分かった。
俺も腹を括ろう。』
そう言って、マティアスさんは私の足元に膝まついた。
『ヒロ、俺と結婚してくれ。
俺の嫁になって、家族となってくれ。
出来れば子供が欲しいが、ヒロと二人の人生でも楽しいと思う。
愛してる。
一生、俺と共に生きてくれ。』
『はい!
勿論、私も愛してます!!
お嫁さんになれるなんて嬉しい!』
私はマティアスさんにしがみつく。
今宵、私はマティアスさんの妻になります!!
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『お嫁さんになれるなんて嬉しい!』
そう言って抱き付いてきたヒロ。
柔らかな身体と、風呂上がりらしい良い香りが俺を惑わす。
嫁にするって言っても、いきなり押し倒して貪るわけにもいかないだろうが。
『ね、マティアスさん?』
色気のある声音と瞳で俺を誘うヒロ。
いやいや、イヤ、まだ大人になりきってない彼女が誘うなんて事をする筈がない。
これは、俺の劣情が見せる幻に違いない。
ヒロはただ単純に、添い寝を希望しているだけなのだろう。
ヒロを横抱きにし、ベッドへと入れてやる。
そして、添い寝すべく、俺も身を横たえる。
生憎子守唄は歌えないが、彼女の背を撫でてやる。
『ほら、眠りなさい。』
ヒロは不満そうな顔をして、俺にしがみついてきた。
そして、唇をあわせる。
『マティアスさんの本当のお嫁さんにして?』
キスを重ねながら、ねだってきた。
う、、、そういう意味に捉えて良いのか?
初夜が、こんな、両親の家の俺の部屋で良いのか?
『おねがい。』
もう、脱帽だ。
俺は部屋に防音と密室の魔法を展開し、自分にクリーンの魔法を掛けた。
もう、逃がしてやれないぞ?
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そして、翌朝、ベッドの中のヒロに見送られて冒険者ギルドへと戻った。




