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第9話 神主の嘘

世界に様々な違和感が生じ始めた。そして神主がだんだん怪しい言動を!?

第9話スタート!!

晴人が登校すると、男子友達との会話に少し違和感がある。

友達「そういえば晴人、お前って妹いたっけ?」

晴人「は?」もちろん妹なんていない。

しかし友達は「勘違いか」と流してしまう。

晴人だけが妙な違和感を覚える。


昨日見つけた写真の裏。文字がさらに増えている。

「残り三日」

美琴「昨日より増えてる…」そこで神社へ向かう。


神主は写真を見るなり青ざめる。

神主「もう止められない…」

晴人「止める方法は?」

神主「…ある」あるのか!

晴人・美琴「!」

神主「だが、その方法を選べば別の誰かが器になる」二人は言葉を失う。

「誰かを犠牲にしなければ助からない」という新事実が判明する。


帰り道。生徒手帳を見る。性別欄。「男」

……

数秒後。「女」

晴人「え……?」

慌てて閉じる。もう一度開く。「男」また戻っている。

世界が不安定になっている。


少女が現れる。

少女「もう時間がない」

晴人「誰かが犠牲になれば助かるって本当なのか?」

少女は悲しそうに笑う。

少女「その言葉を信じたから、私は私になった。」

つまり、神主の言葉を信じた結果、少女は儀式の犠牲になったことを示唆する。その直後。「鏡を……」

ノイズ。消える。


夜。神主が祠へ。暗闇の奥。

???「器は順調か?」

神主「…はい」

???「今回は”抵抗”しているようだな」

神主「ですが三日後には終わります。」最後に中央の鏡が映る。そこには制服姿の少女。

その顔は、昨日よりもさらに晴人に近づいていた──。


朝。晴人は目を覚まえ、いつものように制服へ手を伸ばす。しかし制服は女子用だった。

晴人「……え?」母が部屋へ入ってくる。

母「晴香、早くしないと遅刻するわよ。」

晴人「晴香……?」一瞬、母は不思議そうな顔をする。

母「何言ってるの? あなた、自分の名前忘れちゃったの?」晴人は慌てて机の上の学生証を見る。

『晴香』

性別──女。

晴人「違う……俺は晴人だ!」もう一度目をこする。

学生証は再び『晴人』に戻っていた。

晴人「夢……じゃない」世界が少しずつ書き換わっている。


学校へ向かう途中、美琴と合流する。

美琴「顔色悪いよ」

晴人「今日……母さんに晴香って呼ばれた。」美琴は息を呑む。

美琴「記憶まで変わり始めてる……」


昼休み。美琴は卒業アルバムを再び調べる。昨日まで晴人だった写真。今日は髪が少し長くなっている。

制服も女子用に変化していた。

美琴「変わる速度が上がってる……。」ページをめくる。例の少女の写真。その顔は以前より晴人にそっくりだった。

美琴「まさか……」


放課後。二人は再び神社へ向かう。しかし神主の姿はない。代わりに社務所の奥から古い日記を見つける。

『昭和五十二年 儀式記録』

美琴「これって……」中を開く。

『器候補 一名』『失敗』『鏡を破壊され儀式中断』

『次の器を待つ』

晴人「昔にも鏡を壊した人がいた……?」さらにページをめくる。

『少女は消失』『存在を書き換えられた』最後のページだけが破られていた。


帰り道。少女が再び現れる。以前より輪郭がはっきりしている。

少女「……日記を見つけたのね」

晴人「お前も器だったのか?」少女は静かに頷く。

少女「私は鏡を壊そうとした」

晴人「じゃあ助かるのか!」

少女「……失敗した」

美琴「どうして?」

少女「鏡は一枚じゃない。」

晴人「え……?」

少女「本物を壊さない限り終わらない。」その瞬間、少女の身体に無数のひびが入る。

少女「急いで……」

「残り……二日」ノイズが響き、少女は消えた。


夜。神主は地下の鏡の間へ。中央の鏡の前に立つ。

???「日記を見られたようだな?」

神主「申し訳ありません…」

???「ならば予定を早めろ」

神主は静かに頷く。中央の鏡が赤く輝く。その鏡には眠る晴人の姿。そして鏡の向こうから、もう一人の晴人がゆっくりとこちらへ手を伸ばしていた一一。

なんやかんやミステリーになりつつあるこの作品。そろそろ百合展開入れたい。第10話お楽しみに!!!

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