Aランク冒険者達
夏休み〜 5
勉強ばかり 7
嫌になる〜〜 5
ベイスさんからオークの集落発見の報告を聞いて、アルベルトさんはひたいに汗を垂らしていた。
「500の規模なんて最高クラスじゃないか…やばいな…ベイス!サブギルドマスターのレディアに情報を提供した人物に詳しく話を聞くように伝えてくれ。あとは、王都にいるCランク以上の冒険者にこの事を報告!これは緊急依頼だ。全員を参加させろ!不幸中の幸いか王都にいるAランクの冒険者は全員いる。Aランク冒険者を全員ここに呼べ!全員が揃い次第会議を開く!」
「は、はい! わかりました」
そう言ってベイスさんは部屋から出ていった
「すまないね。ランクを上げて早々こんなことが起きるなんて。悪いけどこれは緊急依頼だ。全員がAランクの君たちにも参加して貰うよ」
アルベルトさんはそう俺たちに謝った
「まぁいいですけど…正直いってそんなに人数いりますか?俺たちだけで集落なんて崩壊させられると思いますけどね。所詮オークでしょ?なぁハルカ」
「そーだよね。オークって言えば雑魚中の雑魚キャラだし…」
俺とハルカがそんな話を、リナ セシリア アルベルトさんが信じられないという顔で俺たちを見ていた。 どうしたというのだろうか…
「何をいっているんだい?君たちは…オークといえば一体だけでCランク級の魔物じゃないか!それが集落を作り群れで襲ってくるんだ。並みの冒険者じゃ歯が立たない…しかも推定500の集落だ。確実に上位種のオークジェネラルやオークメイジ、オークソルジャーもいるだろう。オークの1番上のランクはオークキングだ。オークキングはSランクだ。正直いって絶望的だよ。僕のランクはSランクだけど魔物のランクと冒険者のランクは別物…オークキングはSランクパーティの討伐対象なんだよ…」
そうアルベルトさんはだんだん声を小さくしながら俺たちに説明した。たしかに俺が知っているファンタジーのオークよりも強いのだろう。だけど俺たちのパーティなら余裕だと思うのだが…
「アルベルトさん。それって俺達だけで行ったらダメか?多分俺達だけで勝てると思うんだけど…」
「たしかにSSSランクの魔物を倒した君たちならいけるかもしれないね…けど、戦闘は何が起きるかわからないし、僕たちに報告された時点で多くの冒険者がこの事を知っている…その状況で君達だけを向かわせることなんてできないんだ。悪いけど他の冒険者達と一緒に今回の依頼を行ってくれないかい?」
できれば実力は隠しておきたかったんだが…
俺がそう思っていると俺の女性達が…
「まぁいいじゃんレンくん。ここでレンくんの強さを見せつけてやろーよ」
「そうですレン様。レン様のお強いお姿を全員に見せつけてやりましょう。それにオークは女の敵です。駆逐しなければ!」
「私はレンさんの戦う姿をまだ見ていませんからね。是非見てみたいです。」
「主様〜私も戦いたーい」
どうやら皆やる気のようだ。じゃあ俺もやるしかないな!
「わかりました。アルベルトさん協力させていただきます」
俺はアルベルトさんにそう言った
「ありがとう。おそらくだけど君達がメインに戦ってもらわないといけないと思う。よろしく頼む」
そう言ってアルベルトさんと俺が握手をした時、扉がノックされて4人の人が入ってきた。どうやらギルドのAランクの冒険者のようだ
「あぁ?みねぇ顔がいるなぁ!ギルマスそいつら誰だ?」
大剣を背負ったガラの悪そうな男がアルベルトさんにそう聞いた。
「彼らもAランクの冒険者だ。とりあえず座ってくれ、会議を始めよう」
そう言って全員が椅子に座った。
「全員急に集まってもらってすまない。話は聞いていると思うが今日集まってもらったのはオークの集落が発見されたからだ。規模はおよそ500」
アルベルトさんがそう言うと、冒険者の人達に緊張が走った。
「正直。厳しい戦いになると思うが君たちの協力がなければ決して勝つことはできないだろう。戦力は少し足りないがオークの繁殖力は凄まじい。すぐにでも討伐に向かわなければならない。よろしく頼む」
そう言ってアルベルトさんは頭を下げた。普段ギルマスのアルベルトさんが頭を下げることなどないのだろう。皆驚いていた
「あの〜協力していかないといけないというのはわかりました。けれどこの方達はどなたなのでしょうか?見たことがない方達なのですが?」
おそらく魔法使いであろう女性がそう聞いてきた。
「あぁ、そうだったな。まずお互い自己紹介をしておこうか。まずは私から。私はギルドマスターのアルベルトだ。適正魔法は雷魔法。ランクはSで『雷帝』とも呼ばれている」
「では次は私が。私はアイナ。魔法使いで適正魔法は火魔法でランクはA、隣の夫と2人で『光炎』というパーティを組んでいるわ」
アイナさんは赤い髪を長く伸ばしている美しい女性だ。
「俺の名はブランカ、剣士で適正魔法は光だ。ランクはAランク。アイナも言ったが2人でパーティを組んでいる」
ブランクさんは金髪のイケメンだ。アイナさんと並ぶと絵になるなぁ…
「僕はローランド。槍使いで適正魔法は火で『オーガの牙』っていうパーティのリーダーをやってる。よろしくね」
ローランドさんは大柄で優しそうな人だ。
「俺はケイオス。大剣使いで適正魔法は土だ『ドラゴンバスター』ってパティのリーダーだ」
ケイオスさんは先ほどギルマスに俺のことを聞いたガラの悪そうなやつ。ドラゴンバスターってなんだろ…ドラゴンばっか狩ってんのかな?
そう思ってると次は自分たちの番になった。俺は椅子から立ち上がり
「レンだ。刀使いで適正魔法は時空魔法。ここにいるやつらと『時空の刃』というパーティを組んでいる。よろしく頼む」
「けっ!時空魔法なんて外れ職じゃねぇか。てめぇほんとにAランクか?」
俺が自己紹介をするとケイオスが絡んできた。まぁ予想はしていたからいいんだけど…おい!リナ殺気を出すな!
「時空魔法は外れ職じゃないですよ。それに時空魔法はLVが6を超えるととても想像もつかないほど強くなりますから」
俺がそう説明すると、ケイオスはそれを鼻で笑った
「ふん、時空魔法が強いだぁ?んなわけねぇだろ。アイテムボックスしか使えねぇくせによ。まずてめぇの時空魔法のLVが6以上っていうのが怪しいところだぜ?」
とケイオスがバカにしてきた。まずいな…俺は構わないんだが隣からリナの殺気が溢れ出している…
「落ち着けリナ」
そう言って俺はリナの頭をポンポンと叩いた
「そーですね…さすがに魔法は見せることはできませんが、LVが6以上というのは見せましょうか」
そう言って俺はアイナさんの元に歩いていく
「アイナさん。取引をしませんか?」
俺はアイナさんにそう尋ねる
「取引?」
「はい、アイナさん私に火魔法を『伝授』していただけませんか?代わりに私が時空魔法を『伝授』しますよ」
俺はアイナさんを鑑定した時、火魔法のレベルが6なのを知っていた。だからアイナさんにこの取引を持ち出したのだ
「面白いわね、いいわ。『伝授』してあげる。本当にアイテムボックスが使えるようになったら、マジックバックも買わなくていいしね」
そう言ってアイナさんは俺の手を掴んだ。そして俺とアイナさんは光だし、そして光がおさまった…
俺は鑑定で火魔法が使えるようになったことを確認して、アイナさんに時空魔法を『伝授』した。
アイナさんは本当に時空魔法のアイテムボックスが使えるようになって驚いていた。信じてなかったのか?
それを見てケイオスは俺を睨みつけていた。俺がなんかしたかなぁ…
「ケイオスわかっただろ?彼は本当に強いよ。彼らはまだギルドに登録してから数日しか経ってない超期待の新人だ。ちなみに彼らはあの『死神』を討伐している。今回の作戦の鍵になるであろう人達だよ」
それを聞いて皆信じられないという顔をして俺たちを見て来た。死神の討伐の話を聞いたらそうなるか…
そしてブランカさんが急に立ち上がり俺に殺気をはなってきた。俺はそれより強い殺気をブランカさんにぶつける。するとブランカさんは力が抜けたように椅子に座り落ちた
「はぁ、お前は本当に強いんだな。疑ってすまなかった。これでも俺とアイナはあと少しでSランクに上がれるほどの実力だ。それをこうも簡単に…本当に何もんだ?」
「内緒です」
俺はそう答えておいた。そのあとハルカ、リナ、セシリア、ハティ、アイの自己紹介をした。
ハティとアイことを聞いて皆とても驚いていた。
あと、ケイオスがセシリアのことを見て顔を赤くしていたのは気のせいだろう…
挨拶が終わったところで、1人の女性が部屋に入ってきた。
「あぁ、来たねレディア。さて作戦会議を始めるよ」
そしてオーク集落討伐の作戦会議が始まった
次更新いつになるかなぁ…




