屋敷での戦い
面白いと思ったらブックマーク登録お願いします
「あれが聖女なのか⁉︎」
俺はアイが言ったことにとても驚いていた。俺は目の前の女性を見る。高価そうな服はボロボロで所々破れている。そして、そこから見えるのは残念な絶壁・・・聖女というならこう…もっと包容力がないといけないというか…
「レンくん、なんか変なこと考えてない?」
「イエ、ソンナコトナイデスヨ」
やはりハルカには敵わないと思う…なんだろもし日本だったら俺完全に尻に敷かれそう…
「そんなことより不思議ですね…あれが本当に20年前に帰ってこなくなった聖女様ならばもっと歳をとっているはずです。でも、見る限り私たちと同い年ぐらいにしか見えないです」
たしかにリナの言う通りこの聖女様は俺たちと同じぐらいの歳にしか見えない。
「死んでるのかな?そしてその後取り憑かれたとか?」
ハルカがそう聞いてくる。
「いや、空間感知では彼女は確かに生きている。なぜかわからないけどな…」
「え、なんで?わけわかんないんだけど…」
「そりゃぁ…ファンタジーだからだろ!」
「ねぇレンくん、困ったことがあったら全部その理由で解決しようとしてない?」
「そんなこと・・・ないぞ・・・」
俺は一旦この会話を切り上げて、聖女の方を見る。
「おい!お前は何者なんだ?」
俺は目の前の聖女(に取り付いているやつ)に問いかける。
「私は『レイス』の王!キング・レイスだ!」
そのままじゃねぇか…まぁいいけど
「なんで聖女に取り付いている?そしてなぜ彼女は歳をとっていない?」
「はぁ…質問の多い人間よ。まぁいい、冥土の土産だ教えてやろう。私がこいつに取り付いている理由は俺の弱点を無くすため。歳をとってないのは止めているんだよ。もし死んだら魔法が使えなくなるからな」
「弱点の克服?と言うことは聖魔法に耐性をつけたと言うのか?」
「そう言うことだ。こいつが俺を討伐しに来た時、俺は危うく敗れかけたが、なんとかこいつを倒しこの体に乗り移った。そして20年かけてゆっくり俺は自分に聖魔法をかけ続けた…そして俺はついに聖魔法耐性を手に入れた!これで俺は無敵だ!そして俺はこの世界を征服する。これしきの結界で俺を止められると思っている人間は愚かだよなぁ」
なるほど、この屋敷でこいつは力を蓄えていたということか…レイスにとって唯一の弱点を克服したんだ。こいつは強いんだろう…はぁ王様め…後で絶対報酬上乗せしてもらうからな…
「なるほど、ということはお前はダメージを受けることはない…つまり無敵だと言いたいことか」
「そういうことだ人間よ。そしてお前はこの女より強いだろう。貴様を乗っ取って俺はさらなる高みに登るとしよう」
なるほど…ダメージが全然通らない強敵か…おもしろそうじゃねぇか!
「なるほど、じゃあやってみな!」
俺は不敵に笑ってそう答える。
すると聖女の体からなにかが抜け出した。そして聖女はそのまま倒れる。その前に現れたのは黒いローブで全身を隠した骸骨だった。
「いや、レイスで実体がないんじゃないのかよ」
「ふん!あんな自分の体を持たない雑魚と一緒にするな」
そう言って奴はどこからかわからないが大きな鎌を持った。どうやらあれが武器らしい
『ハルカ少し奴の注意を引きつけてくれ!俺が聖女を回収する』
『わかった』
俺がアイを通してハルカに指示を出す。するとハルカは氷の塊を作り出し発射した。 それは見事に命中し俺はその間に瞬間移動で聖女を回収する。しかしあまりきいていないようだ
「ふん、人間にしてはなかなかの威力じゃないか少し痛かったぞ。まぁなんのダメージもないがな…そして、今更そんな女回収したところで別にどうとでも構わないんだがな」
「まぁ気にすんなよ。この子がいるとあまり本気を出せないんだ。巻き込んじゃうしな。ていうか言葉話せるんだな…聖女の体じゃなくなったのに」
「20年もそいつに乗っ取っていたんだ。言葉ぐらい覚える。して…これでお前達と全力でやれるってことだな?」
「まぁそーだな。全力で相手してやるよ」
『ハティ!もう少し離れてて彼女をみててくれ!』
「ウォン!」
そして、ハティは聖女を咥えて部屋の端に移動する。
そして俺は空間を作成する
「ほぉ、これは?」
空間をつくったこと気づいたようで奴は俺に聞いてくる。
「なに、破壊不能の結界を張っただけさ。俺たちが全力で戦うとこの屋敷が…いや、王都が壊れてしまうからな」
「ふははは、面白い冗談だ」
どうやら奴には冗談だと思われたらしい…本当のことなんだけどなぁ…とりあえず『鑑定』
キング・レイス
ランク:SS
適正魔法:闇魔法lv6
ユニークスキル:死者の魂LV8
スキル:鎌術LV8、聖魔法耐性LV10、指揮
なんちゅう奴が王都にいるんだよ⁉︎危険すぎだろ!俺がいなかったら多分王都滅んでるぞ
「ハルカ、リナこいつは全力でやらないとたぶんやばい。気をつけていくぞ」
「「はい」」
「ではいくぞ!」
そう言って奴は俺に鎌を振る。まぁいくら鎌術が高くても身体強化がなければ俺もリナも捉えられない。俺はそれをかわし2つの刀で斬りつける。そして後に続いてリナも風を纏った刃で斬りつけた。そしてそこにハルカの魔法の大量の水の鞭が奴を叩きつける。
「どうだ?」
しかし、煙が晴れると奴は倒れていなかった…まじかよ大体の魔物ならこれでもう終わりなのに…
「ぐっ…お主ら本当に人間か⁉︎聖魔法も使っていないのに俺にダメージを与えるなど…」
どうやらダメージは少しでもあるようだな…ということはこれを続ければ勝てるのか?いや、たぶん無理だろう。なら…
「ハルカ、リナ!奴にダメージは通る!一気に決めるぞ」
「わかった」
「了解です」
そして俺は2本の刀を鞘に戻し、天絶を構える。いわゆる居合斬りの形だ。そして俺は一気に加速し天絶を一閃!
『空間切断!』
「ぐおおお」
しかし奴は真っ二つになることなく俺の空間切断を耐えきった。
「なんだ、今の技は…貴様は「おい、よそ見してていいのか?次くるぞ」なに?」
俺が教えてやると奴の周りには無数の氷の塊が浮かんでいた
「くらえ!『氷の雨』」
そして奴に大量の氷の塊が降り注ぐ
「ぐおおお…はぁはぁ…くそっ!」
そして奴はまた耐えきり立ち上がろうとする。しかし・・・
「まだ終わってませんよ。くらいなさい!切れる竜巻!『サイクロン』」
今度はリナが作った竜巻が奴を飲み込み切り刻んでいく。そして先程のハルカの氷のかけらも奴を切り刻んでいく…
竜巻を解除すると、そこにはボロボロになったキング・レイスがいた。まだ耐えきったか…
「はぁはぁ、ありえない…この私が負けるだと?しかも人間ごときに…くそっ!ありえない、ありえない、ありえない!こうなったら仕方ない!こい!我が手下達!」
奴がそういうと屋敷中の『レイス』が奴に集まっていく。そしてどんどん奴に吸収されていくように消えていく。そして奴はだんだんと大きくなっていく…『鑑定』
キング・レイス(暴走状態)
ランク:SSS
適正魔法:闇LV8
ユニークスキル:死者の魂LV10
スキル:鎌術LV9、聖魔法耐性LV10、指揮
「はぁはぁ、覚悟しろよ人間が!皆殺しにしてくれるわ!」
はぁ仕方ない…第二ラウンドの開戦だ!
なんでかなぁ、ダメだって思うのに携帯を触ってしまう…確実に依存症やわ…




