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世界最強は時空魔法!  作者: ポポポンノポン
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24/42

エナクの父

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「おい、ちょっと待てよ。なんでこの街の領主に報告しなきゃならねーんだよ」


俺はいきなり領主に報告すると言い出したガルムにそう問う


「当り前だろう!こいつはSSS級犯罪者だぞ!この街だけじゃなく各国にも伝えられるわ!」


俺は開いた口が塞がらなかった…こんなことになるなんて…


「はぁ、わかった。とりあえず明日朝早くギルドに来るよ。今日はもう帰るわ。なんかあったらスライムの森って宿に泊まってるから連絡くれ」


「わかった。スライムの森だな」


そう言って俺達はギルドを出る。


「ねぇお兄ちゃん、今から私の家にこない?お礼もしたいし」


そう言ってエナクが俺たちを誘って来る。目を瞑っているとなんか怪しい言葉に聞こえるが、相手は小ちゃな子供だ。おそらく水薔薇の花のお礼だろう。


「いいのか?お父さんは病気じゃないのか?」


俺はエナクに質問する。


「うん、病気が発症してからまだそんなたってないから、すぐに良くなると思う。お父さんもお礼したいだろうし」


「そうゆうことなら、お邪魔しようかな?」


「やった!じゃあこっちこっち!」


エナクはそう言って、俺の手を引っ張って行く。その後にハルカとリナとハティが付いて来る。


しばらく歩いていると街の雰囲気が変わった。どうやらここは職人街のようだ


「ここだよ!」


そう言ってエナクは立ち止まった。どうやらここは鍛治工房のようだ。


「お父さんただいま!」


「おかえり…エナク…どこいってたんだ?」


そう言って中から顔が白くなっている男の人がてできた。おそらくこの人がエナクの父親だろう。


「お父さん!寝てないとダメじゃない!病気なんだから!えっと…今日は冒険者ギルドに行って水薔薇の花を取ってきてくれる人を探してたの」


エナクはそう説明する


「冒険者ギルド⁉︎そんなとこに1人で行ってたのか?危ないじゃないか!」


「ごめんさない…で、でもね!このお兄ちゃん達が水薔薇の花を取ってきてくれたの!」


そう言ってエナクは俺たちを紹介して来る。


「どうも、冒険者ギルド所属のレンと言います。そしてこっちがハルカ、こっちがリナです」


そう言って俺たちは頭を下げる


「どうもエナクの父のダダと言います。この度は娘が迷惑をかけてすいませんでした」


そう言ってダダさんも頭を下げた。


「ところで、ほんとに水薔薇の花を?」


ダダさんがそう尋ねて来る。俺は頷いて水薔薇の花を取り出した。ダダさんはほんとに取ってきたとは思ってなかったんだろう。とても驚いていた。でも急に顔をしかめる


「すいません…私にはこの花の代金を払うことはできません。だからこの花は…もらえません」


「安心してくださいダダさん。もう依頼達成の報酬はエナクから頂いています。だからもうこの花はエナクのものです」


そう言って俺はエナクに水薔薇の花を渡す。そしてエナクの背中を押してやる。エナクはそのままダダさんの元に歩いて花を渡す


「お父さん、お願い。これを食べて…お父さんが死んじゃったら私・・・わたし…」


そう言ってエナクは泣きだす。

そしてダダさんはエナクを抱きしめ頭を撫でる。


「すまん、エナク…無理を言ってでも貰って食べるべきだった。レンさんありがとうございます」


そう言ってダダさんは水薔薇の花を食べる。すると白かった顔がみるみる健康的な顔色に戻っていく。すぐに治るなんて…うん、さすがファンタジー!


「レンさん、本当のありがとうございました。私が死んでしまうとエナクはおそらく奴隷になっていたと思います。あ、なにかお礼をくださいませんか?私は鍛治職人です。なにかレンさんにあった武器や防具を作りますよ」


ダダさんはそう提案してくる。新しい武器か…俺はどんな武器でも扱える…あ、なら・・・


そう言って俺はダダさんに作って欲しい武器の概要を伝える。投げ道具で四つの尖った刃がある日本の武器。そう手裏剣だ


作れるか?とダダさんに聞くと可能らしい。ただ量産してもらうので受け取るのは、また今度にしてほしいということだ。俺たちは自分たちの泊まってる宿を教えて帰るとかにした。


「お兄ちゃーん」


そう言ってエナクが俺たちを追いかけてきた。俺はエナクに目線を合わせるためしゃがんだ


「どうした?」


「えーとね…ありがと『チュッ』・・・じゃあね」


そう言ってエナクは俺の頬にキスをして走って言ってしまった。俺は固まったまま動けなかった。


「レンくん、さすがにあの歳の子に手だしたらダメよ。犯罪だから」

「ださねぇよ!」


そうして俺たちは宿に帰る。女将さんに聞いたところ従魔は裏の厩舎のスペースを使っていいのだそうだ。そしていったん俺たちは女将さんにハティの飯代をわたし、部屋で一休みし後自分たちの夕食を取っていた。するとダダさんが食堂に走りこんできた。そして俺たちを見つけると慌ててこっちに向かってきた。


「どうしたんですか?ダダさん」


俺がそう尋ねる。


「エナクが・・・エナクが攫われてしまいました!」


「「「え⁉︎」」」


いったい犯人はだれなんだ⁉︎まぁだいたい想像つきますよねw




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