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絶望老人が異世界転生をしたら、99年間で最強無双になってしまった!  作者: 賭博士郎C賢厳
K.レギザス王国編

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332/333

317、レギザスの砦:1

  ●【No.317】●



 かつてレギザス王国があった場所、今は更地になってる。


 あのヴァグドーたちが建物を破壊して、他の者たちが破壊した建物の瓦礫などを運搬・撤去する。 それを繰り返し、十日間で王国廃墟にあった建物の破壊と瓦礫の運搬・撤去をして王国跡地を更地にした。 ただ王国敷地内は跡が残ってるので、ある程度の広さはわかる。 建物の瓦礫は、ヴァグドーが指定した円形の置き場に積まれて置かれてる。


 ヴァグドーが王国敷地内に線を引いていき、その線の上に木の柵を立てて陣を敷くようにした。 勿論、その敷地内には特に何もなく、ただ広い土地があるだけ。 また大きい空箱を用意して、その中に()れた瓦礫を粉々に砕いて、その上から水を()れて、かき混ぜて粉々になった物を少しずつ(やわ)らかくする。 凄く広い長方形の敷地を木の柵で囲ってる。


「ほぉーう」

「さすがに広いな」

「ああ、さすがは王国跡地だけのことはある」

「確かに王国は広いけど、廃屋(はいおく)&瓦礫などがあって、()()退()かすと、さらに広さを感じる。」

「確かに広いけど、()()を一体どうするつもりなのか?」

「うん、確かに―――」

「「「……」」」

「ここに砦を作る」

「えっ、砦?」

「……砦?」

「ああ、そうだよ」

「はい、そうです」

「ふむ、必要じゃな」

「……」

()()を拠点にする計画だよな?」

「ああ、そうだね」

「はい、そうですね」

「ふむ、その通りじゃ」

「……」

「木造の砦……要塞にして当面の拠点にする計画だね?」

「ふむ、そうじゃ」

「なるほど、そういうことね」

「なかなかいいんじゃない?」

「いいと思います」

「へぇ~、拠点となる砦をねぇ……面白そうだ」

「……」


 元レギザス王国―――レギザス王国のあった場所にヴァグドーたち専用の拠点となる砦・要塞を作ることになった。 基本的には木造でできた砦・要塞となる。 まずは塀にあたる部分は高い木の柵を外周に設置。 意外にも結構頑丈で隙間(すきま)がほとんどないほどの "木の壁" が出来上がった。


 続いて…だいたい空地の中央に木でできた家を作って建てる。 三階建ての一軒家をヴァグドー指示のもと、アドーレ・オリンデルス・シャニルたちが協力して組み立てるようにして建てる。 勿論、木造で大きい家が出来上がるまでに…また数週間もかかったけど、それでもしっかりとした家ができた。 なんとか一ヶ月半で三階建ての一軒家を三軒建てた。 ここにヴァグドーたちが暮らすことになる。


 食事休憩時には、イトリンが調理する。 ヴァグドーはサーロインステーキ・ガーリックライス、アドーレはチャーハン・ギョウザ、シャニルはラーメン・ライス・シュウマイ、オリンデルスはレバニラ炒め・ライスなどを頼んで食べる。 結構美味しい。 勿論、お手伝いのアルベルスとアルラトスの二人は既に食べている。 あとは休憩時間は、各々個々に自由にとっていき、消灯時間も各々それぞれバラバラに寝る。


 今度は中央にある "三階建て一軒家・三軒" 以外の外枠になる木の柵の "木の壁" 内の空間に、細く長い丸太を複数束ねて立てて "木の壁" にして、()()を迷宮にして、敵の侵入を(ふせ)ぐ。 主にヴァグドーたち一行以外で出口へ抜ける方法はない。 外枠・外周の木の柵・木の壁、木造の三階建て一軒家・三軒、細く長い丸太の壁で迷宮を作成。 そのほとんどが木でできたモノであり、ここまでできるのに約三ヶ月程はかかった。 これが、かつてのレギザス王国だったとは、とても思えないほどの変わりようである。


 食事休憩時には、イトリンとアルラトスが調理する。 またアルベルスは、そのお手伝いだ。 カグツチはチキンライス、ロンギルスはハンバーグ・ライス、エクリバはリブロースステーキ・ライス、ニーグルン姫は野菜炒め・チャーハンなどを頼んで食べる。 なかなか美味しい。 あとは休憩時間は、各々個々に自由にとっていて、消灯時間も各々それぞれバラバラに眠ってる。


 あとは外周・外枠の木の柵・木の壁を整備して、出入口を北と南の二方向に設置して、中央に三階建て一軒家・三軒を建造した。 その後ろに木でできた塔を建造して、その周囲を細く長い丸太の木の壁の迷宮を作成して、()()迷宮を外周・外枠まで作成・調整した。 ちなみにわざわざこの複雑な迷宮をクリアしなくとも、ちょっとした裏技を使用すれば、すぐに家に辿り着ける。 その方法を知る者は、ヴァグドーたち一行だけしかいない。 故にヴァグドーたち一行は迷宮に迷うことはない。


 これが、かつてのレギザス王国―――今はレギザスの砦である。


「ふむ、いいモノができたの」

「これは……また凄いですね?」

「へぇ~、なるほどねぇ~」

「これが砦なのか? 迷路の間違いではないのか?」

「「「「……」」」」

「へぇ~、なかなかやるなぁ~」

「ふむ、一応は砦とさせてもらうつもりじゃ」

「まぁ…別にいいんじゃないですか?」

「ええ、そうよねぇ~」

何故(なぜ)、レギザスの砦という名前なんだ? ヴァグドーの砦でもいいんじゃないのか?」

「ああ、確かにそうだね」

何故(なぜ)でしょう?」

「それはワシが自分の名前を残したくないだけじゃ。 ここはもともとレギザス王国だったから、これもレギザスの砦で構わんじゃろ?」

「なるほど、そうですか」

「へぇ~、なるほどねぇ~」

「ほーう、そういうことか」

「まぁ…別にいいけど…」

「「「「……」」」」

「そんなことより、さっさと家に行くか?」

「ああ、そうだね」

「はい、判りました。」

「ええ、わかったわ」

「ふむ、そうじゃな。 外見だけでなく家の中もちゃんとしておるか確認しておくか?」

「「「「はい!」」」」

「それじゃあ、行きましょうか?」

「ああ、わかった」


 ここでヴァグドーたち一行が、あの迷宮を通らずして、見事に三階建て一軒家・三軒の目の前に到着した。 ここまで来るのに、実に4ヶ月近くかかったことになり、その期間は旅・冒険を一切禁止していた。 この後もヴァグドーたち一行は、しばらくの間はここに(とど)まることになる。


 そして…まだ()()で終わりではない…?

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