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【四年生・十二月】 第二十一話「南国のリゾートと小型ヒーター」
年を取ったからか、さすがに寒さが骨身にこたえる。
朝起きると水が凍って、蛇口をひねっても何も出てこない。
指先がかじかんで感覚が鈍るような寒さだ。
扇風機は拾ってきたものだが、さすがにストーブばかりは一酸化炭素中毒や火事が怖い。
仕方なく、リサイクルショップで新品を買った。
灯油式のヒーターで、値段もそれなりにしたがやむを得ない。
生活保護を受けている家庭は、こういうものも買えないのだろう。
そんなことを考えて、ふと他人事とは思えなくなり、目頭が少し熱くなった。
ヒーターを置いて火を入れると、じわりとした暖かさが部屋に広がる。
勝太郎は「もうダルマのように服を着込むことはないね」と言って、俺の買ってきた小型ヒーターを見て大喜びだ。
「トイレでお尻を出すのも寒いから嫌だったよ」と笑っている。
必要なものをちゃんと買えたというだけで、妙に満ち足りた気分になった。
しばらく無言で暖を取る。
部屋の大きさは変わらないが、寒くないというだけで南国のリゾート気分に浸れる。
いい買い物をした。




