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3人の出会い

宿屋で今日も私たちはパンとスープを食べている。今日も頑張ったなあ。

「よし!800ゴールドどうぞ!あの時は助けてくれてありがとうございました!」

「あら、いいのに。でもせっかくだし、貰っておくわ。ありがとう。」

「あれ、冗談じゃなかったのか!?ありがとう!」

「良いんですか?ありがとうございます。」

これで借金が返済できた。よかったあ。端数は私を運んでくれたらしいミナミちゃんにあげた。

「そういえば、3人って何がきっかけで出会って、旅をしている?んですか?」

「元々騎士試験に落ちたアタシをオウギが慰めてくれて、その後はダンジョンでピンチになっていた所をミナミに助けられた感じだな。」

普段魔物は各町の地下にあるダンジョンに住んでいる。だから、こうして地上に出るのは滅多にないことなの。そこでナオコちゃんやオウギちゃん、ミナミちゃんのような冒険者は魔物を倒してお金を稼いだり、ダンジョンでしか取れない物を集めて売ったりする職業なんだ。

「ナオコちゃん、騎士目指してるんだ!」

「んや、今はもういいよ。」

「どうして?」

ナオコちゃんの顔が曇る。

「身長が足りなかったんだよ。」

騎士は街を守る仕事。騎士さんたちって身長高いなって思ってたんだけど、そういうことだったんだ。見た感じ、ナオコちゃんは強い。皆を守るナオコちゃんの姿は想像できるのに。身長で落とされちゃうなんて、かわいそう。

「そんなのかわいそうだよ!こんなこと聞いちゃってごめんね・・・」

「いや、いいんだよ。でも、あきらめきれていないんだろうな。心のどっかで。」

だからナオコちゃんは毎日牛乳を飲んでいたんだ。

「いつかでっかくなって見返してやるー!」

そう言ってナオコちゃんは牛乳を一気飲みし、ぷはー!と言った。本人はかっこいいつもりなのかな。

そして、だからナオコちゃんとオウギちゃんって特に仲良いんだなあ。

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