100ゴールド
夕食を食べ終わり、お皿を宿に返却した後、1人ずつお風呂に入った。オウギちゃんがナオコちゃんと入りたがっていたけれど、あっけなく断られてしょんぼりしていた。
「ふわぁ・・・」
実際に魔物と戦うのは初めてだったから疲れちゃった。すっごく眠い。
「すぅ・・・」
なるべく皆に迷惑をかけないように端っこの方になるように寝転ぶと、すぐに意識がなくなった。
「ナーオコちゃん!」
「しーっ。ほら、そこ。」
「本当ね。ぐっすりだわ。」
翌朝。
「ホナミさん。」
「・・・んぇ?」
「ホナミさん。起きてください。朝食の時間ですよ。」
「ほへ・・・」
私は朝が授業と同じぐらいすっごく苦手。
朝も硬めのパンとスープだった。スープの味付けがちょっと違う。
「おいしいなこれ!」
「美味しいですね。」
「あら、ホナミちゃんさっきからうとうとしているけど、朝、弱いの?」
「実はそうなんだよね・・・。」
「そうなの!私と一緒ね!」
そういえば悪魔族の方々って朝が苦手って授業で聞いたことあるような、ないような・・・
「今日も二手に分かれて周辺の魔物を倒しましょう。」
「そうだね!強い魔物は怖いけど・・・」
「大丈夫ですよ。私がついています。」
「ありがとう!」
ミナミさんにそう言われるととっても頼もしい。
朝食を食べ終え、また宿の予約をする。
そして、またナオコちゃんとオウギちゃん、私とミナミちゃんに分かれて魔物を探す。
ゼリーを見つけた!早速リボンを外し、ゼリーに突き刺す。ゼリーはぐるぐるともがいている。そこにミナミさんが氷魔法を放ち、ゼリーを爆散させてくれた。
「こういう柔らかい相手はリボンで絞めると効果的かもしれませんね。」
「へー、ありがとう!」
ミナミさんは戦い方とかに詳しくて強くて、とっても頼りになる。時々魔物をしびれさせて私に倒させてくれたり、ゴールドを分けてくれたりとかもしてくれた。強くて優しいミナミさん・・・憧れるなあ。
「ミナミちゃんって、どうしてそんなに私のためにサポートしてくれるの?」
「ホナミさんが頑張っているからですよ。」
「ありがとう・・・」
じわり。胸が少ししびれる。でも、ミナミさんの方がきっと、頑張ってきたんだろうな・・・。
ミナミさんのサポートもあって、ゼリーを500ゴールド分倒すことができた。
残り借金100ゴールド。あと少し。頑張るぞー!




