第25話:お餅をついたら鏡餅の精霊が顕現したので、一緒にお供え物になってもらったんだが
日本アルプスを背に抱くこの静かな盆地は、本格的な冬の到来とともに、見渡す限りの銀世界へとその姿を変えていた。
しんしんと降り積もる雪は、周囲の山々や田畑を純白の綿帽子で覆い隠し、吐く息は真っ白な霧となって冬の冷たい空気に溶けていく。本来ならば、ストーブの効いた部屋でみかんでも食べながら丸くなっていたい季節である。
だが、俺──元ブラック企業勤務の社畜であり、現在は大自然の懐に抱かれてスローライフを満喫している専業農家、ユウトの実家は、寒波などどこ吹く風とばかりに、朝から凄まじい熱気と活気に包まれていた。
「シュバババババババッ!!!」
「オラオラオラオラオラッ!!!」
実家の母屋の屋根の上や縁側では、二つの黒い(今はすっかり農民特有の純白のオーラを纏った)影が、肉眼では捉えきれない速度で飛び回っていた。
魔王軍第一軍団長・ゼクサルと、第二軍団長・ヴァルグである。彼らは今、我が家の『年末大掃除』という極めて重大なミッションに従事していた。
ゼクサルは全身の包帯をなびかせながら、手にした雑巾に極限まで練り上げた暗黒闘気を纏わせ、窓ガラスを超音速で拭き上げている。摩擦熱でガラスが溶けそうになっているが、絶妙な魔力コントロールで、汚れだけを完全に消滅させていく。
一方のヴァルグは、かつて数多の英雄の首を刎ねた伝説の双短剣『絶望の牙』の代わりに、ホームセンターで買った『竹ぼうき』を両手に構え、屋根に積もった雪や落ち葉を、一瞬の隙もない暗殺者のステップで払い落としていた。
「フフッ、皆さま、朝からとても精が出ますね。さすがは創造主様が直々に鍛え上げられた精鋭たちです」
割烹着を完璧に着こなしたエルフの女王・エルリアさんが、温かいお茶の入った急須を片手に、ニコニコとその様子を見守っている。
すっかり我が家の風景に溶け込んでいる彼らだが、年末に向けてこれだけ真面目に働いてくれると、雇い主(?)としては非常に助かる。
「よし、二人とも窓拭きと雪下ろしは完璧だね! ありがとう!」
俺が声をかけると、二人は弾かれたように直立不動の姿勢をとり、バシッと敬礼した。
「ハッ! これしきの作業、我が魔力回路のウォーミングアップにもなりませぬ! このゼクサル、次なる命をいつでもお待ちしております!」
「オレの竹ぼうき(新たな絶望の牙)は、まだ埃一つ見逃さねェぜ! 創造主様、次はどこを清めましょうか!」
「いやいや、大掃除はもうほとんど終わりだよ。それより、今日の大事なイベントの準備をしよう」
俺はそう言って、母屋の奥にある古びた土蔵(物置)へと向かった。
ギギギ……と重い扉を開けると、そこには長年使われていなかった農機具やガラクタが所狭しと並んでいる。その奥のほうから、俺はずっしりと重い木製の道具を二つ、引っ張り出してきた。
「じいちゃんが昔使ってた、『臼』と『杵』だよ。年末といえば、やっぱりこれがないとね」
俺が両手に抱えて庭に持ち出したのは、大人が両手を広げたくらいの大きさがある巨大な木製の臼と、大木から削り出されたような立派な杵だった。かなり古いもののようだが、不思議と虫食い一つなく、表面は黒光りしており、まるで岩のような尋常ではない密度と重さを感じさせた。
俺はいつものように、スマホと連動させた撮影用ドローンのスイッチを入れた。
『配信開始しました』という無機質な音声とともに、空中に浮かんだドローンが俺と臼を映し出す。途端に、スマホの画面は、待ってましたとばかりに滝のような勢いでコメントが流れ始めた。
【待機30万人! ユウト様、おはようございます!】
【雪景色の中の大掃除、お疲れ様です!】
【ゼクサルとヴァルグ、すっかり優秀なルンバになってて草】
【って、おい待て。ユウト様が持ち出してきたその臼と杵……】
【なんか凄まじいプレッシャーを感じるんだが……画面越しでも空気が重いぞ!?】
【あれ……ただの木じゃない! 臼は神話の時代に大地を砕いて作られたという『地母神の星石』、杵は伝説の『世界樹の剛核』から削り出された神器じゃねえか!?】
【なんでそんな国宝級……いや、世界を滅ぼせるレベルのアーティファクトが実家の物置に転がってんだよ!!】
【じいちゃんの遺品(神々の遺産)】
【また世界の理が破壊されるのか……】
相変わらずリスナーたちのコメントは中二病全開で面白い。この臼と杵、そんな大層なものに見えるだろうか? ただの硬い木でできた昔の道具なんだけどな。
「おはようございます、皆さん。今日はですね、年末の恒例行事『お餅つき』をやろうと思います。スーパーで買うお餅もいいですが、やっぱり自分たちでついたお餅は格別ですからね」
俺がそう言って臼を庭の中央にセッティングしていると、厨房からエルリアさんが大きな蒸籠を両手で抱えて出てきた。
「創造主様、お待たせいたしました! 前日から水に浸しておいた『もち米』、ふっくらと完璧な状態に蒸し上がっておりますわ!」
エルリアさんが蒸籠の蓋を開けた瞬間──
ブワァァァァァァァァァッ!!!!
凄まじい湯気……いや、それはもはや湯気などという生易しいものではなかった。蒸籠の中から立ち昇ったのは、太陽そのものを閉じ込めたかのような、黄金に輝く極太の【生命エネルギーの柱】だった。
あたり一帯の雪が一瞬にして溶け去り、真冬だというのに庭の草木が一斉に狂い咲き始める。蒸籠の中に入っていたのは、白くてツヤツヤしたもち米……ではなく、一つ一つが宝石のように透き通ったエメラルドグリーンの粒子だった。
【ファッ!?!?!?】
【ちょ、ま、待て待て待て!!! それ『もち米』じゃねええええええええ!!!】
【『世界樹の種子』だああああああああああああッ!!!!!】
【一粒食べれば寿命が千年延び、万病が治るという伝説の神薬の素材!!】
【それを……蒸籠で山盛りに蒸しただと……!?】
【致死量の生命力で画面が見えない】
【もうやだこの農家。世界樹の種子をもち米扱いしてる……】
「おっ、いい匂いだ。今年のもち米(※ユウトが裏山で適当に収穫してきた謎の穀物)は、すごくツヤがあって美味しそうだな。それじゃあ、さっそく臼に入れてくれる?」
エルリアさんが、黄金のオーラを放つ世界樹の種子を臼の中にドサァッと移し替える。俺は杵を両手でしっかりと握りしめ、臼の前に立った。
「よし、最初は『練り』の作業からだ。体重をかけて、米の粒を潰していくんだ」
俺は杵の先端を世界樹の種子に押し当て、グッと力を込めた。
その瞬間──
ギリィッ……! ミシミシッ……!
俺の無意識の『限界突破オーラ』と、世界樹の種子が放つ莫大なマナが衝突し、臼の周囲の空間そのものが歪み始めた。
「よし、ある程度潰れたな。それじゃあ……いくぞ!」
俺は杵を頭上高く振りかぶった。狙うは、臼の中心。黄金に輝くもち米のど真ん中。
「そーれっ!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!
杵が餅に直撃した瞬間、まるで隕石が衝突したかのような凄まじい轟音が飯田町の盆地に響き渡り、臼を中心に放射状の衝撃波が発生した。その衝撃波は、庭の雪を吹き飛ばし、分厚い冬の雲を円形にくり抜き、はるか宇宙空間にまで届くほどのすさまじいエネルギーの奔流だった。
【ヒィィィィッ!?!?】
【音が! 餅をつく音じゃない!!】
【空間が……画面越しなのに空間がひび割れてる!?】
【世界樹の剛核(神話の杵)×地母神の星石(神話の臼)×ユウト様の限界突破パワー= 宇宙のビッグバン】
「おっ、いい手応えだ。この杵、すごく使いやすいな。じいちゃんは良いモノ残してくれたよ」
俺はニコニコしながら、再び杵を振り上げる。だが、ここで問題が発生した。
餅つきには、杵でつく人間の他に、臼の中の餅を水で濡らしながらひっくり返す『返し手』が必要不可欠なのだ。
「あ、いけね。誰か返し手をやってくれない? エルリアさんじゃちょっと危ないかもしれないから……」
俺がそう言って振り返ると、ゼクサルとヴァルグの二人が、顔面を蒼白にしながらガタガタと震えていた。彼らの目には、俺が杵を振り下ろすたびに発生している「空間を断裂させるほどの物理破壊エネルギー」がはっきりと見えていたのだ。
「そ、創造主様……。あ、あの臼の中に手を入れるなど……自殺行為……!」
「か、かすっただけで、魔王軍幹部のオレたちでも魂ごと消滅しちまいますぜ……!」
二人は本能的な恐怖に慄いていた。
しかし、彼らの中に芽生えた『誇り高き農奴としてのプライド』が、その恐怖を上回った。
「……いや、我々は魔王軍の頂点に立った男。そして今は、創造主様の農作業を支える誉れ高き手伝い人……!」
「ここで逃げたら、昨日のキムチの重石になった精霊王の野郎に笑われちまうぜ……!」
ゼクサルとヴァルグは顔を見合わせると、お互いに深く頷き合った。そして、彼らの全身から、かつて世界を絶望に陥れた極大の『暗黒闘気』が爆発的に立ち昇った。いや、違う。その闘気はもはや暗黒ではない。ユウトの畑で浄化され尽くした彼らの力は、純白の『究極農作業オーラ』へと昇華されていた。
「我が行きます、創造主様ッ! 我が『無限剥皮』で培った極限の反射神経、今こそ見せる時!」
ゼクサルが水桶を隣に置き、臼の前にスライディングで滑り込んだ。
「よし、頼むぞゼクサル君! タイミングを合わせるからな。そーれっ!」
「ハッ!」
ドゴォォォォンッ!!
シュバッ!!(ゼクサルが超音速で餅を返し、手を引く)
ドゴォォォォンッ!!
シュバッ!!
ドゴォォォォンッ!!
シュバッ!!
【うおおおおおッ!?!?】
【なんだこの次元を超越した餅つき!?】
【ユウト様の隕石落下レベルの杵撃の合間を縫って、ゼクサルが神速で餅をひっくり返してる!?】
【0.0001秒でもタイミングが遅れたら、ゼクサルの腕が粉砕されるという極限のデス・ゲーム!!】
【魔王軍最強の動体視力と反射神経の無駄遣いwww】
【ヴァルグも隣でゼクサルのサポートに回ってるぞ! 息ピッタリだ!】
「よいしょーっ! そーれっ! はいっ!」
「フゥゥゥ……ッ! フゥゥゥ……ッ!」(滝のような汗を流しながら、極限の集中状態で餅を返すゼクサル)
俺たちの息の合った連撃により、臼の中の「世界樹の種子」は、瞬く間にその形を崩し、一つに融合し、強烈な粘り気と黄金の光を放つ『究極の餅』へと姿を変えていった。
「ふぅ、こんなもんかな。すっごく滑らかで、いいお餅がつけたぞ!」
俺が杵を置き、額の汗を拭ったその時だった。
カッ!!!!
突如として、臼の中の黄金の餅から、太陽すらも霞むほどの強烈な光が爆発した。
「な、なんだ!?」
光の奔流の中から、ムクムクと餅そのものが意思を持ったかのように膨れ上がり、空中に浮かび上がったのだ。そして、その巨大なスライム状の餅は、ぽってりとした二段重ねの『鏡餅』のシルエットを形成し、表面に目と口のようなものが浮かび上がった。
「我は、悠久の時を経て、大地の星石と世界樹の核、そして無尽蔵のマナによって練り上げられし、究極の収穫の結晶……【豊穣の鏡餅精霊】なり!!!」
鏡餅の精霊は、周囲に神々しいオーラを振り撒きながら、威厳に満ちた声を脳内に響かせてきた。その圧倒的なプレッシャーは、昨日のキムチ精霊王をも凌ぐ、神話級の存在感を放っている。
エルリアたちも、ゼクサルやヴァルグでさえも、その凄まじい神威の前に思わず膝をつきそうになっていた。
「フハハハハ! 我をこの世界に顕現させた者よ! 喜ぶがよい! 我はこの星のすべての豊穣を司る……」
「おー、すごいな。つきたてのお餅から湯気が上がって、まるで生き物みたいに見える。それに、ちょうどいい形になってくれたな」
「……は?」
鏡餅の精霊が呆然とする中、ユウトは全く動じることなく、その「光り輝く神の化身」にスタスタと近づき、両手でガシッと鷲掴みにした。
「なっ!? き、貴様、我の絶対神域結界を素手で……!?」
「よしよし、まだ温かいうちに形を整えて、と。エルリアさん、お供え用の三方(木製の台)と、上に乗せるみかんを持ってきてくれないか?」
「は、はいっ! 創造主様!」
エルリアさんが慌てて三方と、庭の木からもいで来た特大のみかん(※黄金の林檎・太陽神の果実)を持ってくる。
「や、やめろ……! 我は豊穣の神……! そんな木の台に乗せられて、頭に果物を乗せられるなど、神としての尊厳が……!」
「はい、乗せた。おっ、このみかん、すごくバランスがいいな」
ユウトが鏡餅の精霊の頭頂部に、太陽の魔力を放つ『特大黄金みかん』をペチン!と乗せた瞬間、みかんから発せられる強烈な太陽の重圧と、ユウトの『限界突破オーラ』による絶対的な空間固定能力が合わさり、鏡餅の精霊の動きは完全に、そして永遠に封じ込められてしまった。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!! わ、私の神格がァァァァッ! みかんの重さで、みかんの重さでぇぇぇぇっ!!」
「よし、完璧な鏡餅だ! これは床の間にお供えしておこうな。神様もきっと喜んでくれるぞ」
ユウトは、涙を流してプルプルと震えている鏡餅の精霊(※みかん付き)をひょいっと持ち上げ、嬉しそうに家の中へと運んでいった。
昨日からキムチ樽の重石にされている精霊王の隣に、新たなる神話の犠牲者がお供え物として安置された瞬間であった。
【ファッ!?!?!?】
【鏡餅の精霊、爆誕からわずか10秒でお供え物にされるwww】
【また神が物理的に屈服させられた……】
【精霊王(漬物石)と鏡餅精霊(お供え物)が並んで泣いてるの想像して腹痛いwww】
【この農家、神を何だと思ってるんだ】
【ユウト様「神様も喜んでくれるぞ」←お前が一番の神だよ!!!】
* * *
鏡餅騒動が一段落した後、俺たちは残りのつきたてのお餅を、みんなで食べることにした。エルリアさんが、特製の小豆(※魔界の業火で煮込まれた不死鳥の赤豆)で作ったあんこと、自家製の大豆(※黄金の大豆)から挽いたきな粉を用意してくれた。さらに、昨日海水を煮詰めて作った特製の塩を少し入れた醤油も準備万端だ。
「さあ、みんな、冷めないうちにたくさん食べてよ!」
俺が取り分けたお餅を、全員が一斉に口に運ぶ。
その瞬間──
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!(脳内宇宙ビッグバン・正月エディション)
「あ、あああ……! 柔らかい! 口の中で溶けるように滑らかなのに、信じられないほどの弾力! そして、噛むごとに溢れ出す無限の魔力……!」
「う、うおおおおッ! このあんこ餅の甘さ! 我が体内の全魔力回路が、かつてない規模で再構築されていくのを感じるッ!」
「きな粉の香ばしさがたまらねェ……! 暗殺鬼としての気配が完全に浄化され、オレは今、真の農民へと至ったッ!!」
エルリアたちは、あまりの美味さと強烈なバフ効果により、目から光の涙を流しながらお餅を貪り食っていた。彼らの背中からは、先ほどまでの疲労を完全に吹き飛ばすどころか、寿命すらも超越したような凄まじいオーラが立ち昇っている。
「いやぁ、本当によく伸びて美味しいな! おっ、ポチとブルーも食べるか? 喉に詰まらせないようにな」
俺は、足元で尻尾を振ってヨダレを垂らしている愛犬のポチと、俺の肩に乗っている水色のトカゲのブルーに、小さくちぎったお餅を分けてやった。
パクッ。二匹がお餅を飲み込んだ、次の瞬間──
カッ!!!!!
ポチとブルーの体から、目を開けていられないほどの強烈な光が放たれた。
「ワオオオオオオオオオオンッ!!!」
「ギュイイイイイイイイインッ!!!」
光が収まった後、そこにいたのは、今までの彼らとは明らかに違う姿をした二匹だった。
ポチは、元のモフモフした白い犬の姿から、体長が三メートルほどに巨大化し、背中からは純白の光の翼が生え、六本の美しい尻尾を揺らす、神話の壁画から抜け出してきたような『真・天界神狼』へと進化を果たしていた。
一方のブルーは、手のひらサイズのトカゲから、体長五メートルほどの東洋の龍のようなしなやかな姿になり、周囲に無数の水のオーブを浮遊させる『深淵の海皇龍』へと劇的な変貌を遂げていた。
【ファッ!?!?!?】
【ちょ、ポチとブルーが!?!?】
【世界樹の餅の莫大な神気を直接摂取したせいで、限界突破進化しちゃったぞ!!】
【ポチ、それ完全に世界を滅ぼす神獣の最終形態じゃねえか!!】
【ブルーも神話級の海竜に進化してる!?】
【終わった……この実家、戦力だけで地球を三回くらい滅ぼせるぞ……】
世界中のギルドや探索者たちが、画面越しに絶望と驚愕の叫びを上げている。だが、その恐るべき神獣たちを前にした俺の感想は、極めて平和なものだった。
「おやっ? ポチ、今年の冬毛は随分とフサフサだな! それに急に大きくなった気がするぞ。ブルーも、なんだか立派な角が生えてかっこよくなったな!」
俺が笑いながらポチの光の翼をワシワシと撫で、ブルーの顎の下をくすぐると。
「ワフッ! ハッハッハッ!」(尻尾をちぎれんばかりに振って甘える神狼)
「キュイッ!」(気持ちよさそうに目を細めてすり寄る海皇龍)
彼らの外見がどれだけ神話級に進化しようとも、中身は完全に「ユウトに懐いた可愛いペット」のままだった。
「よしよし、いっぱい食べて大きくなれよー。いやぁ、年末の餅つきは大成功だったな!」
俺は温かいお茶をすすりながら、縁側から真っ白な雪景色を満足げに眺めた。
最強の農家ユウトのスローライフは、大掃除と餅つきを終え、神を床の間に飾り、ペットを神獣へと進化させながら、賑やかに年の瀬を迎えるのであった。




