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「おい、何で、仕事が全然進んでね〜んだよッ⁉」
俺は、アシスタント達を怒鳴り付けた。
全く、こいつら、仕事をサボってやがるにも程が有るだろ。
「いや……ですが……」
「『ですが』?何だ?『ですが』の続きは?」
「岡本さん、どうしたんですか?」
岡本?……ああ、諂曲さんが尋問してるフェミ団体の手先と化した奴か。
「知らねえよ。急に仕事に来なくなった」
「あの……それじゃあ……この前まで4人でやってた仕事を、これから、当分2人でやる事になるんですか?」
え……?
あ……?
まあいいや。
「そうだよ。やるんだよ」
「仕事量が単純計算で倍ですよ」
「は?いつ俺がお前らの仕事増やした?」
「増えてます」
「増えてねえよ」
「でも、今まで、4人でやってた仕事を……」
「それは聞いたよ。つまり仕事の総量は増えてない。仕事をやる奴の人数が減っただけだよな?」
「い……いや、待って下さい。それだと……」
「おい、俺は、つい少し前まで『一六ページ分の背景をアシスタントで手分けして描け。期限は1週間だ』って言ってたのに、最近になって『三二ページ分の背景をアシスタントで手分けして描け。期限は1週間だ』って言うよ〜になった訳じゃないよな?」
「それは、そうですが……」
「じゃあ、仕事の総量は増えてないよな?」
「いえ、ですが、俺が言ってるのは、1人当りの……」
「はあ?お前、最初に仕事の総量についての話としか思えねえ事を言ってきやがったのに、俺に論破されそ〜になると『いや、違うんです。俺がやってたのは1人当りの仕事量についての話です』とか言い出すのかよッ?このダブスタ糞親父がッ‼そんな事だから、アラフォーになってもアシスタントのままなんだよッ‼」
「いや……その……」
「今日中に2人でノルマをこなせ。残業代は出さねえぞ」
……ったく。
何だよ、この馬鹿アシスタントどもが……。
いい齢した男どもがメスガキみて〜にメソメソしやがって。
「あ、俺は、今から、映画化の打ち合わせに行くんで、帰ってきた時にノルマこなせてなかったら、徹夜させるから覚悟しとけよ」




