表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/86

第44話:究極の料理

村に戻ってきた。

2ヶ月ぶりの帰還。

「おかえり、ケント!」

「よく戻ってきた!」

村人たちが出迎えてくれた。

「ただいま、みんな」

「七つの食材、全て集めたぞ!」

トムさんが喜んだ。

「すごいな!」

「さあ、ケント」

アルベルトさんが言った。

「究極の料理を作る時だ」

「はい」

村の広場に、特別な調理台が設置された。

七つの食材を並べる。

『永久氷の果実』

『太陽の香辛料』

『深淵の魚』

『生命の樹液』

『炎の結晶』

『大地の根菜』

『風の穀物』

「これで……何を作ろう」

考える。

七つの食材を活かした、究極の料理――

「そうだ……」

閃いた。

「七彩の宴、を作る」

七つの料理を一つのコースにまとめる。

前菜――『永久氷の果実』のサラダ

スープ――『生命の樹液』のスープ

魚料理――『深淵の魚』のグリル、『太陽の香辛料』添え

野菜料理――『大地の根菜』のロースト

パン――『風の穀物』のパン

デザート――『炎の結晶』を使ったアイスクリーム

「よし、作るぞ」


調理開始。

まず、前菜。

『永久氷の果実』を薄く切って、サラダに。

次に、スープ。

『生命の樹液』をベースに、野菜を加える。

魚料理。

『深淵の魚』を丁寧に焼き、『太陽の香辛料』で味付け。

野菜料理。

『大地の根菜』をオーブンでじっくりロースト。

パン。

『風の穀物』を製粉して、生地を作る。

デザート。

『炎の結晶』を砕いて、アイスクリームに混ぜる。

全ての料理に――

俺の全ての想いを込めた。

村のみんなへの感謝。

仲間たちへの愛情。

そして――

世界を救いたいという願い。

『調理の祝福』が――

かつてないほど強く発動した。

【調理の祝福】が神級発動しました!

料理に『世界の癒し』『神の祝福』『永遠の幸福』が付与されました。

「これは……」

光が溢れた。

料理が、神々しく輝いている。

「完成した……」

『七彩の宴』

究極の料理が、完成した。


「さあ、世界の中心に捧げるぞ」

アルベルトさんが言った。

「世界の中心……どこですか?」

「この村の地下だ」

「え……?」

「この村は、世界の魔力の中心点に建てられている」

「そうだったのか……」

村の中央に、地下への階段があった。

降りていくと――

巨大な祭壇があった。

「ここに、料理を捧げろ」

「分かりました」

俺は、『七彩の宴』を祭壇に置いた。

すると――

料理が光り始めた。

そして――

光が、天に向かって伸びていった。

「これは……」

空が、虹色に染まった。

世界中に、光が広がっていく。

「世界の魔力バランスが……回復していく……」

アルベルトさんが感動していた。

「やった……世界を救えた……!」

「ケント、お前は英雄だ!」

村人たちが歓声を上げた。

「やったぞ!」

「世界を救った!」

リナとユウが、俺に抱きついてきた。

「ケント、すごい!」

「本当に、世界を救っちゃった……!」

「みんなのおかげだよ」

俺は仲間たちを見た。

「みんながいなければ、できなかった」

「ありがとう」

レオンさんが微笑んだ。

「お前の成長を見られて、嬉しかったよ」

レイナさんも頷いた。

「お前は、本物の英雄だ」

ドラグも言った。

「リナエル姫をよろしく頼む」

「……はい」


ーー第45話に続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ