第42話:地下迷宮
地下深くへの入り口。
大きな洞窟の奥に、下への階段があった。
「ここから、地下1000メートルまで降りる」
アルベルトさんが説明した。
「1000メートル……」
「『大地の根菜』は、地下の最深部に生えている」
「分かりました」
階段を降り始めた。
100メートル――
200メートル――
500メートル――
どんどん深くなっていく。
「暗いな……」
光石を使って、周りを照らす。
そして――
1000メートル地点に到着。
「ここだ」
広い空間が広がっていた。
地下湖があり、その周りに――
巨大な根菜が生えていた。
「あれが、『大地の根菜』か」
オレンジ色に輝く、大根のような野菜。
「でかい……」
「これを掘り出すのか……」
「ああ。だが――」
アルベルトさんが警告した。
「地下には、土の魔物が棲息している」
「また魔物か……」
すると――
地面が揺れた。
「来たか!」
地面から、巨大なミミズのような魔物が現れた。
「地竜だ!」
全長30メートル。
巨大な口で、こちらに襲いかかってくる。
「うわあ!」
「逃げろ!」
全員で散開する。
地竜が、地面に潜っては現れる。
「どうやって倒す!?」
「動きを止めるんだ!」
レオンさんが言った。
「リナ、地面を凍らせろ!」
「分かった!」
リナが氷魔法を発動。
「《氷結大地》!」
地面が一面、凍りついた。
地竜の動きが止まる。
「今だ!」
レイナさんとドラグが、同時攻撃。
「はあっ!」
「《炎の剣》!」
地竜に大ダメージ。
「やった!」
地竜が倒れた。
「よし、今のうちに根菜を掘り出せ!」
全員で、根菜を掘る。
巨大だから、重い。
「うんしょ、うんしょ……」
なんとか、掘り出した。
「取った!」
「よし、撤退だ!」
階段を駆け上がる。
地下から脱出――
「ふう……」
「これで、六つ目だ」
「残りは、あと一つ」
「天空の塔だ」
「『風の穀物』を手に入れる」
「最後の食材か……」
ーー第43話に続く




