表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/86

第41話:火山の試練

中央の火山地帯。

活火山が連なる、危険な場所。

「暑い……」

砂漠とは違う、乾いた暑さ。

「『炎の結晶』は、火山の火口にある」

アルベルトさんが説明した。

「火口に入るのか……」

「ああ。だが、普通に入れば焼け死ぬ」

「じゃあ、どうするんですか?」

「この薬を飲め」

アルベルトさんが、赤い薬を配った。

「『耐熱薬』だ。これを飲めば、1時間は熱に耐えられる」

「1時間……短いな」

「ああ。だから、急がなければならない」

薬を飲んで、火山に登り始めた。

溶岩が流れている。

熱気がすごい。

でも――

薬のおかげで、耐えられる。

「頂上だ!」

火口に到着。

中を覗くと――

溶岩の中に、赤く輝く結晶が浮いていた。

「あれが、『炎の結晶』か」

「どうやって取る?」

「私が行く」

ドラグが名乗り出た。

「竜は火に強い。私なら、溶岩に入れる」

「でも、危険すぎます!」

「大丈夫だ」

ドラグは、溶岩に飛び込んだ。

「ドラグさん!」

溶岩の中を泳いで、結晶に近づく。

「取った!」

ドラグが結晶を掴んだ――

その瞬間。

溶岩が激しく動き出した。

「――!」

「何だ!?」

溶岩の中から、巨大な炎の魔物が現れた。

「炎の精霊だ!」

全身が炎でできた、人型の魔物。

「ドラグ、逃げろ!」

「くっ……!」

ドラグが溶岩から飛び出す。

炎の精霊が追ってくる。

「みんな、戦闘態勢!」

レイナさんが剣を構えた。

でも――

「剣が効かない!炎だから、実体がない!」

「じゃあ、魔法で!」

リナが氷魔法を放つ。

「《氷の槍》!」

氷の槍が、炎の精霊に命中――

効いた!

炎が少し弱まった。

「氷が効くのか!」

「リナ、もっと!」

「うん!」

リナが連続で氷魔法を放つ。

炎の精霊が、だんだん小さくなっていく。

「よし……!」

そして――

ついに、炎の精霊が消滅した。

「やった!」

「これで、五つ目だ」

俺は『炎の結晶』を見た。

赤く輝く、美しい結晶。

触ると、温かい。

「残りは、あと二つ」

「次は、地下深くだ」

「『大地の根菜』を掘り出す」

「了解です」


ーー第42話に続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ