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第40話:密林の守護者

西の密林。

鬱蒼とした森林地帯。

「ここは……迷いそうだな」

木々が生い茂り、視界が悪い。

「『生命の樹液』は、密林の中心にある巨木から採取する」

アルベルトさんが説明した。

「その巨木は、『世界樹の子孫』と呼ばれている」

「世界樹の……」

「ああ。神話に出てくる、伝説の樹だ」

「すごい……」

密林を進む。

1日――

2日――

3日――

「まだ着かないのか……」

ユウが疲れている。

「もう少しだ」

すると――

前方に、光が見えた。

「あれだ!」

密林の中心に――

巨大な樹が立っていた。

高さは100メートル以上。

幹の太さは、直径10メートル。

「すごい……」

「あれが、世界樹の子孫か」

近づくと――

樹の幹から、金色の樹液が滴っていた。

「あれが、『生命の樹液』だ」

「綺麗……」

俺が樹液を採取しようとすると――

突然、地面が揺れた。

「――!」

「何だ!?」

樹の根が、動き出した。

「樹が……生きてる!?」

「これは、樹の守護者だ!」

アルベルトさんが叫んだ。

根が、鞭のように襲いかかってくる。

「危ない!」

レイナさんが剣で根を斬る。

でも――

斬った根が、すぐに再生する。

「再生する……!」

「どうする!?」

「樹を傷つけてはいけない!」

アルベルトさんが警告した。

「樹を傷つけたら、樹液が枯れる!」

「じゃあ、どうすれば……」

その時――

ユウが言った。

「ケントさん、料理を作ってください!」

「え?」

「樹は生きてる。だから、お腹も空くはず!」

「なるほど……!」

俺は急いで、料理を作った。

持っている食材で、簡単なスープ。

『調理の祝福』を込めて――

「できた!」

スープを樹の根元に置く。

すると――

根の動きが止まった。

そして――

根が、スープの方に伸びてきた。

スープを吸収している。

「食べてる……!」

しばらくすると――

根が、静かに地面に戻った。

「成功だ……」

そして――

樹から、たくさんの樹液が流れ出してきた。

「これは……」

「樹が、お礼をしてくれているのか」

アルベルトさんが感動していた。

「ケント、お前の料理は、樹の心にも届いた」

「……」

俺は、『生命の樹液』を採取した。

金色に輝く、美しい樹液。

「ありがとう」

樹に向かって、お礼を言った。


密林を出て。

「これで、四つ目だ」

「残りは、あと三つ」

「中央の火山」

「地下深く」

「天空の塔」

「それぞれ、難関だな……」

「ああ。だが、お前たちなら大丈夫だ」

アルベルトさんが励ました。

「次は、中央の火山だ」

「『炎の結晶』を手に入れる」

「分かりました」


ーー第41話に続く

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