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第36話:世界を救う旅の始まり

3日後。

アルベルトさんが再び店を訪れた。

「答えは決まったか?」

「はい」

俺は真っ直ぐに答えた。

「世界を救います」

「……そうか」

アルベルトさんは満足そうに頷いた。

「よく決断した」

「でも、どうすればいいんですか?」

「究極の料理を作るには、7つの『聖なる食材』が必要だ」

アルベルトさんは、古い地図を広げた。

「これが、食材のある場所だ」

地図には、7つの印がついていた。

「北の氷山にある『永久氷の果実』」

「東の砂漠にある『太陽の香辛料』」

「南の深海にある『深淵の魚』」

「西の密林にある『生命の樹液』」

「そして――」

「中央の火山にある『炎の結晶』」

「地下深くにある『大地の根菜』」

「天空の塔にある『風の穀物』」

「全部で7つか……」

「ああ。これらを集めて、究極の料理を作る」

「そうすれば、世界は救われる」

「分かりました」

「だが――」

アルベルトさんは警告した。

「どの場所も、危険だ」

「強力な魔物が守っている」

「覚悟はいいか?」

「はい」

「よし」

アルベルトさんは微笑んだ。

「では、旅の準備をしろ」

「1週間後、出発だ」


その日から、準備が始まった。

「ケント、これ持っていって」

村人たちが、次々と物資を提供してくれた。

「お前が世界を救うなら、俺たちも協力する」

トムさんが言った。

「ありがとう、みんな」

レイナさんも協力してくれた。

「護衛は、私に任せろ」

「レイナさん……」

「お前一人じゃ、危険すぎる」

ドラグも名乗り出た。

「私も同行する」

「竜国の名誉にかけて、ケントを守る」

「ドラグさんまで……」

レオンさんも言った。

「私も、途中まで一緒に行こう」

「料理の指導も、まだ必要だろう」

「レオンさん……」

そして――

「私たちも行く!」

リナとユウが声を揃えた。

「当然だよ。一緒に世界を救うんだから」

「僕も、ケントさんの役に立ちたいです」

「みんな……」

涙が溢れそうになった。

「ありがとう」

「じゃあ、決まりだな」

レイナさんが笑った。

「総勢6人で、世界を救う旅に出る」

「おお!」


1週間後。

出発の日が来た。

村人たちが、見送りに集まってくれた。

「ケント、頑張れよ!」

「世界を救ってこい!」

「必ず戻ってこいよ!」

温かい声援。

「みんな、行ってきます」

俺は、仲間たちと共に村を出た。

リナ、ユウ、レオンさん、レイナさん、ドラグ。

そして――アルベルトさんが道案内。

「最初の目的地は、北の氷山だ」

「『永久氷の果実』を手に入れる」

「分かりました」

こうして、世界を救う旅が始まった。

7つの聖なる食材を集めて――

究極の料理を作る。

それが、俺の使命。

「さあ、行こう」

仲間たちと共に、俺は未知の世界へと踏み出した。

辺境の村の料理人が――

世界を救う英雄になる物語。

その第一歩が、今、始まった。


ーー第37話に続く


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