傀夜朧衆
「申し訳ありませんでした」
彼女が頭を下げる。
「これからはこういう事しないでね」
「はい…」
「じゃあこれからクラスメイトとしてよろしくね」
彼が笑って彼女に手を差し出すと彼女は一瞬顔を赤く染めてから手を握る。
「ふ、ふん よろしくしてあげてもいいわ」
(チョロいなー)
そんなこんなで騒動は幕を閉じグラト以外は平和になった。
ーーー
その日の夜俺はある人物を自室に呼び出す。
「すまないな急に呼び出して」
「いえクルト様の為ならいついかなる時でもどんな場所でも」
「そうか、報告を頼む」
(奴隷商を壊滅させた時に才能あるから拾っただけなのにそんな重くならんでも)
呼び寄せた人物とは傀夜朧衆幹部で諜報部門天眼のトップ スノア
歳は16で身長151cm、プラチナ色のロングヘア・水色の瞳・瑞々しい柔肌にメロンの様な胸、お腹のキュッと引き締まっていて少し腹筋がある。右肩に聖滅の呪紋があったが俺が治した。
「呑食の第1コロニーを突き止めました、そして帝国が貴族派に接触し銃などの武器提供をしているとローズからの連絡が」
「第1コロニーは魔王教団に流してくれ、貴族派の事はまだ触れなくていい」
「分かりました、魔王教団に潜入しているイルヴァにさせます」
「いいと思う、彼は今王魔十傑の次期候補だし」
「では私も任務に戻ります」
「確か貴族派に接触を図ってるんだったな」
「はい!クルト様直々に依頼された任務、命に変えても達成します」
「お、おうほどほどに頑張れよ」
(だからそんなに重くなくても、まあ大事な任務ではあるけど…)
「そういえば、グランはどうしてる」
「え〜と、今は騎士団の上役とのアポを取ったり騎士団の腐敗の元凶を破滅に追いやる為の準備、最近は金融をやり始めたようです」
「そうか、今日はありがとね」
「大丈夫です、お呼びいただきありがとうございます」
彼女が犬であれば千切れんばかりに尻尾を振っていたと思わせるような満面の笑みを浮かべ去っていった。
(この組織を作ってはや3年、グランやスノアと戦闘部門の後2人は初期メンバーだから顔を合わすと昔の忙しさを思い出すよ)
「仕込みは完成した、後は剣魔祭を楽しみに待つとしよう」




