入学式
あれから3年経った4月1日、入学式の日だ。この日までの3年間、俺は戦闘力を磨いたり、武器や毒薬の製造、ゲームストーリーや転生者の性格など、今後の準備を徹底した。
そして彼の攻略法や、自分の立ち回り方なども欠かさずに考え続けた。
(俺はたまに情報キャラとして出てくるが基本原作には出て来ない、だから俺もそれに従って基本は目立たないようにする)
黒塗りのセダンに乗りラピス王立学院に向かっている最中に『無双転生者暗殺計画』の最終チェックをする。
すると俺の左右に座っているお父様と最近帰還したお母様が俺に話しかけてきた。
「お前もいよいよ入学だな」
「そうねあなた、私の自慢の息子の凄さを世に知らしめれる時が来たわ」
このやけにテンションが高く息子バカの美人さんは俺のお母様フローラ・ロテリー・ダクラス、37歳で身長は152cm、輝く銀髪に碧眼で若々しい白い肌に抜群のプロポーションを誇っている。俺の母さんもだけど本当に母親か?夫婦の話を横で聞きたまに振られる話に答えながら俺は入学式での段取りを考える。
(転生者の性格は臆病でかなり計画的。原因は、前世の幼少期に虐待やいじめなどによるものだ。虐められない為、かなり勉強や武術に精進したらしい)
正直これはめんどくさい、地球の知識、武術を修めているとなると俺がそれと似た発言をした場合疑われる可能性がある。俺はそんなヘマをしないが……行動が縛られるのは嬉しくはない。
(そして神に貰った情報の中に、一つ特筆すべき点があった。
それは高校辺りから彼と関わりのある人物が全員程度の差はあるが依存や洗脳状態にある事。
これは嫌なことをされたくないから相手を支配してやろうという深層心理の表れ。
だから彼は主人公を自分の脅威から外す為弱体化や暗殺を用意周到な計画の上で試みるだろう。
そこで俺は彼の思考をトレースして彼の計画を読みその対策を考えた。その作戦名は『勇者支援計画』。やはり正史どおり勇者と彼を戦わせ疲弊した所をブスリといくのがいいだろう)
『暗殺計画』を盤石にする為の考えを巡らせていると、車が止まった。車から降り、飾り付けられた豪華な校門を潜る。
「では、また入学式で」
「お前の晴れ姿、きちんとこの目と魔導具に収めるからな」
「私も写真を100枚撮るわ」
謎にお父様に張り合っているお母様を後に俺は先に進む(後ろから「クルトちゃんかっこいいわー」と聞こえる、多分お母様だな)。そして2分ほど歩くと目の前に他者を見下す薄ら笑いを貼り付けている奴がいた。
(いたぞあいつが俺の標的、グラト・ロウ・
ブラッテリー)
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固有魔法のランク書き忘れてたのでここで書きます。上から順に創世級→神話級→救世級→英雄級→精鋭級→普通級




