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固有魔法

あれから約3年が経った3月2日、俺は固有魔法を授かるため家に神父を招いていて今儀式の準備をしてもらっている。


(天啓の儀遂に始まるな)


因みにこの3年は色んな仕込みをした、自分直属の諜報・暗殺部隊を作ったり裏社会の主要組織とコネを作ったり戦闘力を磨いたり武器や毒薬の製造などなど。そして勿論ゲームストーリーやグラトの固有魔法や転生者の性格などの情報に目を通し攻略法や自分の立ち回り方などを考えていた。


(俺は偶に情報キャラとして出てくるが基本原作には出て来ない、だから俺もそれに従って基本は目立たないようにする)


「準備終わりました」


すると神父が声を掛けてきたので俺は神父の元へと向かう。


「ではこの魔法陣の中心に立ってください」

部屋に入ると魔法陣とその前に水晶の置かれた台座がある。俺は指示に従い魔法陣の中心に立つと神父が水晶に手を翳す。


「ではまずは属性から」


そして神父が祝詞を唱えると魔法陣が赤、青、緑、黄、茶色に輝く。


「何と!まさか全属性持ちとは」

神父が驚いたように言う。


(知ってるからあまり高揚しないな)


「で、では続いて固有魔法を」


そしてまた別の祝詞を唱えると今度は水晶に文字が浮かび上がる。


「ジェ、創世級ジェネシスが2つ!?こんな事前例がありませんよ、素晴らしい才能です!」


神父がかなり興奮しているが俺は頭に疑問符が浮かんでいた。


(そんな事書いてなかったが)


すると頭に鈍い痛みが走りまた音声が流れた


(どうびっくりした?君の魂の方に固有魔法を刻んでおいたから君が持つ固有は実質2つになるよ〜、詳細は神父が話してくれるよ)


「ええと魔法名は〈創光リライト〉と〈闇黒ダークネス〉で創光が主に光や熱を操れ本質は創造、闇黒は主に陰などを操れ本質は破壊との事です、今すぐ国に報告します」


神父が連絡用の魔導具を取り出すがその前に待ったをかける。


「ちょっと待ってくれ、創光は伝えてもいいが闇黒は伝えないでくれ」


「それは出来ません、国の決まりです」


「それでは困るのだ…では伝えてもいいが必ず公表しない事を守ってくれ」


(バレたらマズイ)


「それも無理です」


頑なに神父が認めない。


(面倒くさいな、仕方がない)


俺は闇を展開して神父に圧を掛けながらこう言った。


「忘れろ」


「ひっ、…無、無理ですこの国の法は神に授けられた物と言われてます。私は神に逆らいたくありません」


だが彼はこう言い切った。


(これでは脅しは無理出来たとしても後でバラされそうだ…なら出来るかわからんが)


『おおーーーーい、ゼスーーーーーー』


心の中で大声を上げアザゼスを呼ぶ。

すると


『何かなそんな大声を出して、今神界のニュース見てるんだけど』


何と返信がきた。


『今すぐ俺の目の前の神父に彼の言う事に従いなさいと言ってくれ』


『突然なんだよ…て、ああ固有魔法の事隠したいのかいいよ』


ゼスはすぐこちらの意図を理解して目の前の神父に神託を授ける。神託を聞いたのか神父の態度が180度変わる。


「分かりました、この事は私の心に留めておきます」


(何とかなったー)

こうして少し疲れた天啓の儀は無事終わった

ーーー

赤が火、青が水、黄が電気、緑が風で茶が砂を表しています、これらが進化すると炎、氷、雷、嵐、岩になります。進化属性(炎や氷など)になっても元の属性の魔法は使えますが余りメリットはないです、使うとしたら水くらいですかね。

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