終盤
屋敷を歩き回り顧客リストを回収して奴から聞き出した奴隷を収容している檻がある地下へと向かう。
「暗いな」
俺が一般魔法〈照明〉で前を明るくして歩いていくと大きな檻が見えそこに痩せ細った子供や若い男女が閉じ込められていた。
「今助ける」
(厄介な施錠魔法をかけてやがる、なら)
俺は〈闇黒〉を発動し破壊エネルギーを指先に集めて魔法に触れるとそれが消えた。
(やっぱりエネルギーが拡散するし制御が難しいな、原作に合わせる為〈創光〉を重点的に鍛えてたからってのもあるけど)
指先の皮膚が黒ずみ灰になった為〈創光〉で治し檻を開ける。
「ありがとうございます、助かりました!」
「ありがとうお兄ちゃん!」
「当然の事をしたまでですよ」
小さい子などにお礼を言われホクホクになりながらもこの後について説明する
「特殊部隊が来るのでそこで身嗜みやご飯を食べだ後くらいに騎士団がくると思うのでそれまではゆっくりしててくださいね」
するとある少女が俺の目に止まる。
(あの子才能がある、孤児院に入れられたら引き取ろうかな)
有望な子も見つけられて更にホクホクになって帰宅する。
「ふぅ、勉強しなきゃな」
俺は本棚から医学書を取り出し学んでいく。
(俺の家系は表向き医者だからな、こういうのもちゃんとやっとかないといけない)
テストは第二章にあるからもう近い。一応地球では国立大の医学部を主席で合格している。その知識があれば大丈夫だとは思うが、復習は大事だ。
そうして1時間くらい経って10時になった時、一般魔法〈念話〉がかかってきた。
掛けてきたのは傀夜朧衆 工作部門〈化蝕》〉トップ グラン
『どうしたグラン』
『騎士団副部長とのアポを取れたぜ』
『そうかありがとう』
『俺は貴方に生かされた身だ、いつでも頼ってくれ』
『ああ頼りにさせてもらうぞ』
(嬉しくは思うが、重い……)
そういって念話を切り計画について考え直す。
(これで第2章の残りは序列4位を勧誘するだけ、明後日からは第1章の本番の剣魔祭も始まる。第1章のラストスパートこのまま一気にやり切ろう)




