↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読書してチート目指します。~本でスキルゲット!?チートですがなにか?~  作者: 本道 優守


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/40

第二章5「作る側になる」

全面的に自己責任でお願いします。

優守は、自室の机に向かっていた。


 パソコンの画面にはフォルダが並んでいる。


 メモ。


 参考資料。


 過去に作った資料。


 AI関連の検証結果。


 業務効率化の手順書。


 どれも自分にとっては見慣れたものだ。


 だが、今日は少し見方が違う。


 使う側ではなく、教える側として見ている。


 (さて、何を教えるかやな)


 オンライン講師。


 会社に居る頃から少しずつ準備していた。


 だが、今回は本格的に形にするつもりだった。


 もっとも。


 優守にとって問題は教材を作ることではない。


 何を教材にするかだった。


 世の中には情報が溢れている。


 無料動画。


 無料記事。


 AIによる回答。


 知識だけなら、いくらでも手に入る時代だ。


 そんな中で金を払ってもらう。


 それは思った以上に難しい。


 (知ってることを話すだけなら誰でもできる)


 だからこそ考える。


 何が必要とされているのか。


 何に困っている人が多いのか。


 どこなら自分が役に立てるのか。


 優守は検索画面を開いた。


 AI活用。


 副業。


 業務効率化。


 オンライン講座。


 関連する情報を集めていく。


 スキルが働く。


 大量の情報が頭の中で整理される。


 広告。


 体験談。


 レビュー。


 失敗談。


 必要な情報だけが自然に残っていく。


 (結局みんな同じことで悩んでるんやな)


 情報が多すぎる。


 何から始めればいいかわからない。


 AIを触ったけど続かなかった。


 便利そうやけど仕事に使えない。


 そんな声が多かった。


 逆に言えば。


 高度な技術を教える必要はない。


 必要なのは最初の一歩だった。


 優守は新しいメモを開く。


【AIを使った業務効率化入門】


 そう入力した。


 プログラマー向けではない。


 企業向けコンサルでもない。


 普通の会社員向け。


 パソコンが使える。


 ネットも使える。


 でも専門家ではない。


 そんな人を対象にする。


 (自分が最初に欲しかった教材にしたらええか)


 それなら内容も分かる。


 何につまずくかも分かる。


 優守は教材構成を書き始めた。


 第一章。


 AIとは何か。


 第二章。


 実際に触ってみる。


 第三章。


 メール作成。


 第四章。


 資料作成補助。


 第五章。


 情報整理。


 第六章。


 失敗しやすい使い方。


 第七章。


 仕事で使う時の注意点。


 気付けば、かなりの量になっていた。


 だが難しい内容はない。


 むしろ逆だった。


 徹底的に簡単にする。


 専門用語を減らす。


 最初の成功体験を作る。


 それが目的だ。


 (これくらいなら、親父やお袋でも分かるか?)


 そこまで考えて、少しだけ手を止める。


 悪くない基準だった。


 次に優守は販売方法を考えた。


 最初から自前のシステムを作る気はない。


 管理が増える。


 トラブルも増える。


 何より面倒だ。


 まずは既存の講座販売サービスを利用する。


 受講者管理。


 決済。


 動画配信。


 そういった部分は既存システムに任せる。


 小規模な講座なら、その方が合理的だった。


 価格表も作ってみる。


 安すぎれば信用されない。


 高すぎれば売れない。


 だから相場も確認した。


 数千円から数万円。


 内容によって大きく違う。


 優守は悩んだ末に、一つの数字を書いた。


 五千円。


 高くもない。


 安くもない。


 まずは試してもらう価格だ。


 (これで売れなかったら、それは内容の問題や)


 値段のせいにはできない。


 それでいい。


 画面の中には、少しずつ形になっていく教材案が並んでいた。


 派手なビジネスではない。


 革命的なサービスでもない。


 だが、自分の知識を整理し、それを必要とする人へ届ける。


 それは確かに価値のある仕事だと思えた。


 優守は背伸びをする。


 窓の外は、すっかり夕方になっていた。


 会社員として働く。


 個人事業主として管理する。


 異世界とも取引する。


 やることは増えている。


 それでも不思議と嫌ではなかった。


 以前なら、知識は自分のためだけのものだった。


 だが今は違う。


 誰かの役に立つ形へ変えようとしている。


 使う側から、作る側へ。


 優守はもう一度キーボードに手を置いた。


 そして新しいファイル名を入力する。


【第1講 AIを仕事で使う前に知っておくこと】


 その瞬間。


 少しだけ、自分が前へ進んだ気がした。


(これがうまく行けば、次は語学系に応用もできる。)

読み終わってのクレームは、お止めください。

自己責任です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。