20.グループ
「お前には先に言っておく。特別クラスの約8割が学園生活を始めて二週間でいなくなる。」
兄は、いつものように淡々と衝撃的なことを言ってきた。兄さんはもう少し、無表情をどうにかしたほうがいいと思う。
「それって、課題がクリアー出来なくてってことじゃないよね?」
一応念のために聞いておく。先生が嘘をついている可能性もあるし。
「ああ。」
「じゃあ、なんで?」
って、もしかして・・・
「俺が、最初に徹底的に、相手の自信や誇りを打ち砕ち、精神を折るからだ。中途半端なところで抜けられても迷惑なだけだしな。」
そう言って、兄は久しぶりに小悪魔みたいな表情をした。
ですよねー。
「ってことで、明日からグラジオラス様、リコリス様、アリウム様が来るからしっかりと準備しとけ。」
兄は、さらりと私も鍛えろと言ってきた。
「準備しとけって、もしかして私も鍛えるの?」
マジかー。
「当たり前だろ。勿論、リコリス様とアリウム様の情報は覚えているだろうな?」
勿論覚えているけれども。というか、兄さんの顔怖!顔に覚えていなかったら殺す。て書いてるよ。
「ということで、この話は終わりだ。さっさと、グラジオラス様のところに行ってこい。」
はーい
************************
ということで、二日目の学校に行く朝が来てしまった。
今日は、授業は無く何をするのも自由だそうだ。本格的な授業が始まるのは明日から。さて、何をしようか?
「おはよう!シリネ!」
「おはようございます、シオンさん。」
今日も今日とて、シオンは明るいな。
「シリネ、敬語を外してもいいんだぞ?敬語口調だと俺だけため口で気分が悪くなる。」
うまいな。自分の気持ちを表に出して、さりげなくため口にしようと誘導している。さてはこいつ、意外に策士か?
「いいえ。私は生まれつきこの口調で生きてきたので、今更外せないんです。すみません。」
嘘だ。本当は敬語を外したいんだけど、外したら兄さんに殺される!
「それならしょうがないな。」
前言撤回。こいつ、策士じゃなかった。ただのお人よしだ。
「それよりも、今日暇か?一緒に学園を回らないか?」
「いいですね。私もちょうど何しようか考えていたところなので。」
そう言って話しながら自然に周りを見渡してみたら、あらかたグループが出来ていた。
自治会・王族グループその他4グループ。グラジオラスは、自治会・王族グループに入ったみたいだな。だけど、なんかあそこだけ吹雪が吹いているんだけど。・・・・見なかったことにしよう。
「じゃあ、行こうか!」
レッツゴー! とシオンが元気に腕を上げた。
「ええ」
グラジオラスは、あのグループであの中でうまく、やっていけるのか?
―――――――――――――――――――――――――
~同時刻~
「じゃあ、僕たちも学園を回ろ!」
イヌサフランは、天然なのかなんなのかこの吹雪が吹いている環境でよく、元気に話しかけれるな。
「最初に言っておく。俺は、仲良しごっこをするつもりはない。」
イヌサフランの呼びかけを無視し、リコリスは、突然このグループに亀裂を入れることを言い出した。
「なんで~?このグループは優秀な人が集まっているから~仲良くしてもマイナスになることは~ないとおもうよ~?」
「まあ、いいのでは?彼は昔からそうです。そのうち、それが自然になりますよ。(ほっておいたらいいんじゃね?別に昔からあいつはそうだし。)」
ハルジオンは、この皆と仲良くしたいというよりかは、自分が強くなるために仲良くしたいという感じだな。
「異論はない」
「異論はありません」
「グラジオラスがそういうなら、僕はいいよ!」
「・・・わかった~。」
「・・・好きにしろ」
随分とイラっとする返事だな。まあ、こいつらは爵位と才能だけはいいから、我慢してやるよ。帰ったら絶対、ヘレに愚痴ってやる。あいつは、下僕が出来て楽しそうだしな。
「では、回りましょうか。(さっさと行くぞ)」
お久しぶりです!これから、たぶん1か月間ぐらい更新できません!先に誤っておきます。すみません!
さて、私の最近の悩みはキャラの口調分けがむずい!ということです!ちなみに、
「異論はない」アリウム
「異論はありません」サルビア
「グラジオラスがそういうなら、僕はいいよ!」イヌサフラン
「・・・わかった~。」ハルジオン
「・・・好きにしろ」リコリス
でした。皆さんは、キャラによって口調の違いはわかりましたか?よかったら、教えてください!
じゃあ、また次の話で!




