19.説明
「では早速ですが、このクラスの事と学校の事について簡単に説明させていただきます。」
ネリネはそう言って、学校説明を始めていった。ネリネが言っていた内容は、ほとんど私が知っている内容と同じだったが、一つだけ、今年からの取り組みということで、私が知らない内容があった。
それは、このクラスは、この一年の間に何らかの王宮に関する仕事につかなければならない。もしも、無理ならば、下のクラスに降格ということだ。
本来、この取り組みは、卒業するまでということだったらしいが、今年の生徒の入試成績は、思ったよりも良かったらしく、このような厳しい条件になったらしいのだ。
それを聞いた私の感想は、そんな簡単なことでいいの?だった。
そもそも、私はグラジオラスの執事で、王宮に関する仕事という条件をクリアしている。あとは、その権力を使って、簡単に資格を取ればいいというだけの話だ。
私が、そんな風に簡単じゃん。と考えているとき、周りの反応は、そんなの無理じゃね?だった。
「先生、質問をしてもいいでしょうか?(クソ教師、俺の質問に答えろ)」
グラジオラスは、礼儀正しく礼儀正しくいった。
「なんでしょうか?グラジオラスさん」
「もしも、身分上そのような役職に就けれない場合、どうしたらいいでしょうか?」
ネリネはその質問を予想していたのか、たいして慌てる様子もなく、落ち着いて答えた。
「確かに、王族や平民はそのような役職に就けません。その場合は、これから毎日毎日ディアール伯爵家のところに行き、長男か次男に力をつけれたとその伯爵家から学園側に報告されたら、課題が合格されたとみなされます。」
「ですが、私は伯爵家の次男を執事としています。どういたしましょう?(だが、俺はヘレを執事としているから無理だと思うが。)」
グラジオラスは、内心さぼれるのでは?とウキウキしていた。していたが、
「ええ、存じています。その場合は、長男のディアール・ゼラニウムさんに連絡し、お願いします。」
ネリネは、このような事態の事を想定していたのか、スルスルと質問に答えていった。
「なるほど、わかりました。(チィ。さぼれないじゃねえか)」
「他に質問がある人はいますか?」
・・・さっき先生、毎日って言った?毎日ってことは、私の正体バレるくない?
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「ってことなんだけど、兄さんどうしよう?」
私はあの後、すぐに家に帰り兄さんにそのことを相談した。相談した返事は、「馬鹿かお前。」だった。
「そんなの、簡単なことだろう?お前の顔を変装技術で変えればいい。」
兄は眉をゆがめながら言った。
あ、そんなこと思いつきもしなかった。
「だが、お前の同じクラスの奴は、そんなことに騙されるぐらいアホなやつなのか?」
どーだろ?多分魔術だけなら、すぐバレると思うけど、変装技術はどうだろう?
「まーなんとかなるっていうレベルかな。」
バレても双子とか言って誤魔化せばいいだけだし。
「それよりも、だ。お前、3か月後に行われる教育実習のことを忘れてないか?お前たちのクラスは強制的に1か月間、俺達の屋敷に滞在するんだぞ。」
兄は、忘れてないだろうな?という目で見てきた。
あ、すっかり忘れてた。だったらさ、
「変装しても意味なくない?だって、強制参加なんでしょ。兄さんの案もダメじゃん。」
はぁー
「お前な、お前が話していたのは進級課題。それは、全員一緒になる可能性は極めて少ない。だから、変装だったら絶対バレない。だが、教育実習は別だ。全員同じ場所に集まる。バカかお前。」
バカかお前Part2が来てしまった。
でも、確かに。ちょっとづつ条件が違うのか。
「じゃあ、体調不良だと偽って一か月の間だけ休むのは?」
「それは、無理だ。まず、進級課題をクリアーするかどうかの前に、出席日数が足りなくて退学だ。」
そんなの終わりじゃん。
「お前がよさそうと思った人材は、どれぐらいいた?」
兄は、突然ふと思い出したように質問してきた。
「殿下合わせて6、7人ぐらい?」
「だったら、バレても問題ない。」
いや。問題大有りだろ。だって、この学園使用人は通ったらだめでしょ。
「お前には先に言っておく。特別クラスの約8割が学園生活を始めて二週間でいなくなる。」
・・・え
お久しぶりです!今回は、少し長めに書いてみました!
皆さんは、どのキャラが好きでしょうか?
私は、もちろん全キャラ好きなのですが、一番好きなのは第一殿下とゼラニウムですね。
第一殿下は、まだ出てる回数も少なく、どんなキャラにしようか、腕がなります!
ゼラニウムは、私の好きな好みを合わせたようなキャラなので・・・
皆さんはどのキャラがすきですか?ぜひ教えて下さい!




