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18.入学②

大変まずいことになった。何がまずいかって、別行動をとって、グラジオラスの敵を消すはずが、グラジオラスと同じクラスになってしまったのだ。

同じクラスになること自体は、別に問題はない。それは、この学園以外の話。この学園では、クラスによって生活が変わるといっても過言ではない。


この学園は、前世の知識をもとに簡単に整理すると、中高一貫学校で、中学からの生徒はエスカレーター式で上がっていく、いわゆる進学校だ。


内部進学生が98%をしめ、残りの2パーセントが外部生といった割合だ。


そして、内部、外部関係なく、試験を受け、入学テストが良かった順にクラス分けされていく。

下から順番に、一般クラス、進学クラス、特進クラス①、特進クラス②、特別クラスに分けられる。


一般クラスと、進学クラスの違いは、学生自治会に所属しているかしていないか。

特進クラス①と②の違いは、魔術を専攻しているか剣術を専攻しているかで、内容が変わってくるが、それが大きく反映されるのは、卒業1年前からだ。よって、あんまりかわらない。


最後に、特別クラス。このクラスは、レベルが高いカリキュラムを受け、将来国を支える役職に就くために勉強をするクラス。主に、学生自治会の会長、副会長、生徒会、風紀委員会、王族、公爵家が配属される。


ここのクラス分けからわかること。それは…とっても、目立ってしまうということだ。


「シレネ!同じクラスだな、よろしく。まさか、同じクラスになれるとは思わなかったよ。」


シオンがいい例で、すでに、周りの目を引き、あいつは何なんだという目で私は見られていることが分かる。人数が少なく、顔と名前が覚えやすいうえ、将来の優良物件だ。当然のことだと思う。


「ええ、私もです。あんまりいい結果だったとは思っていなかったので。」


しかし、なんで私はこのクラスに配属されたんだ?身分は隠しているはず。まさか、どの試験も手加減していて、絶対に配属されるようなことはしてないはず…


いや、まてよ。したな、魔力石破壊したわ。それかー。あの試験官王族のしきたりを知らない試験官で、そのまま結果を書類にかいたな。


心の中で頭を抱えながらも、シオンと話していると、グラジオラスと目が合った。そうしたら、ニャリとした顔をされたので、帰ったら、ぶちのめすことを決心した。


そうこうしているうちに、このクラスの担任が来たようだ。


「お久しぶりです。試験でお会いしましたね。改めて、担任のネリネと申します。このクラスのことを話す前に、簡単に自己紹介をしてください。」


まさか。試験官が、担任とは思わなかった。それぐらい実力があるということだろう。それにしても、自己紹介か。めぼしい人物だけとりあえず覚えておこう。


まず、私の主人グラジオラス。第二王子。

「初めまして、第二王子のルミナス・グラジオラスと申します。どこの組織に入るかは決めていませんが、いずれ入るつもりです。魔術は、氷と火です。よろしくお願いします。(ルミナス・グラジオラスだ。組織は、兄が入ってないものなら何でもいい。魔術は、氷と火。よろしくするつもりはない)」


かっこの中身は、とりあえずスルーして、次。


フェニックス学生自治会、会長のサルビア 公爵家 腹黒

シルフ学生自治会、会長のハルジオン 公爵家 温厚

デーメーテール学生自治会、会長イヌサフラン 伯爵家、次席 天然

生徒会、生徒会長のリコリス 王族及び、主席 冷酷

風紀委員会、副会長のアリウム 王族及び、主席 無表情


濃いメンバーだな。どうやったらこんなメンバーが一クラスに集まるんだ?


考えている場合じゃない。そろそろ、私の出番が来てしまった。


「初めまして。公爵家のシレネと申します。魔術は、風。よろしくお願いします。」


本来の私は、公爵家ではないのだが、昔からカモフラージュ用の身分がいくつかある中の一つを今回は使わせてもらうことにした。


さあ、このクラスでどんな楽しいことが待ち受けているんだろうか?

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