私の快楽あなたの苦痛
「まぁ!まぁまぁまぁ!!!ようやく気づいて」『ドゴンッ』「いったーーーーぁーい!もう♪喋ってると・き・は♪静か」『バーン』スキーレが額に青筋立てながら炎の玉を降らせていく。
「大人しく聞けないんかワレ!!!!」「フク…………クククフ」急に出てきた素に笑いを堪えていると「うっさい!クネクネとあざとく喋って!こんな状況で受け入れれるわけないでしょ!フッ……仮面外れやすすぎ!」
「ふ、ざ、け、る、なァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」『ドーン』スキーレの煽りが聞いたようで人に似ていた上半身は皮膚がなく赤い肉と黄色の血がむき出しの状態でボコボコと膨れ上がり、下半身は馬のように変形していく。
「ふおざそけれるろなァァァァァァァ!!!!!」『バドーン』重量のある巨体が乗り物に飛び乗り、キシキシと音を立ててへこんでいく。
「こさぁけいぁにてぁしやぁてるぁやる!」前方に体が傾くと『ドン』という音と共に3mは超える肉塊が飛び込んでくる。
「ウグッ」瞬時に前に出て盾を構えたアモルが嫌な音を立てて吹き飛ばされ暗闇に落ちていく。やばい……攻撃に耐えれる奴がいなくなった。
『ミシッ』さらに前足に体重をかけ足元が割れ出し、突っ込む機会を伺っている。ツーウ……冷や汗が止まらず背を撫でる。「避けなさいよぉ!」『ザッシュッ』黄色い血の太い血管が走っている首から肩にかけて風の刃が裂き散らす。
「ガァーーーー!」殴る、蹴る、薙ぎ払う、噛み付く。流す、貫く、流す、流す、殴る、流す、燃やす。
大ぶりに攻撃に隙を見て反撃していく。手数は互角か僕たちの方が多い。だがダメージは肉の方が高い。一撃でももらうと内臓が破裂するような攻撃に避けることに意識が持っていかれ、スキーレは僕と乗り物に当たらないよう威力が出せないようだ。
つまり決定打がない。
目まぐるしく豚の胴体ほどあるような肉の腕、拳、足。サメのようなかえしのある鋭い歯からくりだされる攻撃を最小限の動きでかわしていく。
迫り来る死の影にじわじわと精神が削られて一瞬の隙が生まれてしまった。
「ハハハッ!カァワァいい〜!」「ウグァ゙」集中が切れた一瞬僕の首が掴まれ体が宙に浮く。ミシミシと音を立てて潰される。
「フフフ!つ・か・ま・え・た♪生意気な嬢ちゃんもお仲間さんが捕まっていれば手出し〜できなぁいわよねぇ〜」「と・り・あ・え・ず〜生意気な嬢ちゃんの目の前で〜反抗的な片目くり抜いて〜片足の皮膚剥いて〜私の肌を代わりに縫い付けて〜背中にかぁっこいい骨突き刺して〜怯えて絶望した残った片目をくり抜いて〜たぁーくさん共感して甘やかして〜顔色戻ったら〜すこーしずつ皮剥ながら炙って〜…………いいわね〜楽しみね〜!」
想像で楽しんでいるやつと酸欠で口から泡と血を流している僕の後ろで大気が震えるほどの力が集まっている。
[スキーレの名において大地を流れる風のエネルギーよ循環を捨て集まり、奴の体を漂うちりとせよ。…………ウェントゥス・ディッスィリエンス!] 「私より楽しんでるの、女らしいの腹立つのよー!」
心地よいそや風が吹いたと思うと目の前の異形にいくつもの爆発したような僕の腹にも一つ貫通した穴が空いていた。




