無傷な犬は地雷を設置
「「レリー」」
2人に呼ばれる声で僕の意識は現実に引き戻された。
「クソッ木が邪魔で奇襲に対応ができなかった。」「敵だ!」僕が叫ぶと
『ドゴンッ』『ザシュッ』
学者の女スキーレが土で幼体型の邪教徒の足を固定し騎士の男アモルが首を刎ねる。
あっけなく切り離された首は「アハ……ハハハハハハハハハ……ハハハハハハハハハハハハ…………哀れ惨め無能外道雑魚馬鹿腑抜け卑劣邪道野蛮…………かわぁいい!」っと笑いながら消え主人を失った体だけがそこにあった。
彼はまるで僕らをただ嘲笑うように言葉を残していった。だが瞳は可哀想な子を見るようであった。
「大丈夫か?」アモンが心配しながら駆け寄ってくる。
「大丈夫治せるから」
少し鬱陶しいと思いながらイメージを固める変形して細長く変わっていく耳を確認し[レリーの名において傷を癒せ!]
すると切断面に淡い光が集まり根本から先端にかけて腕が形成されていく。
「治ったわね。じゃあ向かいましょ。」どうやら死体から使えるところを剥ぎ取り終わったようだ。
心配が全くないところに苦笑しながら、あの瞳に胸騒ぎを覚えながら三人は目的地レース•ミリターリスに向かってまた歩き出した。
奇襲から移動を続けて3日目的地である武装国家レース•ミリターリスに到着した。
この国は武の神ウィルトゥースを信仰しているものが多く住む国であり肉体的強さを最重視している暑苦しい国だ。
中に入るために通関所の列に並ぶ。
国を囲む壁は何度見ても迫力がすごく近くで見上げると巨大で無骨で耐久力を重視した作りに圧倒されてしまう。見入っていると先の方で何か揉めているようだ。
おそらく神判の目力を持つ鏡ユーディキウムに姿が映らず入れないのだろう。揉め事はすぐに収まり数時間後僕たちは鏡の前にいたが「止まれ‼︎」高圧的な中年と若い兵士の男2人に引き止められた。
おそらく狙いはスキーレだろう。
「なんだァ俺たちが盗人に見えるのかァ」アモルがすごんで話すが引かず「にいちゃん達ィいい姉ちゃん連れてんじゃァん。少し貸してくれなァい」と畳み掛けてくる。
まともに戦えそうなのが1人でしかも騎士だからだろう完全に舐めている。命知らずなやつだ、今日を命日にしたいのだろうか。
そしてこちらにも1人……「綺麗な”ねぇちゃん″だ〜こいつ56だぞ、目大丈夫か?」言った。言い切った。バカ真面目に言った。純粋に親切だと信じて事実を言い切った。
その瞬間アモンは氷像となった。「フッフッフ」スキーレが笑いなが氷像を引きずって入っていくのをただ震えながら見ている男達を残して僕も後に続いた。
「じゃあ私は露店でも見てくるわ」出店の串肉を10本を献上したがまだ怒っているスキーレは手を振りながら去っていくと氷像から戻ったアモルが「女の子1人は危ないよ!」っと声をかけながら追いかけていった。
だが彼女にかかれば1人で国といい勝負するぞ……………………。声に出さない僕はすごく偉いだろう。
…………彼女のために弁護しておくが外見はすごく美人だ。さらに大人の色気というものが合わさって他の女性から頭四つ抜けている。……………………………………………………残念美人と無遠慮忠犬と言うところだろう。
謎のフォローを入れながら僕は依頼者の元へ向かった。




