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ギャルナースで、あげ〜⤴︎︎⤴︎︎  作者: 櫻木サヱ
新人研修と業務の壁

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12/15

複雑な患者対応に直面

朝の病棟は少し慌ただしい空気に包まれていた。結衣は茶髪を揺らしながら、カルテを確認して患者の状況を頭に入れる。今日担当するのは、持病が複数ある高齢患者や、手術後の管理が必要な中年患者など、少し複雑な症例ばかりだ。


「ふぅ…今日もあげ〜⤴︎︎⤴︎︎で頑張るぞ♡」

結衣は元気に深呼吸し、ナースステーションを出る。派手な見た目に緊張した空気を和らげる笑顔を添えて、患者のもとへ向かう。


最初に訪れたのは、糖尿病と高血圧を抱える80代の男性、田中さん。血糖値の管理が重要で、食事・点滴・薬のタイミングがシビアだ。結衣はカルテを見直しながら、手順通りに準備を進める。


「田中さん、おはようございます♡今日も一緒に頑張りましょう!」

田中さんは少し渋い顔をするが、結衣の明るさに少し笑みを見せる。

「君、派手な格好だね…でも頼もしい感じがする」

結衣はにっこり笑い、手早くバイタルチェックを行い、点滴や薬の準備を進めた。


しかし、昼前に問題が発生。田中さんの血糖値が予想より急上昇しており、インスリンの投与調整が必要となったのだ。結衣は少し戸惑うが、すぐに先輩ナースの高木に報告し、指示を仰ぐ。

「結衣さん、まず血糖値の変化を記録して、次の投与計画を医師に確認ね」

「はい!すぐやります♡」

結衣は手際よく記録を取り、医師に報告。医師からの指示を受けて正確に投与を行い、患者の状態は安定した。


午後には手術後の中年女性患者、里美さんの対応が待っていた。手術の影響で体温や血圧が不安定になりやすく、観察と対応が重要だ。結衣は巡回中に微妙な変化を見逃さず、すぐに先輩や医師に報告。

「結衣さん、さすが気づきが早いわね」

高木先輩も感心した表情を見せる。結衣は少し照れながらも、心の中でガッツポーズをした。

「ふふ〜♡あげ〜⤴︎︎⤴︎︎、ギャルでも判断力はピカイチよ♡」


さらに、複数の患者が同時に呼吸異常を訴えたり、転倒のリスクが高まったりと、現場は一気に忙しくなる。結衣は同期や後輩と連携し、声を掛け合いながら一つひとつ対処する。

「杏奈ちゃん、落ち着いて。まずこの患者さんの呼吸チェックを!」

「はい、結衣先輩!」

手際よく動く結衣の姿に、同期も刺激を受け、病棟全体の士気が上がる。


夕方、すべての患者対応が落ち着いた後、結衣はナースステーションでカルテ整理を行う。今日一日、複雑な患者対応に追われながらも、ミスなく対応できたことに少し達成感を感じる。

「今日もあげ〜⤴︎︎⤴︎︎!いろいろ大変だったけど、全部クリアできた♡」

佐藤がそっと肩を叩き、言った。

「結衣、お前、派手だけど仕事は確実だな…成長したな」


夜勤前の最後の巡回中、結衣はベッドで休む田中さんと里美さんに声をかける。

「今日も一日お疲れさま♡ゆっくり休んでね」

患者たちは安心した表情で頷き、結衣は微笑む。


こうして、結衣は新人研修で学んだ知識と判断力を駆使し、複雑な患者対応に立ち向かった。派手なギャルナースの見た目と明るさは変わらずだが、その裏でしっかりと実力を発揮する姿は、病棟スタッフや患者に確かな信頼を築きつつあった。

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