燃え尽きた紙切れ
前略、親愛なる貴方へ
これは手紙ではなく…そうですね。
日記のようなものです。
記録のような。
けれどこの文一つ一つに責任を持ちたいので、敢えて、貴方の名を刻みます。
まあ…、さすがに名前は書けませんが。
もしかしたら、貴方に届くのかもしれない…。
そう望み、そう畏れ、僕は書きます。
その日、とうとう貴方は死んでしまいました。
ええ。
解りきっていたこと。
解りきっていた日のこと。
解りきっていた状況です。
皆さんにとっては正に青天の霹靂。
阿鼻叫喚?
…少し違いますね、訂正します。
だけど…、皆さん、それほどまでに悲しんでらっしゃるのは事実です。
僕でさえ、悲しい ですから…。
貴方は解ってくれますよね?
解っていた ずの彼女も、心から悲しんでいます。
それはそうです。
貴 が死んだのは、紛れもな 事実ですから。
ええ。本当に。変えよ のない…事実。
人によって捉え方の違う真実とは、根 的に在り方の異なる事実。
まあ、辞書にそんな は載って いと思いますけどね?
けれど 葉とは不思議なものです。
正しいとされる文字よ も、貴方が何度も口に た“言葉”の方が残るの から…。
皮肉なものですね。
世界は 方を殺したのに、世界に貴方の言葉は残る。
身勝手です。
も、アイ も、彼女も、僕 、貴方も。
本当に、身勝 ですよ。
振り回 れる此方の もなって欲しい…。
い。
悲 んです…。
そして い。
どうしよ なく。
訳も く。
ただ、貴方が に殺さ たことが、どう もなく。
それで 、 れでも、僕は、きっ 貴方と 約束を、盟約を果 します。
例えも こ 世界 貴方が居 いとし も。
この 界に僕の居 所なんて、帰 所な 、ないんだ ても。
でも、それ も、 は
それを誰かが目にすることなんて有る筈も、それを許す筈もないけど。
それでも、誰かに解って欲しい気がして、今あるこの気持ちを忘れたくなくて…、危険と分かっていても…書かずには居られなかったんです。
そして今日も、僕はもう見なくなった夢を空想します。
いつか貴方が蘇る、その刻を。




