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田舎に帰るバスに乗れない
バスの切符売り場には一人の職員しかいない。木製の机の上に蓄音機がある。そして金庫のような四角い鉄製の置物がある。僕は田舎に帰るために切符を買うためにバスから降りてきた。その切符を買うために沢山の人が並んでいる。30人以上いる。これでは僕はバスに乗ることができない。バスはたくさんの人を乗せることが出来ないのだ。バスはすでに座る席はいっぱいで立ってつり革を掴んでいる人でいっぱいだ。女の人は着物姿で男の人は冬用の渋い色のコートを着ていて、みんな黙っている。
僕は切符を買うのも諦めてテーブルに座ると、その左斜め向かいに素敵な女性が座っていた。僕は再びチケットを買いに自動販売機の前に行った。バス代は数千円だった。僕は財布を見て一万円を取り出そうとした。しかし一万円札も五千円札も千円札もなかった。あるのはスーパーのレシートが数枚だけだった。僕はいつも二万円以上は財布に入れているはずなのに。僕は焦った。このままではバスに乗れない。しかし僕はどうにかなるだろうと思いなおした。バスはまだ出ていない。というかバスは何処かへ行ってしまったようだ。




