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夢千夜  作者: 西野了
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村長選の選挙参謀になって3200円払って、大きなふくらはぎを見た

 今回の村長選では2人立候補する。僕はそのうちの片方を応援する。選挙参謀をするのだ。だが僕の応援する立候補者を見たこともないので、その顔を知らない。

 選挙管理委員会に立候補の届け出の事務をしようと行ったら、わが陣営の事務をお手伝いをしてくれるカネダさんにあった。彼女は以前大ケガをしたけど今は元気になったので僕も嬉しい。だけど彼女はこの村に転入届を出していない。転入するには3200円かかるのだが、彼女はお金を持っていなかった。仕方なく選挙参謀をしている僕が払うことになった。選挙参謀はお金がないとやっていけない。そこにカネダさんの夫のカネオ君がやって来た。彼はしばらく音信不通だったが元気そうに話しかけてきた。やはり奥さんが元気になったから彼も元気になったのだろう。僕は奥さんを見ていると彼女のふくらはぎが異常に大きいことに気が付いた。象さんのふくらはぎレベルではないのだ。あれほど大きなふくらはぎを僕は見たことがない。元気になるとふくらはぎも大きくなるのだろうか?

 選挙管理委員会によると立候補者は3人になったと言っている。支持率は3人目が10%、僕の陣営の候補者が30%、そして対抗馬が40%だ。僕の陣営の候補者はどこに行っているのだろうか? まだその姿形を僕らの陣営の者は誰も知らない。

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