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夢千夜  作者: 西野了
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アメリカ行きのバスに乗り遅れたけど・・・

 僕らが乗るバスの担当添乗員が来ていない。他のバス停はちゃんと時刻通り発車している。僕らの停留所からアメリカ行きのバスが発車するのだ。だが担当添乗員が来ないとバスは発車できない。とうとう発車の時刻が来てしまった。

 僕は7、8人のいる部屋でウロウロしている。2人の婦人が良からぬことを盛んにしている。ここはアメリカだから羽目を外しているのだろう。アダルトビデオの撮影現場なのだろうか? 誰彼ともなく性行為をしている。何だかまるで現実感がない。ノルマをこなすようにセックスをしている。

 僕らは4人乗りの黒い軽乗用車に乗っている。まだアメリカの町中を走っている。僕らは消防隊なのだ。だが運転手の奴は何かミスをして消防団を首になる。奴は焦って運転をミスしてコーナーを曲がり切れずに、軽乗用車は崖から転落した。一瞬目の前が真っ暗になった。だが崖は竹藪だったので軽乗用車はすぐに止まった。僕は荷物が2つあったので、慌ててトランクを開け後部座席のドアを開けた。幸い荷物は無事だった。黄色いレッカー車がすぐ来て、竹藪の中の黒い軽乗用車を引き上げてくれた。あまり軽乗用車は傷んでいなくて傷も目立っていない。ボディに少し白い傷があるだけだった。

「これで首にならなくてすむかもしれない」太った運転手がそう呟いた。それを聞いた若い女性隊員は呆れた顔をした。彼女は若いけどしっかり者なのだ。彼女は僕を見て「どうかしら?」とアメリカ人がよくするポーズをした。僕も彼女に同意した。

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