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夢千夜  作者: 西野了
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修学旅行の時の交通事故

 僕はマイクロバスに乗っていた。

 高校の修学旅行だ。車内は男ばかりだ。

 狭い道をバスは進む。曲がりくねった道をかなりのスピードで走っている。

 左のカーブから乗用車が突っ込んできた。マイクロバスは右にかわし、何とかやり過ごす。

 またも乗用車が突っ込んできた。バスはそれもギリギリのところでかわした。僕は後ろを見ると、空き地をバスがバックしていて、もう少しで壁にぶつかるところだった。しかし、突っ込んできた黒い乗用車はその壁に激突し、ボンネットから前の座席までひしゃげている。

 狭い道を救急車がやって来た。僕らの目の前を担架に乗せられた負傷者が運ばれていく。僕は怖くなったので負傷者を見ないように目を背けた。

 女子生徒2人は興味本位で負傷者の様子を見つめたいた。

「顔が血だらけだったよね」

 僕の好きな女の子がそう言った。その言葉に僕はジェラシーを感じていた。

 僕たちはすでにホテルのロビーで話していた。 

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