表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オルタナ外伝ーアルトレア物語ー  作者: 絃芽こう
2学年 波乱の日常

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/146

33 天才たち?

「改めて、私はAクラスのアルトレアよ。よろしくね」


先程は、クラスを伝えただけで、アレンと呼ばれた少年が騒ぎ始めたけど、さすがにこれ以上周りに迷惑は掛けられないと思ったのか、それとも単純に再び鉄拳制裁を食らうのを恐れてか、大人しくしている。


「SSクラス、カミラです。よろしくお願いします」

「同じくトウコです。よろしくです」

「ランペイです。よろしく」


私に続いて、残りの3人が自己紹介をしてくれるが、どうやらこの子達は、全員SSクラスだったみたいだ。


「自分は、カツミ。Aクラスです」

「………アレンだ」


そして最後に、カツミも名前を告げ、自分以外の全員が自己紹介を終えたのを見て、アレンもしぶしぶといった感じで、自分の名前を言う。


これでようやく私達は、お互いの事を知ることが出来たわけだが、彼らの情報を簡単にまとめるとこうだ


カミラ

ベネウッド出身

小柄

ニューホーン大陸について詳しい?


アレン

ベネウッド出身

カミラの従兄妹

カミラより少し背が低い


ランペイ

ベネウッド出身

背の高さはカツミと同じくらい

170とかあるかも?


トウコ

ユニウス出身

背の高さは私とカミラの間くらい

少し大人しめな性格


と言う感じで、彼らの名前と出身地を聞いたのだけど、残念なことに私と同じアリアス出身の子は居ないようだった。


てっきり、先生がバランスを考えてそう言う編成にしたのかと思ったけど『SSクラスに、アリアス出身の人はそもそも居ないです』とのことだ。


なるほど、アレンが自己紹介の後も、ずっと私を見下したような態度を取る訳だ。


『慣れれば可愛いく見えますよ』なんてカミラは言ってるけど、それは、アレンが文句を言う度、さっきみたいに力で抑えつけてるからじゃないのかとも思う。


いっそ私も、カミラを真似して彼に2.3発ぶち込んどいた方が、大人しく言う事を聞いてくれるのではと考えなくも無いけど、彼らはさすがSSクラスと言うべきか。


私より一学年下であるのに、4人が全員ともリュウレンよりも綺麗な魔力の流れを保っているのが分かるので、案外不意打ちでもなければ、彼らにダメージを通すのは難しいのかもしれない。


まぁそんな事も考えたけど、この校外学習は彼らの成績に関わるものだ。


気が付けば、私が指示なんかしなくても、彼らは真剣に話し合いを始めていた。


時折、トウコが意見を求めてくるので、その都度私達も、2年生組で相談しながらそれに答えてやるが、さすがにアレンもここでは空気を読んだのか、他の人の提案に特に反発することも無く、話し合いは順調に進んでいく。


最終的に私たちの班は、カミラを先頭にアレン、ランペイ、トウコそして、その後ろに私とカツミの2年生が付くことになった。


1年生の中では、森に入った経験があるのはトウコだけなのだそうだが、1年生からの干渉されたく無いと言う意見と、私達のなるべく彼らの邪魔はしたくないと言う意見が合致した事で、この並び順になったのだ。


ちなみにリーダーはトウコで、サブリーダーはカミラとなった。


アレンが騒いでどちらかの役職を主張するのかと思ったけど、意外な事にこれに関しては、特に誰からも反対意見が出ることも無くすんなりと決まった。


順番を決める際に話していた、彼らのそれぞれの得意魔法を聞いたら、まぁ納得ではあったが。


まず、最初に経験者と言うことで、トウコが最後尾になることは、彼女が自分で主張して皆から受け入れられていた。


次に、誰が先頭になるかということだったけど、カミラは魔道具を利用した接近戦を得意スタイルとしているらしく、他2人に任せるよりはと、彼女がサブリーダーとして皆を先導することになった。


最後に、アレンとランペイだが、これはアレンの得意魔法が付与魔法であるのと、それをカミラに掛け慣れてることから、特に悩むこと無くアレンがカミラの後ろ、その後ろにランペイの順番に決まった。


ちなみに、アレンは付与魔法で魔道具の能力を増大することが出来るようで、あの性格で彼の役割は、カミラの完全サポートと言うことになるようだ。


まぁ、彼自身もSSクラスなので、別に本人が弱いと言うことも無いだろうが。


何はともあれ、出だしではまともに会話すら出来ずにどうなる事かと思ったけど、何とか無事、今日中に決めなければならないことは決めきることが出来て、私はホッと胸を撫で下ろすのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。 よければ次の更新まで投稿した他の作品も見ていってください。 X(旧Twitter)アカウントはこちら 現在連載中の作品【アルトレア物語】【人生裁判】 ピックアップ短編【恋心】
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ