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TASさんは異世界にて自由に生きたいようです。  作者: 粗茶漬け
TASさんが流浪の旅を始めるようです
47/53

イゴール、宥める。

3/7 今日、作者に急な予定が入ってしまい、投稿が出来ないかもしれません


(´・ω・`)ごめんなちゃい


3/7 急用が取り消しになったので、投稿が出来るようになりました(´・ω・`)


ドタキャンは世の常ですね(錯乱)


3/7 改稿

ワグナ王国→ソルド王国

 危険指定区域、“樹園”。


 そこは、非常に広い区域で広がっている、一つの大森林。


 この大陸の五大大国と呼ばれる国々の内、アルヌス帝国、グテビタ王国、ソルド王国という、三つの国の国境が重なる場所にあるその森は、この大陸の中で、”五つの大魔境”と呼ばれる場所の一つ。


 大魔境と呼ばれるだけあって、大陸内でもトップクラスの危険度を誇る場所だ。


 例えば、空気を吸うだけで、魔力耐性の無い者ならば、即気絶、下手すれば死に至るほどに濃密な魔力が、あちこちの地面に開いた小さな穴から霧の様に噴き出す地帯。


 例えば、光合成を行なった植物から排出される酸素と共に、植物が生成した猛毒の気体が共に吐き出されている為、酸素ボンベ、又は、それに準ずる効果を持った魔法を使っていなければ、立ち入る事すら許されないような地帯。


 果ては、全ての植物が”魔物化”しており、まるで動物の様に動き、雑草ですらも魔獣を殺して喰らうような地帯まであるのだ。


 流石に”深層”まで行っていなければ、何とか人が生きる事の出来る環境は維持されているがーーーーいつ、チビすけが魔獣の胃袋に納められる羽目になっても可笑しくはない。


 だから、俺は走る。


 この矢印が指し示す方向へ、その場所へ、一刻も早く、到着せなばならないのだ。


 そして。


 走り出してから、一時間ほどが経過し。


 矢印の指し示す先に、人影が見えた。


 俺は徐々に走る速度を落として行き、ゆっくりと止まる。


 そして、人影に向かって歩く。


 だんだんはっきりと見えてきた人影。

 あの身に纏った、安そうな布の服。


 輪郭も間違いないだろう。俺は、ほっ、と、胸を撫で下ろした。

 よかった。無事だったか。


 まぁ、一応確認の為、軽く声を掛けておこう。


 偶にいるのだ。人形に擬態して、近寄った者を殺す、といった風な、性質(タチ)の悪い魔物が。


 流石にそれはないだろう。ここが”樹園”だといえど、そんな奴が出て来る程に深く入っていない。念には念を、というやつだ。


 そして、俺は彼女に声を掛けた。

 おうい、と。



 すると、彼女は俺のいる方へ、ゆっくりと振り向く。



 そしてーーーー






「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」



「ッ?!?」



 彼女は、俺と目を合わせた途端、叫びながら、俺に飛びかかってきた。



 彼女のその瞳に宿っていたモノを。



 俺は一目見て。


 一目合わせて。理解する。



 それは、狂気————



 俺は彼女の飛びかかりを躱し、彼女に向かって言葉を投げ掛ける。



「おい!どうしたんだ、お前!」



「ううううう、ぁぁ、あああああああああああああああああああああああああああああああああ!」



 駄目だ。完全に錯乱していやがる。



 そんな事を考えている間に、二回、三回と、物凄い勢いで俺の方に突っ込んで来た。そして、その右手には、金属製のナイフが握られておりーーーー


「ぐ、ぬぅ」


 いつの間にか、右脇腹が思い切り裂かれていた。



 ————気付けなかった?俺が?



 それに——速い。



 そしてまた、いつの間にか、彼女は俺の視界から消えているーーーー



 だが、無駄だ。

 それは()()()()()()



「……そこだ」



 がきり、と。




 宙を舞う、ナイフの刃。



 彼女が俺の視界の()()から、俺の身体に突き刺そうとしていたナイフの刃は。



 俺が取り出した、歪にギザギザした刃物————“刃壊し”の餌食にかかり、根元からポッキリと折れて、吹っ飛んでいった。




「————うあぁ?」



 彼女は、動揺した。



 その一瞬の隙を、俺は見逃さず、”刃壊し”の柄の部分で、彼女の頭を、ぼかり、と、叩く。



「ぁう」



 狂乱していた彼女は気を失い、べちゃり、と、崩れ落ちる様に、地面に伏した。




「……手間掛けさせやがってよ」



 ……一体、さっきの”狂気”は、いったい何だったのか。何故、こんな場所に来たのか。


 聞かないといけない事が、幾つか出来てしまった。


 俺はさっき裂かれた脇腹を摩る。


 いつも通りだ。()()()()()()()


 俺は、ふぅ、と、大きな息を一つ吐き、身体を屈め、うつ伏せに倒れているチビすけの顔を、少し覗いてみた。


 すぅ、すぅ、と、寝息を立ててしまっていた。

 こうしてみると、ただのチビすけである。先程までの狂人ぶりが嘘の様だ。


 俺はチビすけを背に乗せて、立った後、落ちない様に負ぶってやり、今まで着た道を引き返し始めたのだった。


 この調子では、帰る頃には日が暮れてしまいそうだ。


 ああ、今日はもう、酒を飲んで寝てしまおう。


 俺が今負ぶっている彼女の身体は、俺がみた所、あちこちの筋肉が断裂したりして、酷くボロボロのようだ。俺には分からないが、恐らく、魔力的にも。


 彼女との臨時パーティの活動は、少し先延ばしになりそうだった。

戦闘描写が長続きしないぃ(´・ω・`)

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