表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TASさんは異世界にて自由に生きたいようです。  作者: 粗茶漬け
TASさんが流浪の旅を始めるようです
42/53

TASさん、謎の液体と出会う。

2017/2/15


サブタイトル名を変更しました

ぎぃぃ、と、冒険者ギルドの扉を開く。


中に入り、扉を閉めると、ギルド内に併設されている小さな酒場のカウンター席から、私の方を見ている人が一人。


私と臨時パーティを組むこととなった、イゴールさん、である。


私は、そちらに向かい、イゴールさんの隣の席に座ろうとする。しかし、私の身長で普通に座るには、椅子が少し、高い位置にあった為、軽く跳ねて、ぽすん、と、座った。


「どうも、れす」


「ああ。調子はどうだ?」


「そこそこいい、れす」


「そうか、ならいい。依頼の成功率は、その日の”調子(コンディション)が大きく関わって来るからな。まして、討伐依頼ともなれば、調子が良くないと、下手を打ち安くなる」


「へたをうてば、かんたんにしぬ、れすか」


「そうだ。少しのミスでも、俺たち(冒険者)は呆気なく死んでしまう。調子の悪い日には、無理に依頼を受けず、休むのも、選択肢の一つだ。覚えておくといい。……ああ、そうだ、チビ、何か飲むか?」


そう言って、イゴールさんは、メニューの刻まれた板を、私に渡す。


酒類の名前が幾つか並び、その下にお摘みの名前が並ぶ。一番下に果実水と、表記されていた。


何の果実を絞った飲料なのか、記載されていない為、見当もつかないが、私の年で飲めそうな物は、それくらいだった。


私は、果実水を選び、イゴールさんにメニュー表を返す。


「……果実水、か。お前、酒は飲まないのか?」


……この世界では、何歳からでもお酒を飲んで良いのだろうか?イゴールさんはそんな事を聞いてきた。


何歳からお酒を飲んで良いのか、聞いて見た。


「そりゃ、二十歳以上だろう。それまでに飲むと、毒素が身体に蓄積するとかなんとかで、若いうちから飲むのは良くないんだろう?俺はそう聞いているぞ」


……日本と同じだった。というか、恐らく、”古代の勇者”が伝えたのだろう。


この世界は、ファンタジーな文明の中に、日本的な要素が大量に入り込んで、なんというか、ちぐはぐだ。


私自身、”日本で生きていた”訳ではないので、別に日本的な文化に”懐かしみ”を感じる事は無いのだが、知識として知ってはいるので、やはり、この世界の文明は、何処かちぐはぐに感じる。


まぁ、この世界で生きていけば、そのうち慣れるだろう。


と、そこまで考えたあたりで、


「へい、お待ち」


と、酒と果実汁が、テーブルに置かれた。


イゴールさんが頼んだ物は、黄色っぽい酒に白い泡が立っている感じの酒だ。まぁ、ビールである。


そして、私の頼んだ果実水は。


「……なんれすか、これ」


とても、飲み物とは思えないような、(おぞ)ましい色をした、謎の液体だった。

文章量少な目です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ