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TASさんは異世界にて自由に生きたいようです。  作者: 粗茶漬け
TASさんが流浪の旅を始めるようです
28/53

TASさん、姫一行の情報を整理する。

いつ、私が質問責めの過程を描写すると言ったのだね?(´・ω・`)HAHAHA


この文章には『結果』だけ残るッ!


キングクリムゾソ!


\ドォーソ/


2017/6/25


ペルシカ一行のフルネームの描写で、名前の順番が色々間違ってる気がしたので改正。

今でも色々間違ってる気がしますが異世界なので気にしない(強引)

 私が眼で見て得た情報、また、彼等から聞いたりして入手した情報を、纏める。


 ペルシカさん。


 性別、女性。


 年齢、十六歳。


 見た目は、薄い桃色の、腰まで届くロングヘアに、美しいドレスを身に纏っている。顔立ちも整っており、美人。


 趣味は料理。私が狂乱していた時に、食い散らかした料理も、ペルシカさんが作ったものだ。


それを聞いて、もう一度土下座して謝罪しようとしたのだが、止められた。滅茶苦茶に食べてはいたが、美味しかった事は覚えている。ありがとう、ペルシカさん。


 そんな、料理好きなペルシカさんのフルネームは、アンプグラ・アルミナ・ペルシカ。


 “アルミナ”という王国の第一王女、つまり、お姫様である。


 アルミナ王国は非常に大きな権力を持った、大国であり、栄華を誇っていた。


 が、周りの国を、全て統治しようとした結果、反乱が起きる。


 五分の一ほどの数の反乱軍兵に、戦略だけで兵の数の差を覆され、一ヶ月ほど前に、呆気なく滅亡。


 迫り来る追っ手を何とか振り切りながら、専属の護衛と共に、逃亡の旅をしている。


 その旅の真っ最中で、追っ手を振り切り、気を抜いていた所を盗賊に襲われる。


 被害者C、改め、アーレンさんが、不意打ちでやられて、その次にバイロウさんが、カイルを庇って倒れる。


 姫一行、絶体絶命!


 そこに、私が通りかかり、精神が狂乱した状態で盗賊達を血祭りに上げたわけだ。


 とまぁ、そんな風に、今、馬車に揺られるに至った。


 ペルシカさんの護衛は三人いる。


 バイロウさん、カイル、アーレンさん。


 順に纏める。



 まず、バイロウさん。


 性別、男。


 年齢、37歳。


 フルネームで、ガイザード・ブライ・バイロウ


 高貴な鎧を身に付けており、その下には、鍛え抜かれた屈強な肉体。


 アルミナ王家直属の騎士団の家系の長男として生まれ、騎士団にて幼い頃から剣術を学び、今ではその腕前は、今は亡き王国で、一、二、を争えるほどの達人らしく、戦場での経験も豊富。


 逃亡の中に、刺客に剣を折られてしまっており、今は何も武器を持っていない。


 鎧を脱いでいるときに不意打ちをされたため、カイルを庇った時に、その身を守る物が何も無く、大きな怪我を負ったが、生存。私が”回復魔法”で治した。



 次に、カイル。


 性別、男。


 年齢、十七歳。


 フルネームで、バルテス・ベライド・カイル。


 公爵家の次男で、将来は騎士を志望。立派な鎧を身を包んでいるが、あまり似合っていないように感じる。


 剣術は中々の腕前らしいが、戦場や、野外での経験は無い。


 本人曰く、ペルシカさんに忠誠を誓っている、高潔な騎士である。


 自尊心が強く、自分の意見を曲げようとしない。


 バイロウさんに庇って貰ったり、狂人状態の私の視線に怯えるなど、情けない人という印象しか私は抱いていない。



 最後に、アーレンさん。


 性別、女性。


 年齢、十八歳。


 ファミリーネーム等は無い。が、高名な家の出らしい。代々ファミリーネームの無い家なのだそう。


 役割は、敵の動きの把握や、罠の探知、そういった事を専門とする、所謂、斥候(スカウト)


 …にしては、盗賊の不意打ちを喰らい、真っ先に倒れてしまっていたが、襲われる前日の夜、止めていた馬車の周りを、一晩中見張っていたため、寝不足だったのだそう。馬車の中で眠ってしまっていたそうな。


 その後ろの壁(布)から、いきなりナイフが飛び出してきて、それが偶々(たまたま)背中に刺さったそうだ。


 運が悪い人である。しかし、不幸中の幸いか、死ぬことは無かった。


 が、かなりの怪我を負って……。


 あ。そういえば、アーレンさんに”回復魔法”を掛ける事を忘れていた。掛けておいたほうがいいだろう。


 アーレンさんは、”御者”として、馬車を動かしている。


 私は客室(外から強くて冷たい風が音を立てて入り込んでくる開放的な場所を、部屋と呼んでいいのかは知らないが)の席を立ち、仕切り布に大きく空いた穴から、御者台を覗く。


 それに気付いたアーレンさんが、こちらを振り向く。


 緑色のマント。薄緑色のショートヘアは、手入れがあまりされていないのだろう、かなりボサボサになっている。顔立ちは整っているが、目の下の濃い(くま)が、所謂、”社畜”感を生み出している。


「あ、どもっす、ちびさん。どうかしたんすか?」


 私はアーレンさんに、”回復魔法”について説明し、それを掛ける、と、説明する。


「ああ、”聖法”のような魔法をかけてくれるんすね。是非お願いしたいっす」


 そう言って、アーレンさんはマントの下の衣服を(まく)り、包帯の結び目を外し、包帯を取り払い、傷口を私に見せる。


 中々深い傷に見える。しかし、重要な臓器や、太めの血管は無事のようだ。まぁ、無事じゃなければ、今、御者なんてやっている場合ではないだろうが。


 私は”思考加速”を行い、アーレンさんの傷口周りの精密なデータを読み取ってから、”回復魔法”を掛けた。


 傷口はすぐに塞がった。


 アーレンさんは驚いた顔をする。


「ぉお……。こりゃ凄いっすね……。すぐに治って、痛みも無く。医療院開けるっすよ、この腕前。ちびさん、ありがとっす……。お?街が見えてきたっすよー。あー、ようやく眠れるっす……」


 私は、”街が見えてきた”と聞いて、前を見る。


 視界の端っこに、壁と門が見えた。


 街は一体、どんな風になっているのだろうか。


 私の人生、初めての街まで、後少し。

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