26/94
026●わたしの?!
「で、ラボ・ジャパンはどうだったの?」
局長の問いに、記憶を振り返りながら答える。
「そうねえ。技術力は我が国より上ね。いや、なんだろう、発想や運用法がうまいんだなあ。」
「ミズ・サマーズ、それではよくわからないよ。もう少し、具体的にお願い。」
わたしが感じたこと、見てきたことを伝える。
ココアには驚いた。
採算度外視というのは納得よね。
でも、ハリボテ戦車でクロマクを突き止めるなんて、いいアイデアだったよね。
「つまり、エイミーは、ジン・タカミヤが中核になっている、って言いたいのね。」
あっ〜、そうね、そうだね。流石は女神と呼ばれる局長、よくお分かりね。
ジンはいつも穏やかだし、落ち着いている。彼の冷静な判断や行動には、助けられたよね。
「それじゃあ、7日間の休暇も明けたから、次の任務にいってもらうね。」
「了解です。どこで何をしましょう?」
女神が封筒をくれる。
あれっ?これって、わたしが日本から持ってきたやつじゃないの?
「中身をみたわよ。確かに極秘の内容だった。残った中身を持って、もう1度、日本に行ってらっしゃい。向こうの局長、ミスター・ゼロによろしくね。」
ええっ?あっ!セキュリティ・コアのIDカード?!わたしの?!




