016●がんばっても、がんばっても・・・
だめだった。
がんばった。全力だった。
でも、わたしには、できなかった。
惑星上の生命体は、全滅した。最悪だ。
人類が開発した「最終兵器」。
とめられなかった。
何度も時間軸を遡って、防ごうとしたんだけど。だめだった。
これでアークエンジェルと名乗れるの、わたしは?!
扉を叩くのはだれ?
「どうぞ・・・。」
えっ?マイロード!
光球の中から実体空間に?!
やだ、涙、拭かなきゃ!
ちょっと、おまちください!
「ありがとう、ミユキ。ありがとう。」
「・・・でも、でも・・・。みんな死んじゃったの。わたしの力が足りなかったの。申し訳ありません・・・。がんばったつもりなんですけど。」
「あなたは何度も諦めずに、本当に何度も何度も繰り返して、よくやりましたね。」
涙が止まらない。
そうなんです、がんばったんです。
・・・けど・・・結果がこれでは・・・。
「一生懸命、がんばっても結果に繋がらないことは、いっぱいあります。ありすぎますよね。それでも・・・何もしないで後悔するより、やって悔やむほうが、ずっといいと思う。残念だけど、悲しいけれど。この犠牲を次に活かしましょう。そうすることが、去っていった者たちに少しでも報いることになれば。・・・例えは適切どうかわかりませんが、恋と同じですね。告白しないで、ずっと引きずるより、勇気を出して振られたほうが良いのと同じ・・・。」
そうか・・・。恋と同じか。そうか、そうだよね・・・。うん・・・。じゃあ、マイロード・・・
「是非、わたしと、つきあってください!是非!」
「元気になりましたね!もう、つきあってるじゃないですか。」
いや、そういう意味じゃなくってえ!いかん、うまく躱されたあ!




