15/94
014●レイディ・マナの出撃
「出撃ですか、マナ様?!」
「ソフィアから詳細が来ています。宗主様から、対応指示もありました。強制転送されて来る物体を、破壊します。」
エンジェルの方々は金色の武装をされる。
わたしたち18名は白銀だ。
マナ様は普段通り。
身体密着性シールドだけでなく、何重もの防壁を纏っておられるのだと、わたしたちは知っている。
「実体化したら、プラズマ・イオン・ブラスターで動きを封じる。さらに、腐食弾で消滅させる。出てくるぞ。各自のシールドの最終チェックを実行せよ。」
出た!’雷神’をお見舞いしてやる!
光学迷彩など子ども騙しだ。
多脚陸戦兵器と言えど、この戦国で鍛え抜かれたわたしたちには、赤子の手を捻るようなもの。
赤子の手は捻らないけれど。
動きが止めた!
続いて、腐食弾!喰らえ!
この言い方、ちょっと下品かしら?
ー対象物、消滅。任務完了です。
ーありがとう、マナ。よくやってくれました。痕跡は残っていませんね。
ーはい、マイロード。実体空間、亜空間、両状態は共に異常ありません。山中でしたので、目撃者も皆無。後世には何も残りません。クラリスと、そちらの貴方様のお陰です。
ーこういう時、分身体は有効ですね。アークエンジェルズで情報共有をお願いします。
ー承知しました。




