013●マナに転送を
惑星アルファに着いた。
確かにわずかだが、空間が揺れている。
レイディ・クラリスとマイロードがデータ収集の指示をされる。
「これは、次元断層が出現する予兆ではないでしょうか?」
「まず、間違いないね。エンジェルもエンジェルナイトも分身体化しているか?」
「はい、クラリス様。万一、ココア・インパクトが発生しても、この世界線のメンバーは消滅しません。」
「世界線自体も保持したいところだな。それでは、始めようか。」
ーよし!それでいい。アヤネ、サラ、流石はエンジェル・ナイトだ。みんなよくやってくれた。しかし、消えた作業車は別の世界線に飛ばされたままだな。
ークラリス様、どうやら、あの世界線の亜空間にぶら下がっているようです。既に実体化しています。1度だけですが、被害が出ています。
ーもとは軍用だっただけに、現地だけの対応は難しいのではないでしょうか?
ー自己防衛システムが起動しているな。光学迷彩も発動している。マイロード、介入してもよろしいでしょうか?
ー介入を許可する。その世界線にもわたしがいる。データを、メカナイトを通じてココアと共有した。マナにやってもらおう。データを転送してやってくれ。
ーレイディ・マナにデータ転送を完了しました。続いて作業車本体を、マナの世界線・時間軸に強制転送します。
ーこれで惑星アルファの、この世界線は無事ですね。どう報告しますか?
ーグレッグには、宙域の一時的変動過程と言っておくよ。お疲れ様!




