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20/22

Episode 20: ピロシキとレッドブル

登場人物


田所家

 健一/元ハリウッド映画主演原作者

 カヨ/健一の妻、カリスマ、管理魔

 トシキ/健一の息子、東大休学、パン屋でバイト


ベーカリー カラマゾヴァ

 ミーチャ(ドミトリア・カラマゾヴァ)/三姉妹長女、パン屋の看板娘

 サーシャ(アレクサンドラ・カラマゾヴァ)/三姉妹三女、心優しいカトリック

 ヴィック(ヴィクター・カラマゾヴァ)父親、パン職人、無骨

 ※カラマーゾフの兄弟とは無関係です


 シンディ・ゴールドバーグ/トシキの彼女、カヨの弟子

 ルイーズ・ゴールドバーグ/シンディの母、UCLA教授、マッドサイエンティスト


 ブレイディ・ヴァーデン/役者志望、レッドブル依存、おバカ


☆なんちゃって参考文献

 ドフトエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

 ※読んでなくても大丈夫!

Bakery Karamazova。

朝8時。

ドアが開いた。

「Morning, Mitya!(おはよう、ミーチャ!)」

ブレイディが、入ってきた。

5日連続。

「…Morning, Brady(おはよう、ブレイディ)」

ミーチャは、笑顔で迎えた。

でも、少し疲れている。

「Yesterday’s audition, failed again. 51st time…(昨日のオーディション、また落ちた。51回目…)」

「I see…そう

ミーチャは、もう驚かなかった。

「But I’ll get back on my feet. I always do(でも、また立ち上がるよ。いつもそうしてきた)」

「That’s great, Brady(それは素晴らしいわ、ブレイディ)」

ミーチャは、営業スマイル。

ブレイディは、気づいていない。

「Today I’ll do Macbeth!(今日はマクベスやるよ!)」

「Brady, there’s a line…(ブレイディ、お客さん並んでるから…)」

「It’s okay, it’ll be quick!(大丈夫、すぐ終わる!)」

ブレイディは、片手を上げた。

「Is this a dagger which I see before me—(これは短剣か、我が眼前に見ゆるは—)」

奥から、ヴィックの怒鳴り声。

「Brady! Order!(ブレイディ!注文しろ!)」

「Oh, sorry!(あ、ごめん!)」

ブレイディは、笑った。

「Two piroshki(ピロシキ2つ!)」

Okayはい

ミーチャは、ピロシキを袋に入れた。

ブレイディは、カウンターでリュックを開けた。

そして、取り出した。

レッドブル。

2缶。

「…」

ミーチャは、目が点になった。


奥の厨房。

トシキとサーシャ、パンをこねている。

サーシャが、小さく言った。

「Brady’s here again(ブレイディ、また来たわね)」

「Yeah. Five days in a row(うん。5日連続)」

トシキは、笑った。

「Mitya looks a little tired(ミーチャ、少し疲れてるね)」

「She doesええ

サーシャも、頷いた。

「I thought they’d get together(あのままくっつくと思ったんだけど)」

「…It’s not that simple(なかなか上手くいかないわ)」

二人、静かに笑った。


カウンター。

ブレイディは、ピロシキを一口食べた。

そして、レッドブルを開けた。

プシュッ!

一気に飲む。

「Ahh! Perfect!(プハー!最高!)」

そして、またピロシキ。

またレッドブル。

ヴィックが、カウンターから出てきた。

ゆっくりと。

ブレイディを見た。

「What are you doing?(…何してる?)」

「Morning routine! Piroshki + Red Bull! Best combo!(朝のルーティン!ピロシキ+レッドブル!最高の組み合わせ!)」

「…」

ヴィックは、黙った。

そして、小さく呟いた。

「My piroshki…is crying…(俺のピロシキが…泣いてる…)」

「What?(え?)」

「You…washing down my piroshki…with Red Bull…(お前…俺のピロシキを…レッドブルで流し込んでる…)」

ヴィックの目が、険しくなった。

ミーチャが、慌てて言った。

「Papa, calm down…(パパ、落ち着いて…)」

でも、ヴィックは止まらなかった。

「This is…art…handmade…love…(これは…芸術だ…手作りだ…愛情も…)」

そして、ブレイディに向かって指を差した。

「You…you’re tainting it…with chemicals…(お前は…それを…化学物質で汚してる…)」

「But it’s delicious!(え、でも美味しいよ!)」

ブレイディは、本気で言っている。

ヴィックは、深呼吸した。

そして、奥の棚からウォッカのボトルを取り出した。

「This…is Russia’s energy drink…(これが…ロシアのエナジードリンクだ…)」

ウォッカのボトルを開ける。

「Papa!!!(パパ!!!)」

ミーチャが、叫んだ。

イヴァンナが、奥から冷たい声で言った。

「Drinking from the inventory again?(また店の在庫から飲むつもり?)」

「…」

ヴィックは、ボトルを置いた。

そして、ブレイディを見た。

「Get out(出て行け)」

「What?(え?)」

「Today…I don’t want to see your face(今日は…お前の顔…見たくない)」

「You’re joking, right?(冗談でしょ?)」

「I’m not joking(冗談じゃない)」

ヴィックは、真顔だった。

ブレイディは、困った顔をした。

「Sorry, Viktor. I genuinely thought it was good(…ごめん、ヴィクター。本気で美味しいと思ったんだ)」

「…」

ヴィックは、何も言わなかった。

ミーチャが、横から言った。

「Brady, maybe you should go home today(ブレイディ、今日は…帰った方がいいかも)」

「Okay(…分かった)」

ブレイディは、ピロシキとレッドブルを持って店を出た。

ドアが閉まった。


静けさが戻った。

ヴィックは、溜息をついた。

「He’s not a bad guy, but…(…あいつ…悪い奴じゃないんだが…)」

「But?(でも?)」

「He doesn’t understand…(…分かってない…)」

ミーチャは、少し笑った。

「Papa, it’s okay. Brady is just…a little…energetic(パパ、大丈夫。ブレイディは…ただ、少し…エネルギッシュなだけ)」

「Too energeticありすぎだ

ヴィックは、奥に戻った。


午後2時。

店が少し落ち着いた頃。

ドアが開いた。

シンディが入ってきた。

「Hi! I was in the neighborhood…(こんにちは!近くにいたから…)」

「Cindy!(シンディ!)」

トシキは、厨房から顔を出した。

嬉しそうだ。

「What are you doing here?(どうしたの?)」

「Just wanted to see how it’s going(どんな感じか見たくて)」

「Come in, come in!(入って入って!)」

ミーチャが、にこやかに迎えた。

「Cindy! How have you been?(シンディ!元気にしてた?)」

「Yeah, good! Thanks(うん、元気よ!ありがとう)」

シンディは、店内を見渡した。

清潔で、温かい雰囲気。

パンの香り。

「It’s a nice place(素敵なお店ね)」

その時、厨房からサーシャが出てきた。

「Oh, Cindy. Nice to see you again(あ、シンディ。また会えたわね)」

「Sasha! Hi!(サーシャ!こんにちは!)」

二人は、笑顔で挨拶した。

トシキが、サーシャの横に並んだ。

「We were just finishing the morning dough(ちょうど朝の生地を仕上げてたとこ)」

「You two look like you work well together(二人、息が合ってそうね)」

シンディは、笑顔で言った。

「We’re getting there(だんだん慣れてきた)」

トシキも、笑った。

サーシャも、静かに微笑んだ。

「Toshiki is improving fast(トシキ、上達が早いの)」

「Really?(本当に?)」

「He listens well(しっかり話を聞くからね)」

トシキは、少し照れた。

シンディは、その二人を見ていた。

自然な笑顔。

自然な距離感。

(…仲いいのね)

シンディも、笑顔を保った。

「That’s greatよかった


午後3時。

トシキとサーシャ、カウンターで紅茶を飲んでいた。

「Think Brady will come tonight?(ブレイディ、今夜も来るかな?)」

「Probably. He always does(多分。いつも来るから)」

サーシャは、静かに答えた。

「Mitya seemed happy at first, but…(ミーチャ、最初は嬉しそうだったけど…)」

「Now she’s…a bit tired(今は…少し疲れてるわね)」

トシキは、頷いた。

「Brady’s not bad. Just…too straightforward(ブレイディ、悪い人じゃないんだけどな。ただ…分かりやすすぎるというか)」

「In a good way. But also…(いい意味でね。でも…)」

「Yeah…(…そうだね)」

二人、温かい目でミーチャを見た。

ミーチャ、カウンターで帳簿をチェック中。

でも、時々ドアを見ている。

サーシャが、小さく言った。

「But she doesn’t dislike him(でも…嫌いじゃないのよ、ブレイディのこと)」

「Yeah, I can tell(うん、分かる)」

「They’re similar in some ways. But…not quite(似てるところもあるのよね。でも…少し違う)」

「Like…?(例えば?)」

「Brady is Red Bull. Mitya is…vodka(ブレイディはレッドブル。ミーチャは…ウォッカ)」

「…That’s an interesting combination(…面白い組み合わせだね)」

「Mixed together…it might actually work(合わせたら…意外といけるかもしれない)」

「Like a cocktail?(カクテルみたいに?)」

Exactlyそう

二人、笑った。


夕方5時。

シンディが、また店に来た。

「Hey, just passing by again(また通りかかったから)」

「Welcome back!(おかえり!)」

ミーチャが、笑顔で迎えた。

トシキは、厨房で片付けをしていた。

サーシャと並んで、何か話しながら笑っている。

シンディは、カウンターからその様子を見た。

(また二人で…)

トシキが気づいた。

「Cindy! Again?(シンディ!また来たの?)」

「I was nearby(近くにいたから)」

「Come have some tea(お茶飲んでいきなよ)」

Thanksありがとう

シンディは、席に座った。

サーシャが、紅茶を持ってきた。

「Here you goどうぞ

「Thank you, Sasha(ありがとう、サーシャ)」

三人で、少し話した。

トシキは、楽しそうだった。

サーシャも、穏やかだった。

シンディも、笑顔で話した。

でも。

帰り際。

「See you, Toshiki(じゃあね、トシキ)」

「Oh, already? See you(あ、もう?またね)」

トシキは、すぐにサーシャとの作業に戻った。

シンディは、ドアを閉めた。

外の空気が、少し冷たかった。

(…楽しそうだった)

(二人とも)

シンディは、歩き始めた。

(私がいなくても…全然大丈夫そう)


夜6時。

カヨと健一が、店に入ってきた。

「視察。ちゃんとやってるかなって思って」

カヨは、店内を見渡した。

「One black bread, please(黒パン、一つちょうだい)」

「Yes!(はい!)」

ミーチャは、笑顔で答えた。

カヨは、黒パンを受け取った。

一口食べた。

「Delicious. Nutritious too(…美味しい。栄養価も高いわね)」

「Thank you!(ありがとうございます!)」

カヨは、奥の厨房を見た。

トシキとサーシャ、並んで片付けをしている。

笑いながら話している。

自然な笑顔。

自然な距離感。

(…仲がいいわね)

健一が、横から言った。

「トシキ、楽しそうだな」

「…ええ」

カヨは、小さく答えた。

でも、それ以上は何も言わなかった。


その時、ドアが開いた。

ブレイディが入ってきた。

朝とは少し違う。

少しだけ、肩が落ちている。

「Evening, Mitya…(こんばんは、ミーチャ…)」

カヨは、振り返った。

「Oh, Brady(あら、ブレイディじゃない)」

「Kayo…hiカヨ…やあ

いつもの元気がない。

「What happened?(どうしたの?)」

「Today’s audition…52nd fail(今日のオーディション…52回目の不合格)」

「…I see…そう

カヨは、小さく溜息をついた。

「It’s fine. I’ll be fine(大丈夫。立ち直れる)」

ブレイディは、そう言ったが、声に力がなかった。

ミーチャは、カウンターからブレイディを見た。

営業スマイルが、少し和らいだ。

「Brady…the usual?(ブレイディ…いつもの?)」

「Yeah…thanksうん…ありがとう

ミーチャは、ピロシキを袋に入れた。

いつもより、少し多めに。

ブレイディは、気づいた。

「…Mitya…ミーチャ

「What?(何?)」

「You gave me extra(多く入れてくれた)」

「Did I? Must’ve miscounted(そう?数え間違えたかしら)」

ミーチャは、そっぽを向いた。

ブレイディは、少し笑った。

「…Thanks…ありがとう

「Don’t mention it(気にしないで)」

カヨは、その光景を見ていた。

健一が、小さく言った。

「あいつ、元気ないな」

「…でも、大丈夫そうね」

カヨは、ミーチャを見た。

(ミーチャ…ちゃんと見てるのね)


夜8時。

店は閉まっている。

トシキとサーシャ、掃除中。

「Brady came twice today(今日、ブレイディが2回来たね)」

「Morning and evening(朝と夜)」

サーシャは、頷いた。

「He seemed down tonight(今夜は少し落ち込んでたね)」

「Yes. But Mitya…(ええ。でもミーチャ…)」

「She noticed(気にしてたみたい)」

Yeahうん

二人、静かに笑った。

「They’ll be okay(あの二人、大丈夫よ)」

サーシャが、小さく言った。

Slowlyゆっくりと

Yeahうん

窓の外、月が出ている。


その夜。

カヨの自宅。

カヨ、ソファに座っている。

携帯が鳴った。

ルイーズからだった。

「Hello, Louise(こんにちは、ルイーズ)」

「Kayo, the equipment arrived. EMF detector, temperature sensor, 4K camera. Next week, we’re going back to Gretchen’s apartment(カヨ、機材が届いた。EMF検出器、温度センサー、4Kカメラ。来週、Gretchenのアパートに戻る)」

「Going alone?(…一人で行くの?)」

「Of course you’re coming too, right? Emma as well. Rachel will…probably be scared but I’m bringing her(もちろんあなたも来るでしょ?エマも。レイチェルは…多分怖がるけど連れて行く)」

「Okay(…分かったわ)」

カヨは、少し考えた。

そして、今日見た光景を思い出した。

トシキとサーシャ。

並んで片付けをしている。

笑いながら話している。

首の十字架のネックレス。

「Louise, there’s someone I want to bring(ルイーズ、一人、連れて行きたい人がいるんだけど)」

「Who?(誰?)」

「Sasha. A girl working at the bakery where Toshiki works. Catholic(サーシャ。トシキがバイトしてるベーカリーで働いてる子。カトリック)」

「Catholic? Why?(カトリック?なぜ?)」

「Just covering all the bases. We don’t know what we’re dealing with(念のため。何が相手か分からないから)」

ルイーズは、少し間を置いた。

「…The phenomena will have rational explanations. They always do(…物事は必ず合理的な説明ができる。いつでもそうよ)」

「I know. But it doesn’t hurt to be prepared(分かってる。でも、備えておいて損はないでしょ)」

「…Fine. Bring her. More observers means better data(…いいわ。連れてきて。観察者が増えればデータの精度も上がる)」

「And Toshiki tooそれとトシキも

「Toshiki? Why?(トシキ?なぜ?)」

「It’ll be easier to ask Sasha if Toshiki comes along(トシキが来た方がサーシャを誘いやすいでしょ)」

「Understood. More observers, better results(分かった。観察者が多い方がいい結果が出るわ)」

「And Cindy(あ、それとシンディも)」

「My own daughter?(自分の娘を?)」

「It’s a mother’s duty to involve her daughter in research(娘を研究に参加させるのは母親の義務でしょ)」

「…Normal mothers don’t say that(…普通の母親はそんなこと言わないわよ)」

「We’re not normal(私たちは普通じゃないもの)」

カヨは、小さく笑った。

「Okay(分かったわ)」

カヨは、電話を切った。

そして、シンディにメッセージを送った。

「Next week, joining Louise’s investigation. Toshiki and Sasha are coming too. Come with us(来週、ルイーズの調査に同行します。トシキ、サーシャも一緒です。あなたも来なさい)」

数分後、返信が来た。

「I’m coming(行きます)」

カヨは、小さく微笑んだ。


シンディの部屋。

シンディ、携帯を見ている。

カヨからのメッセージ。

「トシキ、サーシャも一緒です。あなたも来なさい」

(…来なさい、か)

シンディは、少し笑った。

カヨらしい。

でも。

今日の光景を思い出した。

トシキとサーシャ。

並んで笑っている。

自然な距離感。

自分がいても、いなくても。

変わらない二人の空気。

(私がいないところで…どんどん仲良くなってる)

(トシキのこと、ちゃんと把握できてるのかしら)

シンディは、少し複雑な気持ちになった。

嫉妬?

いや、そうじゃない。

でも、何か…落ち着かない。

(一緒に行けば、分かるかもしれない)

シンディは、深呼吸した。

そして、返信を送った。

「I’m coming(行きます)」


ルイーズの自宅。

オフィス。

ルイーズは、機材を並べていた。

温度センサー × 4

4Kカメラ × 2

EMF検出器 × 1

録音機 × 3

チェックリストを見る。

「Equipment: check」

「Team: Kayo, Emma, Rachel, Toshiki, Sasha, Cindy」

「Hypothesis: All phenomena can be explained scientifically」

ルイーズは、深呼吸した。

「It’s okay. Science doesn’t lie(大丈夫。科学は嘘をつかない)」

そして、グレッチェンのアパートの住所を見た。

机の上に、前回のメモが開いている。

Conclusion: ???

ルイーズは、ペンを握った。

「This time, I will find the answer. I have to(今度こそ、答えを出す。出さなければならない)」

そして、新しいノートを開いた。

Investigation #2: Gretchen’s Apartment

Objective: Provide scientific explanation for all observed phenomena

Team:

∙ Kayo Tadokoro (Observer, Control)

∙ Emma (Observer, Actress)

∙ Rachel Zimmerman (Legal, Emotional Support)

∙ Toshiki Tadokoro (Observer, Youth Perspective)

∙ Sasha Karamazova (Observer, Religious Element - Catholic)

∙ Cindy Goldberg (Assistant, My Daughter)

Equipment:

∙ Temperature Sensors ×4

∙ 4K Cameras ×2

∙ EMF Detector ×1

∙ Audio Recorders ×3

Expected Results:

∙ All phenomena will have rational explanations

∙ Religious presence (Sasha) may provide psychological comfort to subject

∙ Data will be conclusive

ルイーズは、ペンを置いた。

「…Perfect」

机の上の「Conclusion: ???」に目が止まった。

ルイーズは、それに二重線を引いた。

「No. There are no question marks in science(いいえ。科学にクエスチョンマークはない)」

そして、ノートを閉じた。

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