【特別番外編3】王都が『新ナポリ』に改名!海神をアンチョビのマリナーラとクラーケンのルチアーナ風で籠絡し、王女を救う手打ち『シャラティエッリ』と魔法無効を沈める職人の平手打ち!
【大好評御礼・特別番外編 第3弾!】
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今回の特別番外編3は、ピッツァの人気で『新ナポリ』と改名された王都を舞台に、呪いの眠りに落ちた王女ソフィアを救うため、アンジェロたちが『海底大迷宮』へ挑みます!
さらに進化した無限食材庫から飛び出す「アンチョビのマリナーラ」、仲間を襲ったクラーケンで作る「ポリペッティ・アッラ・ルチアーナ」、そして実在の本場レシピで作るアマルフィ海岸の伝統手打ちパスタ『シャラティエッリ・アイ・フルッティ・ディ・マーレ(魚介のシャラティエッリ)』と、魔法無効の黒幕に対するアンジェロの「物理ツッコミ」をお楽しみください!
地球へ帰還するための古文書を破り捨て、この世界に骨を埋めると決めてから、すでに数ヶ月の月日が流れていた。
もし地球にいた頃の俺の元同僚たちが、現在の王都ソラリアの姿を見たら、全員腰を抜かしてひっくり返るに違いない。
まず第一に、もうこの街を「ソラリア」と呼ぶ奴は一人もいなかった。
俺が毎日カウンターで「ナポリじゃこうするんだ!」「この匂いはナポリそのものだな!」と叫び続けていたせいで、すっかりピッツァ中毒になったアルデバラン国王陛下が正式な王命を下し、なんと王都の名前を『新ナポリ(ネアポリス)』へと改名してしまったのだ!
もっとも、俺のピッツェリアの扉を開けて表の通りを見れば、その理由は一目瞭然だった。
白い石造りの美しい建物と建物の間には太陽の下で洗濯物が気持ちよさそうに干され、王都の鍛冶屋たちは無骨な大剣を作るのをやめて「穴あきの窯ベラ(パーラ)」や「アルミと銅のフライパン」を鍛える専門職人になり、石畳の路地では子供たちが揚げピッツァ『モンタナリーナ』や四つ折りの『ピッツァ・ア・ポルタフォリオ』を片手に走り回っている。
街中には朝から晩まで、485℃の樫の薪が燃える香ばしい匂いと、黄金色のニンニク、新鮮なバジル、そしてコトコトと煮込まれるラグーの香りが漂っていた。今や『新ナポリ』の評判は大陸中に轟き、周辺の他国からも毎週何千人もの市民や商人たちが「アンジェロのピッツァを一口食べるためだけ」に国境を越えて押し寄せるようになっていたのだ。
さらに、何万人もの客の胃袋を満たし続けたことで、俺の二つ目のユニークスキル【白き芸術の無限食材庫】もまた、劇的な進化を遂げていた。
【スキル進化:『白き芸術の無限食材庫・極』】
効果:基本食材に加え、ナポリのピッツェリアおよび伝統料理に不可欠なカンパニア州の至高の食材が無限に供給される。
新規解放食材:再粉砕デュラムセモリナ粉、新鮮な牛乳、産みたての卵、熟成ペコリーノ・ロマーノ、ガエータ産の黒オリーブ、パンテッレリーア島の塩漬けケッパー、チェターラ産の塩漬けアンチョビ(片口イワシ)および魚醤、燻製プローヴォラチーズ、水牛のリコッタ、アマルフィ海岸の黄金レモン、および新鮮なミニトマト(ダッテリーニ種・ピエンノロ種)。
要するに、ピッツァとパスタの基本に関しては、俺は文字通り「天国」を手に入れていた。
ただ一つ、俺の無限食材庫にも限界があった。それは「獲れたての海の魚介類」だけは出せないということだ。だが、今日の朝までは、それで困ることはなかった。
その火曜日の朝、俺がカラーラ産白大理石のカウンターで48時間熟成させた生地玉の状態を確かめていた時、ピッツェリアの扉が吹き飛ばんばかりの勢いで開いた。
飛び込んできたのは、俺の親友である英雄パーティ『白銀の暁』の四人――剣聖レオ、タンクのゴラン、聖女エレナ、大魔導士ヴィクトル――そして、頬を涙で濡らしたアルデバラン国王陛下その人だった!
「アンジェロ師匠、国家の危機です!」
剣聖レオが、黒い魔力の煤がついた鎧姿で叫んだ。
「昨夜、隣国『灰岩帝国』の暗殺部隊――マルファス黒公爵が率いる『対魔術師団』が王宮の奥深くに侵入したのです! 奴らは、我々の王都が『新ナポリ』になって以来、自国の市民や商人がみんなアンジェロ師匠の料理を求めて新ナポリへ移住してしまい、自分たちの帝国が寂れてしまったことを逆恨みしていたのです!」
「奴らは新ナポリの評判を落とし、この国を絶望させて滅ぼすために、私のたった一人の孫娘である『ソフィア王女』に禁断の呪いをかけて逃走したのだ!」とアルデバラン国王が震える声で訴えた。
大魔導士ヴィクトルが眼鏡を押し上げ、奪い取った黒い羊皮紙を開いた。
「先遣隊は我々が撃退しましたが、ソフィア王女は『永久氷眠の呪い』にかかり、いかなる治癒魔法でも目覚めない昏睡状態に陥っています! この古代の魔導書によれば、王女の魂は氷の夢に閉じ込められており、日没までに呪いを破る方法はただ一つ……『魂の本能を嗅覚から直接呼び覚ます、海と大地の恵みが融合した地上最高の料理の香り』を嗅がせることだけなのです!」
アルデバラン国王は小麦粉の舞うカウンターの前で両膝をつき、俺の両手を握りしめた。
「アンジェロ殿! 孫のソフィアは幼い頃から南の海が大好きだった! どうかそなたの料理の香りで、あの子の命を救ってはくれまいか!」
俺は涙を流す老王を見つめ、それから肩の手拭いを外してエプロンの紐をキュッと締め直した。
「顔を上げてください、陛下。この『新ナポリ』で、子供を泣かせたり、食い物の嫉妬で戦争を仕掛けるような卑怯者の思い通りにさせてたまるかよ」
俺の瞳に、485℃の炎が宿った。
「王女様が海を愛していて、夢の世界の扉をぶち破るほど強烈で神聖な香りが必要なら……ピッツァじゃ足りねぇ。アマルフィ海岸とナポリ湾が世界に誇る魚介パスタの絶対王者――手打ちの『シャラティエッリ・アイ・フルッティ・ディ・マーレ(新鮮なミニトマトと海の幸のシャラティエッリ)』を作るぞ!」
「シャ、シャラティエッリですと!?」とヴィクトルが目を見張った。
「生地の中に最初からバジルとチーズと牛乳を練り込んで手で切る、ナポリ伝統の極太ショートパスタだ!」と俺は説明した。「パスタの粉も、ミニトマトも、ニンニクも、パセリも、アマルフィのレモンも俺の進化した『無限食材庫』にある! だが、呪いを砕くほどの香りを生み出すには、この世界で一番新鮮で魔力が詰まった『最高の海の幸(貝と甲殻類)』が必要だ! 昼までにどこで手に入る!?」
レオとヴィクトルが鋭い視線を交わした。
「新ナポリの南、王宮の転移陣で飛んだ先に、神話級ダンジョン『海底大迷宮・蒼きポセイドニア』の入り口があります!」とヴィクトルが叫んだ。「あそこには地上では絶対に獲れない伝説の魚介モンスターが生息しています! ですが師匠、入り口は人間嫌いの『海神ネプトゥーノ』によって封印されており、三百年間誰一人として中に入れてもらえないのです!」
「三百年間、そいつに本物のナポリピッツァを食わせた奴がいなかっただけだろ!」
俺は窯ベラ(パーラ)を引っ掴んでニヤリと笑った。「行くぞお前ら! その海の神様の鼻先に、俺の店をぶつけてやる!」
◇ ◇ ◇
十分後、王宮の転移陣を使って南の白い断崖へと降り立った俺たちの目の前で、荒れ狂う蒼い海が真っ二つに割れた。
轟音とともに波間から現れたのは、身の丈十メートル、海の泡のような白い髭を蓄え、黄金の三叉槍を手にした巨大な神――『海神ネプトゥーノ』だった。
「立ち去れ、陸の虫けらどもよ!」
海神ネプトゥーノが咆哮し、二十メートルの高波が断崖を揺らした。
「この海底迷宮は余の神聖なる庭園である! 貴様ら陸の人間は海の恵みに対する敬意を知らん! 魚を釣っても真ん中の身だけを切り取って頭も骨も捨て、ただ火で肉を焦がすだけの野蛮人どもに、我が海の宝は一粒たりとも渡さんぞ!」
レオとゴランが武器を構えようとしたが、俺は片手を上げて前に出ると、波しぶきのかかる岩場に向かって右腕を突き出した。
「――開店だ!」
――ゴォォォォンッ!!
海神の目の前の岩場に、485℃の銅張りの薪窯が燃え盛る【伝統のナポリピッツェリア】が出現し、煙突から樫の薪の甘い煙が立ち上った。
「おい、そこのデカいフォークを持った親父!」
俺が白大理石のカウンターから怒鳴ると、海神もレオたちも目を点にして固まった。
「陸の人間が海の味を知らないなんて寝言を言う前に、八十秒だけそこで待ってろ! ナポリで一番古い伝統のピッツァが、なんで『マリナーラ(漁師風)』って呼ばれてるのか、その舌に叩き込んでやる!」
俺は48時間低温熟成させた生地玉を取り出し、大理石の上で一瞬にして丸く広げた。
その上に、手で潰したサン・マルツァーノ種トマト、極薄にスライスした新鮮なニンニク、野生の山のオレガノ、そして進化した【無限食材庫・極】から取り出した『ガエータ産の黒オリーブ』と塩抜きした『パンテッレリーア島のケッパー』を散らし、【485℃】の薪窯へと滑り込ませた!
「いいか、アンチョビ(片口イワシの塩漬け)を最初から485℃の窯に入れたら、強すぎる熱で魚が焦げて苦くなっちまうんだ!」
俺は窯の中で生地を回転させながら叫んだ。
七十秒後、縁が美しい豹柄の焦げ目をつけてぷっくりと膨れ上がった熱々のピッツァを窯から引き出す。
そして――トマトソースがグツグツと沸き立っているその真上に、俺は無限食材庫から取り出したばかりの『チェターラ産の肉厚な塩漬けアンチョビのフィレ』を放射状に並べ、バジルの葉と『サルヴァトーレ爺ちゃんのオイル』を三滴垂らした!
――ジュワァァァ……ッ!!
窯から出たばかりの90℃のトマトソースの余熱に触れた瞬間、生のアンチョビのフィレが海のバターのようにとろりと溶け始め、凝縮された青魚の旨味と塩気、焼けたニンニク、山のオレガノ、黒オリーブ、そしてケッパーの香りが一つになって大爆発を起こした!
その『特製アンチョビのマリナーラ』の香りの衝撃波が、海神ネプトゥーノの顔面を直撃した。
三叉槍を振り上げていた海神の動きがピタリと止まり、その大きな鼻がヒクヒクと三度震えた。
海神はみるみる自分の体を三メートルの人間サイズに縮めると、吸い寄せられるようにカウンターへ歩み寄り、俺が差し出した二つ折り(ア・リブレット)のマリナーラを震える手で掴んでかぶりついた。
――パリッ、ジュワァァッ!!
海神ネプトゥーノの蒼い瞳が、眼窩から飛び出さんばかりに見開かれた。
「な、なんだこの食べ物はァァッ!?」
海神は髭を震わせて絶叫した。
「香ばしく焼けた小麦の皮の上で、太陽を浴びたトマトの酸味と、この小さな青魚の切り身が溶け合っておる! アンチョビが焦げていないどころか、余熱で半生にとろけて、千の海の旨味を凝縮したような爆発的な塩気とコクを放っておるではないか! そこにニンニクと山のオレガノ、ケッパーと黒オリーブが重なって……わしは一万年の生涯で、これほど気高く海を表現した料理を食ったことがないぞ!!」
海神はわずか三口でピッツァを平らげ、指についたトマトソースとオイルまで舐め取った。
「人間よ、見事だ! ソフィア王女を救うため、貴様の仲間たちが我が海底迷宮の第一層で魚介を狩ることを許可しよう! ――ただし、条件が一つある!」
海神が指を鳴らすと、海面から白珊瑚で造られた豪華な野外厨房がせり上がり、真っ白な調理服を着た傲慢そうな半魚人の男――『海神の筆頭料理長・トリトン』が姿を現した。
「我が筆頭料理長トリトンは、深海の魔物の調理において自分に勝てる者はいないと豪語しておる!」と海神は豪快に笑った。「貴様の仲間たちが迷宮から持ち帰った海の魔物を使い、このトリトンとの料理勝負に勝ってみせよ! さすれば迷宮の魚介をすべて持ち帰ることを許そう!」
料理長トリトンが鼻で笑って俺を見下ろした。「陸のパン焼き職人め、海の恐ろしさを教えてやる!」
俺はテラコッタの深鍋を取り出し、ニヤリと笑った。
「面白い、受けて立つぜ! レオ、ゴラン、エレナ、ヴィクトル! 十五分やるから、迷宮の中の美味そうな海の幸を片っ端から狩ってこい!」
◇ ◇ ◇
海底迷宮の門が開いた瞬間、レオ、ゴラン、エレナ、ヴィクトルの四人はソフィア王女を救うため弾丸のように中へと突入した。
空気が満たされた海底洞窟に足を踏み入れた途端、天井の岩陰から何十体もの凶暴な軟体モンスターが奇襲を仕掛け、四人の首に絡みついて絞め殺そうとしてきた!
それは迷宮の名物モンスター『深淵の小皇クラーケン(ベビークラーケン)』――1杯200グラムほどの赤紫色の小ダコの姿をしているが、二列に並んだ吸盤と鋼鉄のように強靭な八本の足で冒険者の剣をへし折る危険な魔物だった。
「王女様の命がかかってる時に、俺たちの邪魔をする気かァッ!!」
ゴランが大盾でクラーケンの群れを弾き飛ばし、レオが『【深淵断ちの聖剣】』の精密な峰打ちと急所斬りで、身を傷つけずに一瞬で全滅させた。
さらに四人はわずか十五分で迷宮の浅瀬を駆け巡り、四つの巨大な籠いっぱいに「奇妙で極上の魚介モンスター」を満載して俺のピッツェリアの前へと戻ってきた!
一、さっきレオたちを襲って絞め殺そうとした小ダコ型魔物『深淵の小皇クラーケン(ベビークラーケン)』!
二、ダイヤモンドのように硬く輝く殻を持つ『金剛殻の竜アサリ』と『皇海トリュフ貝』!
三、手のひらサイズで漆黒の殻を持つ『海底火山の黒ムール貝』!
四、頭に濃厚なミソと魔力が詰まった『紅蓮の鎧スカンピ(手長海老)&深淵赤海老』!
「アンジェロ師匠、持ってきましたぞ!」とゴランが籠をドスンと置いた。「この『小皇クラーケン』の野郎ども、いきなり俺とヴィクトルの首に巻きついて殺そうとしてきやがったんです!」
俺は籠の中で輝く新鮮な小皇クラーケンを見て、目をハートにした。二列に並んだ吸盤といいサイズといい、ナポリ湾の『ポリペッティ・ヴェラーチ(本物の小ダコ)』と瓜二つじゃないか!
「ほう、俺の大事な親友たちを絞め殺そうとしただと?」
俺は拳をポキポキと鳴らして獰猛に笑った。「よし、ならそのお仕置きとして、こいつらはナポリの漁師町サンタ・ルチアの秘伝――『ポリペッティ・アッラ・ルチアーナ(小ダコのルチアーナ風煮込み)』にして、そこの料理長を沈めてやる!」
向かいの調理台で、海神の料理長トリトンが腹を抱えて大笑いした。
「ハッハッハ! 小皇クラーケンを短時間で料理するだと!? 愚かな人間め、そのクラーケンの筋繊維は魔法のゴムのように硬く、頭と皮には苦い瘴気と墨が詰まっておるわ!」
トリトンは小皇クラーケンを掴むと、なんと一番旨味のある『頭と皮と足の付け根』をすべて切り落として廃棄用のゴミ箱へ投げ捨て、足の先端だけを「百リットルの沸騰した薬草の湯」に放り込んで、水圧魔法で十分間グラグラと茹で上げて氷の上に盛り付けた。
だが、それを一口食べた海神ネプトゥーノは退屈そうに眉をひそめた。
「……トリトンよ、確かに噛み切れるようにはなったが、大量の湯で茹ですぎてタコの味がすべて抜けておる。ただの味のしないゴムだ」
「当たり前だ! 一番美味い頭と皮を捨てて、大量のお湯で旨味を全部洗い流したんだからな、この料理犯罪者め!!」
俺はこめかみに青筋を立てて怒鳴ると、頭も皮もついたままの『丸ごとの小皇クラーケン』を綺麗に洗い、蓋つきの大きなテラコッタの深鍋を取り出した。
湯を沸かしていないのを見て、トリトンが鼻で笑った。「おい人間、鍋に水も入れずにどうやってその硬いクラーケンを煮る気だ!?」
「黙って見てろ! これがナポリの漁師に何百年も伝わる神聖な鉄則――『O' purpo s'adda cocere dint' all'acqua soja(タコはタコ自身の水の中で煮なければならない)』だ!!」
俺は冷たいテラコッタの鍋底にエキストラバージン・オリーブオイル、潰したニンニク2片、唐辛子、そして絶対に捨てない『イタリアンパセリの茎』を入れて弱火にかけた。
香りが立ったら茎を取り出し、水気を拭いた『丸ごとの小皇クラーケン』を並べ入れる。熱いオイルに触れて足がくるりと美しく丸まったところへ、辛口の白ワインを注いでアルコールを飛ばし――『水も塩も一滴も入れずに』重い蓋をピタリと閉めて、ごく弱火で十五分間蒸し煮にした!
十五分後、【ゼロ・ウェイストの錬金術】が発動した鍋の蓋を俺が開けた瞬間、トリトンと海神の目が飛び出た。
水を一滴も入れていない鍋の底に、クラーケン自身が汗をかいて放出した『赤紫色の濃厚な海のエキスと天然コラーゲン』がたっぷりと溜まっていたのだ!
「クラーケンが自分の海を出してくれたところへ、俺の【無限食材庫・極】の宝物を投入する!」
俺は半分に切った甘い『ミニトマト』、濃厚な『サン・マルツァーノのパッサータ(裏ごしトマト)』、『ガエータ産の黒オリーブ』、そして『塩抜きしたケッパー』を鍋に投入し、再び蓋をして二十分間コトコトと煮込んだ!
クラーケンの皮と頭から溶け出した天然のゼラチン質が、パッサータとミニトマトの酸味、黒オリーブとケッパーの塩気、そしてオリーブオイルと完全に乳化し、ルビー色に輝くドロリと濃厚な極上ソースへと変わる!
仕上げに刻みたてのイタリアンパセリの葉を振り、薪窯の熾火でカリッと焼いて生のニンニクをこすりつけた『パーネ・カフォーネのガーリックトースト』の上に、丸ごとのクラーケンと濃厚ソースをたっぷりかけて海神の前へと差し出した!
海神ネプトゥーノと料理長トリトンが、同時に一口食べた。
――ドゴォォォォンッ!!
あまりの美味さの衝撃に、背後の海が割れて巨大な水柱が噴き上がった!
「ば、馬鹿な……!!」
料理長トリトンがボロボロと涙をこぼしながら岩場にひざまずいた。「高圧で茹でても硬かった小皇クラーケンが、バターのように歯の下でほどける……! しかも水を一滴も使っていないから、タコの頭と皮の旨味が1ミリも逃げずに、この裏ごしトマトと黒オリーブ、ケッパーの濃厚ソースの中にすべて閉じ込められておる! ニンニクのパンと一緒に食べると頭がおかしくなりそうだ! わ、私の完敗です……この男こそ真の海の料理王だ!!」
海神ネプトゥーノはガーリックトーストで鍋の底を鏡のようにピカピカに拭い取って(スカルペッタして)平らげると、感極まって叫んだ。
「アンジェロの完全勝利だ! 迷宮の魚介をすべて持っていき、ソフィア王女を救うがいい! いや、余も一緒に王宮へ行くぞ、その『シャラティエッリ』とやらを余も隣で嗅がせてもらうからな!」
◇ ◇ ◇
転移陣で『新ナポリ』の王宮の大広間へと戻った俺たちは、黒い氷の結界の中で今にも鼓動が止まりかけている幼いソフィア王女のベッドの前に立った。
俺はベッドのすぐ脇に【伝統のナポリピッツェリア】の白大理石カウンターと高火力コンロを出現させ、すぐさま調理を開始した。
「全員よく見ておけ! これがアマルフィとナポリの太陽と海をそのまま生地に練り込む、本物の手打ちパスタ『シャラティエッリ・アイ・フルッティ・ディ・マーレ』の黄金レシピだ!」
俺は白大理石の上に、進化した無限食材庫から取り出した黄金の粉で山を作った。
分量は、寸分の狂いもないプロの黄金比だ。
・『再粉砕デュラムセモリナ粉』:400グラム。
・その中央のくぼみに、常温に戻した『新鮮な牛乳』:170ミリリットル。
・『全卵』:1個。
・すりおろした『パルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノのミックスチーズ』:40グラム。
・『エキストラバージン・オリーブオイル』:大さじ1杯。
・『天然海塩』:ひとつまみ。
・そして、包丁で細かくみじん切りにした『新鮮なバジルの葉』だ!
(※大事なルール:レモンは生地の中には絶対に入れない! レモンは最後のマンテカトゥーラが終わった後に上からすりおろす切り札だ!)
俺はこれら全ての材料を両手で力強く捏ね上げた。
常温の牛乳と卵のまろやかさ、40グラムの熟成チーズの旨味、そして刻んだバジルの爽やかな緑の粒が練り込まれた生地は、シルクのように滑らかで弾力のある塊へと変わった。
生地を少し休ませてから、長い麺棒で厚さ3〜4ミリほどの少し分厚いシート状に伸ばし、包丁で幅5ミリ、長さ10センチほどの「断面が四角く、スパゲッティより太くて短い短冊状」へとリズミカルに切り分けていく。これこそが、魚介のソースを極限まで絡め取る手打ちパスタ『シャラティエッリ』だ!
同時に、俺は海の幸の旨味を1グラムも無駄にしなかった。
『紅蓮の鎧スカンピと深淵赤海老』の殻を剥き、生の身を取り分けたあと、残った「頭と殻」をすべて小鍋に入れ、オリーブオイルと潰したニンニクで香ばしく炒めてから木べらでギュウギュウと押し潰し、白ワインを注いで濾すことで、濃厚な『海老の頭とミソの黄金出汁』を抽出した!
そして巨大なアルミのフライパンを火にかける。
エキストラバージン・オリーブオイルに潰したニンニクと唐辛子、パセリの茎を入れて香りを出し、そこへ『金剛殻の竜アサリ』『海底火山の黒ムール貝』『皇海トリュフ貝』、輪切りにした『小皇クラーケン』、そして半分に切った大量の『新鮮なミニトマト』を一気に投入した!
白ワインと、先ほどの『海老の頭の黄金出汁』を加えて蓋をする。
――パカッ! パカパカッ!
九十秒で、すべての貝が音を立てて一斉に口を開き、数千年分の海のミネラルと魔力が詰まった白濁スープがフライパンの中に溢れ出した!
俺は食べやすいように半分の貝の身を殻から外してソースに戻し、隣の鍋の沸騰した塩湯でわずか3分間茹で上げた『手打ちの生シャラティエッリ』を、硬めのアル・デンテで直接フライパンの魚介スープの中へと移した!
そこへ生のまま取っておいた『スカンピと赤海老の身』を加え(海老の身は最後の余熱で30秒火を通すだけで、プリプリで甘くとろける状態になる!)、火を完全に止めた。
刻みたてのイタリアンパセリの葉と『サルヴァトーレ爺ちゃんのオイル』を回しかけ、手首のスナップを効かせてフライパンを激しく煽る!
――チャッ、チャッ、チャッ、チャッ!!
牛乳と40グラムのチーズ、そしてバジルが練り込まれたシャラティエッリのザラついた表面から濃厚なデンプンが溶け出し、海老の頭のミソ、竜アサリと黒ムール貝のエキス、そしてフレッシュなミニトマトの果汁と完全に乳化して、麺の一本一本に琥珀色とピンク色が混ざり合った極上のクリームソースが絡みついた!
そして――マンテカトゥーラが完了した、火から下ろした最後の仕上げだ!
俺は『アマルフィ海岸の黄金レモン』とおろし金を手に取り、湯気を立てる魚介のシャラティエッリの真上から、黄色い皮の表面だけをサッサッと『直接すりおろして振りかけた』のだ!
加熱せずに最後のマンテカトゥーラの余熱の上からすりおろされた新鮮なレモンの皮が、熱気に出会った瞬間――!
【複合ユニークスキル発動:『ゼロ・ウェイストの錬金術』×『新ナポリの海神交響曲(香り出力1000%)』!!】
王宮の大広間全体に、暴力的なまでに爽やかで芳醇な「黄金の香りの津波」が炸裂した!
生地から立ち上るバジルと牛乳とチーズの甘い香り、貝と海老のミソが溶け合った濃厚な海の香り、弾けたミニトマトの酸味、そしてすべてを一つに束ねる『すりおろしたてのレモンの皮』の鮮烈なシトラスの芳香が、光の奔流となってソフィア王女のベッドを包み込んだ!
――パキィィィンッ……ガシャアアアンッ!!
アルデバラン国王と海神ネプトゥーノが息を呑む前で、ベッドを覆っていた『永久氷眠の呪い』の黒い氷がガラス細工のように粉々に砕け散った!
ソフィア王女の長いまつ毛がピクリと震えた。
その小さな鼻が、天国の香りを二度、三度と深く吸い込み……次の瞬間、大きな青い瞳がパッと見開かれ、広間中に可愛いお腹の音が響き渡った。
――グゥゥゥゥゥ〜ッ♪
ソフィア王女がベッドの上でガバッと上半身を起こし、バラ色に輝く頬で目の前の湯気を立てる大皿を凝視した。
「お、おじい様……!?」
王女は星のように瞳を輝かせて叫んだ。「私、暗くて冷たい夢の中を歩いていたのに……突然、海とトマトとバジルとレモンの世界で一番いい匂いが私を呼んで、どうしても食べたくなって走って戻ってきたの! ね、ねえ、今すぐ一口食べてもいい!?」
「ソフィアァァァッ!!」
アルデバラン国王が歓喜の涙を流して孫娘を抱きしめ、王女がフォークでシャラティエッリを口に運んで「美味しいぃぃっ!!」と笑顔を咲かせた――まさにその瞬間だった。
――ドガァァァァァンッ!!
大広間の巨大なステンドグラスの窓が外側から粉々に爆砕された!
舞い散るガラスの破片の中、バルコニーに降り立ったのは、黒いルーン装甲に身を包んだ五人の男たち――隣国『灰岩帝国』の黒幕である『マルファス黒公爵』と、四人の『対魔術殲滅将軍』だった!
「おのれ、たかが小麦粉の麺の匂いごときで、我が帝国の禁呪を破っただと!?」
マルファス黒公爵が血走った目で咆哮した。
「だが同じことだ! 貴様らの忌々しい『新ナポリ』がピッツァなどという下品な食べ物で我が帝国の市民と富をすべて奪い取ったせいで、我が国は破産寸前なのだ! 新ナポリの象徴であるその小娘を今この場で直接消し炭にして、貴様らの国を絶望に沈めてくれるわ! 死ねぇっ――『【黒き虚無の殲滅砲】』ォォッ!!」
五人の侵略者が放った巨大な黒雷の破壊光線が、ベッドの上のソフィア王女めがけて至近距離から放たれた! レオが剣を抜く時間すらなかった。
だが、奴らは大事なことを忘れていた。そのベッドのすぐ横に立っているのが誰なのかを。
俺は一歩前に出てソフィア王女の前に立ちはだかり、右腕を突き出して短く命じた。
「――開店だァッ!!」
――ゴォォォォンッ!!
コンマ一秒で、王宮の大広間のど真ん中に俺の【伝統のナポリピッツェリア(不可侵の聖域)】が丸ごと出現し、俺とソフィア王女、アルデバラン国王、海神ネプトゥーノ、そしてレオたち四人を店内のテーブル席へと完全に包み込んだ!
直後、城を吹き飛ばす威力の黒雷光線が、俺のピッツェリアのガラス窓にまともに激突した。
――チンッ。
戦車に小銭を投げつけたような情けない音が鳴り、黒い光線はガラス窓に煤ひとつ残さず霧散した。
「な、なんだと!? 我らの合体殲滅魔法が、ただの飲食店のガラス窓に弾かれただと!?」
マルファス黒公爵が驚愕に目を見開いたが、すぐに自分の黒い鎧の胸を叩いて高笑いを上げた。
「フハハハ! だがいつまでその殻に閉じこもっていられるかな!? 我ら五人の肉体と鎧には、あらゆる攻撃魔法と魔力スキルを100%無効化する『【絶対魔法無効】』の刻印が刻まれている! 大魔導士ヴィクトルの魔法も、剣聖レオの魔力斬撃も、我らにはかすり傷一つつけられん! 我らを倒すには、お前たちは弱すぎるのだよ!!」
俺は窓の外で勝ち誇っている五人の間抜けを一瞥すると、店内のテーブルでフォークを構えていたレオ、ゴラン、エレナ、ヴィクトルの四人の方を振り返った。
テーブルの中央には、すりおろしたてのレモンの皮が香る熱々の『シャラティエッリ・アイ・フルッティ・ディ・マーレ』が山盛りになった四つの大皿が並んでいる。
「おいお前ら、外の連中が『お前たちは弱すぎる』って言ってるぞ」
俺はニヤリと笑って顎で皿を示した。「シャラティエッリが伸びちまう前に全部食って、魔法を使わずにあいつらを掃除してこい!」
「「「いただきます、アンジェロ師匠ォッ!!」」」
レオ、ゴラン、エレナ、ヴィクトルの四人が、牛乳と卵と40グラムのチーズ、バジルを練り込んだモチモチの極太シャラティエッリと、竜アサリ、黒ムール貝、赤海老、小皇クラーケンの濃厚ソースを一気に頬張った!
その瞬間、四人の体内で『大地と海の完全なる融合』が起きた!
――ドゴォォォォォォォンッ!!
ピッツェリアの屋根を突き抜けて、神話の神々すら凌駕する蒼と黄金のオーラが四人の体から噴き上がった!
【極限進化発動:『新ナポリの海神シャラティエッリ』の完全同化を確認!】
【レオ・ゴラン・エレナ・ヴィクトルの全身体能力・純粋筋力・速度が『半神領域(+1000%)』へと限界突破しました!】
「ハッハッハ!! 魔法が無効だと? 誰が魔法なんて使うかよ!!」
タンクのゴランが、ダイヤモンドより硬くなった腕の筋肉を鳴らしてピッツェリアの扉を蹴り開けた。「このモチモチのシャラティエッリと魚介の旨味で、俺たちの単純な腕力は神様クラスに跳ね上がってるんだよ!!」
四人の将軍が瞬きをする間もなかった。
魔力を一切纏わせていない「ただの物理的なゴランの盾の体当たり」と「レオの大剣の腹(平らな部分)での殴打」、そして「ヴィクトルとエレナの超音速の拳」が閃き、わずか二秒で四人の対魔術将軍は鎧ごと吹き飛んで壁にめり込み、白目を剥いて気絶した!
ただ一人残された黒幕・マルファス黒公爵が、恐怖に顔を歪ませながら床から立ち上がり、全身に黒い対魔術バリアを張り巡らせて叫んだ。
「ば、化け物めェッ!! だが私には近づけんぞ! 私の鎧は武器の衝撃を吸収し、私の肉体は『この世のあらゆる魔法もユニークスキルも100%無効化する』のだ! どんな魔法も私には通じん!!」
俺はフライパンをカウンターに置いた。
エプロンで小麦粉のついた両手をゆっくりと拭いながら店の扉から出て、マルファス黒公爵の目の前まで歩いていった。
マルファスが俺を見て引きつった笑みを浮かべた。「な、なんだ貴様は、戦闘スキルゼロの料理人め! あの燃えるヘラのスキルでも使う気か? 言ったはずだ、私にはあらゆる魔法もスキルも効かんと!」
「安心しろよ」
俺は右肩をぐるりと回した。十五年間、毎日五十キロの硬い小麦粉の生地を手で捏ね上げ、毎晩何百枚ものピッツァ生地を「スキアッフォ(平手打ち)」で叩き伸ばしてきた、生粋のナポリのピッツァ職人の右腕だ。
「てめえみたいなクズに、俺の窯の薪もスキルも1ミリだって使う気はねぇよ」
俺はスキルも魔力も一切使わず、分厚いタコのできた大きな右の手のひらを大きく振りかぶると、マルファス黒公爵の左頬に――ナポリ伝統の生地伸ばし『スキアッフォ(職人の全力平手打ち)』を、渾身の力で叩き込んだ!!
――ズバァァァァァァァンッ!!!
王宮の天井が剥がれ落ちるかと思うほど凄まじい破裂音が『新ナポリ』の街中に響き渡った!
マルファス黒公爵の目玉がぐるんと裏返り、口から奥歯が二本宙を舞い、その体は独楽のように空中で三回転半してから、大理石の床にドゴォンッ!と顔面から叩きつけられた!
マルファスの腫れ上がった頬には、小麦粉で真っ白になった「俺の五本の指の跡(手形)」がくっきりとスタンプのように刻み込まれ、足先をピクリと痙攣させたまま完全に失神していた。
俺は手のひらについたセモリナ粉をフッと吹き飛ばし、気絶した黒公爵を見下ろして言い放った。
「――お前は魔法には無敵かもしれねぇが、『これ(物理の平手打ち)』には無敵じゃなかったみたいだな!」
俺は衛兵たちに縄で縛り上げられていく黒公爵と将軍たちを指差して吼えた。
「目が覚めたら、お前らの皇帝によく伝えとけ! お前らの国の人間がみんなこっちへ来るのは、戦争や陰謀のせいじゃねぇ。『食』っていうのはな、人を傷つけるための道具じゃねぇ……人と人を繋ぐ『絆』であり、愛なんだよ! それが分からねぇ奴は今すぐ元の国へ帰れ! ここ『新ナポリ』じゃ、食べ物を粗末にする奴と、他人の飯の邪魔をする奴は、未来永劫お断りだからな!!」
大広間全体から、王宮が揺れるほどの大歓声と拍手が巻き起こった。
すっかり元気になったソフィア王女とアルデバラン国王、海神ネプトゥーノ、そしてレオ、ゴラン、エレナ、ヴィクトルの四人が笑いながら俺の周りを取り囲み、俺たちは再びピッツェリアの中へと戻ると、焼きたての『パーネ・カフォーネ』をちぎって、フライパンの底に残った魚介とレモンのシャラティエッリのソースを最後の一滴まで仲良くスカルペッタ(拭い取り)して平らげたのだった。
【特別番外編3・完】
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■ お家で再現できる!アンジェロの本場ナポリ&アマルフィ秘伝レシピ ■
【手打ちシャラティエッリ・アイ・フルッティ・ディ・マーレ(魚介と新鮮ミニトマトのシャラティエッリ/4人前)】
<手打ちシャラティエッリ生地の黄金配合>
・再粉砕デュラムセモリナ粉(セモラ・リマチナータ/または00番粉):400g
・牛乳(必ず常温に戻したもの):170ml
・全卵:1個
・すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ(またはパルミジャーノとペコリーノのミックス):40g
・エキストラバージン・オリーブオイル:大さじ1
・新鮮なバジルの葉(細かくみじん切りにする):数枚分
・塩:適量
(※レモンは生地には入れず、最後のマンテカトゥーラが終わった後に皮だけをすりおろします!)
<魚介ソースの材料>
・お好みの殻付き貝類(アサリ、ムール貝など)&海老、イカ、小ダコなど:合計600〜800g
・新鮮なミニトマト(半分に切る):250g
・ニンニク:2片(潰す)
・辛口白ワイン:半カップ
・イタリアンパセリ(茎とみじん切りの葉)、唐辛子、エキストラバージン・オリーブオイル:適量
・【最後の魔法】無農薬レモン(仕上げに表面の黄色い皮だけをすりおろす):1個
【黄金の作り方】
1.【生地を捏ねて切る】ボウル(または作業台)に粉400gを入れ、常温の牛乳170ml、全卵1個、すりおろしチーズ40g、エキストラバージン・オリーブオイル大さじ1、塩、みじん切りのバジルを加えて10分ほど滑らかになるまでしっかり捏ねる。30分休ませたあと、麺棒で厚さ3〜4mmに伸ばし、包丁で幅5mm×長さ10cmほどの短冊状に切る(これが本物のシャラティエッリ!)。
2.【魚介の旨味を引き出す】海老の頭や殻があれば少量のオイルで潰しながら炒め、白ワインと水少々を加えて濾し、濃厚な出汁を取っておく。フライパンにオイル、ニンニク、パセリの茎、唐辛子を入れて熱し、アサリやムール貝、イカやタコ、半分に切ったミニトマトを入れ、白ワインと海老の出汁を加えて蓋をし、貝が開くまで蒸し煮にする。
3.【マンテカトゥーラと最後のレモン】塩湯でシャラティエッリを約3〜4分茹で上げ、直接2のフライパンへ移す。海老の身を加えてサッと火を通したら「火を完全に止め」、刻んだパセリの葉と生のオリーブオイルを加えてフライパンを激しく煽り、パスタのデンプンと魚介の汁を乳化させる。
4.【仕上げ】マンテカトゥーラが終わった最後に、上から「新鮮なレモンの皮」を直接すりおろして完成!バジルとチーズと牛乳が練り込まれたモチモチの麺と魚介、爽やかなレモンの香りの爆発をお楽しみください!
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特別番外編3を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
アマルフィ海岸で生まれた伝統の手打ちパスタ『シャラティエッリ』は、セモリナ粉(または00番粉)400gに対して常温の牛乳170ml、全卵1個、すりおろしチーズ40g、エキストラバージン・オリーブオイル大さじ1、塩、そして刻んだ新鮮なバジルを生地自体に練り込むことで、普通のパスタにはない驚くほどのモチモチ感と風味が生まれます!最後にマンテカトゥーラを終えてからレモンの皮をすりおろすことで、魚介とミニトマトの旨味が何倍にも引き立ちますので、ぜひお家でも試してみてください!
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▼【本作のアンジェロが現代の香港&東京で大活躍するレシピ物語!(連載中)】
『香港30階の三つ星店でピンセット料理に飽きたVIPが『イタリア人シェフのおまかせで』と注文したら~ナポリ出身の現役シェフが教える、世界一美味しくて家でも作れる本場の秘密レシピ物語~』
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ボナペティート&グラッツェ!




